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YAWARA! アニメ✖️マンガ比較 第三十話 合格発表は荒れ模様

アニメおすすめ度 ★★★★☆

三葉女子短期大学の受験日以降、松田のことが急に気になり始める柔。
しかしながら松田のなんとも不器用というか・・・。
心から柔の幸せを願いながらいらんタイミングで「取材」とか言ってしまう。
そんな松田の態度にあっちに傾いたり、こっちに傾いたりしてしまう柔。
完全に今回はラブコメなわけなのですが。

そんな揺れ動く柔、マンガ版と決定的に描かれ方が違うのが合格発表を見る直前。
後ろから肩を叩いた誰かの手に対して、マンガ版ではただ驚くだけの柔。
アニメ版では頬を赤らめて「ま・・」と明らかに松田の登場を期待していたようなリアクション。
ちょっとしたことだけど、この表情が入ることで明確に松田を意識している柔が存分に出ているわけです。
で、その後にくるのが柔、松田、風祭、邦子の4人で繰り広げられるごちゃごちゃな食事シーン。
明らかにお互い意識し合った感じで会話をする松田と柔。
ちょっとした一瞬一瞬に顔を赤らめる二人のカットが入ったりで、なかなかに胸キュンなわけなのです。
そんな一連の、お互いに意識し合った感じが出てからの・・・今回のラストシーン。
非常にロマンチックな音楽演出も相まって・・・からのいらんことを言う松田。
止まる音楽、盛大に柔に投げ飛ばされる松田。
ラブコメとして完璧なオチまでついているわけなのです。
マンガ版ではこの部分、ラブコメ感が薄いのですが・・・。
アニメ版ではそこはきっちりコメディとしての演出が冴え渡っていて、きちんとギャグに見える、というあたりが今話のツボなのかな、なんて思うわけなのです。

あと、マンガ版ではこの頃完全に過去の人となり物語終盤まで出番のない須藤がここで再登場したりしてます。
かなり残念な登場の仕方だったけどね・・・。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 井上敏樹
絵コンテ・演出 藤原洋英
作画監督 北尾勝

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