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山口拓朗「残念ながら、その文章では伝わりません」

・本書は、出版社で6年間、編集者・記者を務めたのちに独立。21年間で2800件以上の取材・執筆歴を誇る。現在は、執筆活動に加え、講演や研修を通じて、文章力やコミュニケーション力をテーマに、その日から使える実践的ノウハウを提供する著者が、文章の書き方だけでなく、書く前の準備方法や、書くために必要な情報の集め方など、文章作成にあたり大切なこと(ノウハウなど)を紹介した1冊。
・こちらの本は、あらゆる文章(報告書、企画書といったビジネス文章・ブログ、FacebookなどのSNSに投稿する文章・趣味で紡いでいる小説やエッセイなど)に活かすことができる。

・文章を書くときに、著者がいちばん大切にしていること。それは「読み手本位」である。
・世の中の大半の人が「書き手本位」で文章を書いている。書き手本位の文章とは「書きたいことを書きたいように書く文章」のことである。
・一方、読み手本位の文章とは、読み手のことを第一に考えて書く文章のことである。
・読み手本位を実践に移すためのポイントとして、
①読む人が知りたいことを書く
②読む人が納得するように書く
③読む人が興味をもつように書く
④できる限りわかりやすく書く
が挙げられている。
※書く前の準備で大切なことについての詳細は、本書をお読みください。

文章のノウハウの事例(一部)
◇主語と述語をねじらない
・主語と述語が正しく対応していない文章を「主語と述語がねじれた文章」という。
×NG文
「私の目標は、東京マラソンに出場して、4時間以内にゴールします。」
◯改善文
「私の目標は、東京マラソンに出場して、4時間以内にゴールすることです。」
・NG文は、主語の述語がねじれている。一方、述語を主語に正しく対応させた改善文では、違和感が消える。
・また、一文が長くなるほど、主語と述語がねじれやすくなる。一文が長くなってしまったときは、主語と述語が正しく対応しているか、よくチェックすること。
※主語と述語のねじれを防ぐ方法ならびに、その他の事例についての詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「書く前の準備で大切なこと」という序章から始まり、「もっと早くわかりやすい文章を書く」「説明に困らない文章を書く」「文章テンプレートを使って速く書く」など合計5章で構成されており、"わかりやすさ"を最重要視した内容となっている。上手な文章を書きたい方は、本書に収録されている、「書き方の基本&コツ」を実践してみてください。

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