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ドキドキの初マラソン前夜★20120602

マラソンに挑戦することを決意してから早3か月。ここまで色々あった。

そしていよいよ明日に迫った東京喜多マラソン。

マラソン大会には、出場前にゼッケン等を受け取るための受付が必要な大会と、それらが事前に送付されるため受付不要な大会とがあり、この大会は受付が必要であった。

そしてその受付は、大会前日もしくは当日のどちらか好きな方が選べ、私は今日は仕事が休みのため、前日受付に行くことにした。当日は混むであろうことと、大会会場周辺の下見ができるからだ。

自宅最寄り駅から日暮里まで行き、舎人ライナーに乗り換え足立小台で降りる。早速トイレをチェックする。きれいそうでよかったが、数が少ない。明日使うようであれば並ばないといけないだろう。

会場に向かう。駅を出てすぐ河川敷に出ると、あとは荒川の土手沿いにまっすぐだ。およそ1.5キロ。歩いて15分といったところか。

私以外にも前日受付に来たらしき人がちらほらいて、後について行って同じように受付を済ませる。ゼッケンと参加賞を受け取った。そしてまた来た道を引き返し、帰宅する。

家に着き、改めて参加賞を確認する。

まずはトートバッグ。ぱっと見、なかなか良さげであるが、「大会名、主催者名、電話番号」がばっちり印刷されている。まあ、それはいいとしよう。
しかしその印刷が微妙に、いやはっきりと斜めにずれている。バッグには縦横に模様のように線が入っているため、そのずれが際立っている。
なぜだ、なぜなんだ。誰もおかしいとは思わなったのか。
そんな細かいことは気にしない大らかな主催者なのか。なるほど。

そしてタオル・・・い、いやこれは手拭いだ。びっくりするぐらい生地が薄い。まるで昭和の銭湯を思い起こさせるような薄い生地。
そう、これはタオルではなくあくまでも手拭いなのだ。
なるほど、これで大会後に銭湯に行けということか。
大会協賛に「湯屋わっしょい」とある。納得だ。

前回大会のレポにあった、「クオリティの低い参加賞」。
なるほど。これがこうということは、他のレポも・・・。
明日が楽しみだ。

明日着ていく物、シューズも準備する。
シャツにゼッケンを付ける。
初めての経験だ。

いよいよ明日、私はマラソン選手になるのだ。

少しずつ実感が湧いてくる。

そして一番大切なシューズ。
これまでずっと履いてきたアディダスのレスポンス。しかしこの3か月間の練習ですっかり靴底がすり減ってしまい、クッションも衰えてしまったようだ。そのため、全く同じシューズの色違い、新品の白のシューズを少し前に購入していて、それを大会で履くことにした。

気持ち的にはこれまで3か月間、苦楽を共にしてきた黒のシューズで走りたかったのだが、
『俺のことはもういい。明日は新品の白で思う存分走ってくれ。』
と黒シューズが私に語りかけてきている気がして、その言葉に甘えて白の新品の方にすることにした。
色違いとはいえ、全く同じシューズ。黒の分までしっかり走ってくれることだろう。

さて、明日の天気が気になる。予報では雨っぽい。雨の中走った経験はほとんどない。雨の中42キロ走ることを想像すると不安になってくる。しかし、どんな天気であろうとやるしかない。

布団に入る。
緊張して眠れそうにない。
しかし、以前どこかで読んだ、
「眠れなくても気にするな。目を閉じて横になっているだけでも、体の疲れは充分取れるから。」
という言葉を思い出す。

そっと目を閉じる。

いよいよ明日、マラソンデビューだ。


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