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小規模物流センターのマテハン機器・・適材適所の配置とエンジニアリング力発揮

自動化・省力化・・・単純に機械化すればいい訳でもなく・・

 機械化・自動化・省力化というと・・・
単純に機械をおけば効果を発揮するわけではないです。

 物流での自動化を考えた場合、言葉の通りにスムーズに物が流れいくことが大事です。
川でよどみができれば、そこで滞留します。
そうすると、水質が落ちてきれいな水とは言えなくなります。

 それと同じように物が適切な機能処理をされて流れいくことが大事なのです。

単独メーカーだけの装置で完結するのか?

 マテハン機器メーカーはいろんな装置を販売しています。
では、その装置をおけば全てが解決するのか?

 多分、しないですね。

 現場は様々な要素があります。
物流現場は、イレギュラーの塊です。
一定の物を処理できる所やエリアはかぎられています。

 じゃあそのエリア、またはその一部が自動化されればいいのか?
これも駄目です。

 単独メーカーの商品だけでは、解決しにくい場面が実に多いのです。

いろんなメーカーのものを適切に配置して物の流れをつくる

 では、いろんなもののメーカーの装置を適材適所に配置すれば解決する・・・

 確かにそうですね。
解決しそうです。

 解決しそうなのですが、現実的にはまだ厳しいです。
1)いろんなメーカーの装置を適切にまとめるには専門家が必要
2)頼んだ専門家が本当に必要な装置を配置していくか疑問
3)できる専門家がかぎられている

 いずこも人材不足です。

 現在、マテハンメーカーはどこも忙しいと思います。
ですので、仕事を選びます。
仕事を選びますので、魅力がない仕事・・・
そのマテハンメーカーにとって旨みがない仕事は請けません。
これが現実です。

小規模物流センターは旨みがない・・・だから自動化も進まない

 大手マテハンメーカーとて、できる仕事量はかぎられています。
ですので、仕事を選ぶのはわかります。
営業にとって、仕事を断ることも大事な仕事です。
請けるより、断る方が難しい。

 単に断れば遺恨を残します。
遺恨を残せば、それがまわりまわって自分の所に跳ね返ってくる・・・
よくあることです。
ですので、上手に断らないといけないのです。

 まあ、そういう事情もあり、本当に自動化が必要な小規模の現場が自動化されにくいのが必然になっていくのです。

マテハンメーカーの中には、私利私欲に囚われない思想の人財もいます

 私が、前職で最後の方におつきあいしていたマテハンメーカーやそれに付随する企業の中には私利私欲に囚われすぎない方もいました。
その上で、その市場をブルーオーシャンとして位置づけチャレンジしていこうとする・・・

 如何せん、1社だけの力ではたかがしれています。
複数のメーカーを束ねていくには、そういう人財が必要になります。
その人財は、やはりどこかのマテハン企業に所属していては難しいですね。
適材適所の判断をしていく・・・

 企業の中には優秀なエンジニアリングができる方もいます。
しかし、自社の製品使用に当然のように拘るので中途半端なものができるのです。

 優秀な人財は、何も物流の技術的なプロでなくてもいいと思います。
まずは、熱い理念と実現するための実行力・・・
そして、メーカーを束ねる調整力と段階をおって進めていく中で発生する問題の対処力です。

 幸いなことに、今は物流の素人の方が新しい息吹を吹き込んでいます。
いろんなベンチャーも参入しています。

 市場はまだまだブルーオーシャンです。

 あなたも物流市場を見つめてみませんか?
真の中国勢にも負けない日本の底力を発揮しましょう。

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