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西野精治「図解 眠れなくなるほど面白い睡眠の話」

・本書は睡眠の専門医である著者が、睡眠の正しい知識を活かして、「ぐっすり睡眠」を目指し、心地よい眠りと覚醒を手に入れることを目的とした1冊。

・睡眠時間が短いほど、感染症の発症率は高くなる。良質な睡眠を十分に取ることで、免疫機能を向上させ、感染症にかかりにくくなる効果があると言える。睡眠時間5時間未満の人は、7時間以上の人の約3倍感染症にかかりやすい。

・90分の倍数の睡眠がベストとは限らない。睡眠周期は個人差があり、体調によっても乱れる。睡眠周期(スリープサイクル)に合わせるより、睡眠そのものの改善をすることが、スッキリ目覚めるコツである。レム睡眠(脳は起きているが体は眠っている浅い眠り)の時に起きるのがベストなタイミング。

・睡眠時間は短すぎても長すぎてもよくない。「量」ではなく、「質」を意識すること。逆に長時間睡眠(9時間以上)は、活動量の低下を招き、結果として肥満や脳卒中、心臓病などの発症リスクを高めてしまう。

・睡眠の仕事は、
①脳をしっかり休ませ、体をメンテナンスする
②自律神経やホルモンバランスを整える
③記憶を整理して定着させる
などがあり、本書では主に5つ紹介されている(残りは本書をご覧ください)

・一番大切なのは入眠から「最初の90分」である。最初の90分の質が良ければ、6時間睡眠でもすっきり目覚められる可能性も高い。8時間睡眠をしてもノンレム睡眠を妨害すると、眠りの質が悪くなる。

・本書では、「つい話したくなる睡眠の新常識(日本は世界一眠らない国など)」、「睡眠の最新科学的メカニズム(意外と知らない睡眠障害の数々など)」、「黄金の90分の質を高める極意(体内時計をリセットする方法など)」、「お悩み別睡眠アドバイス(快眠になるための寝具の選び方・運動習慣など)」を中心とした内容となっている。

睡眠はとても大事なので、多くの方々に読んでもらいたい1冊です。

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