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YAWARA! アニメ✖️マンガ比較 第二十五話 恋と受験と柔の気持ち

アニメおすすめ度 ★★★★★

憧れの風祭が本阿弥さやかのフィアンセだということを知りショックを受ける柔。
行き所のない怒りが柔道にも、私生活にもそのまま現れ・・・。
イライラした柔が非常によく出ていて最高な一話なのです。

と、イライラした柔の話の前に、風祭邸にてさやかと鉢合わせてしまうシーンが最高!
泣きながら風祭邸をあとにする柔、マンガ版ではほんの1ページほど、一瞬で終わってしまうシーン。
潤んだ目で部屋を後にし、走りながら段々と涙がこぼれる柔を非常に細かく描写。
それとすれ違うように描かれる松田のスピード感がまた良い。
階段を駆け上がるシーン、松田視点で描かれるのがまた力強くていいですね。
で、どうしても松田の勢いに目がとられてしまうこのシーン、最後に泣きながら街中を走る柔を描くことで、きちんと柔の切なさも描写されている。
言われてみるとマンガ版、ここでの柔のショックがサラッとしすぎなのよね。
そこが上手く補填されている感じ。

で、その後の柔のイライラしている感じも非常に秀逸。
柔道シーンの柔の技の「力技で押し切っています」と言う感じが絵的にも説得力がある描写で描かれている。
その後の息が上がっている感じもそこに出ている。
その後の食事シーンの黙々と食べる感じもまた良いですな。
滋悟郎の一言「お前はすぐ顔に出る」が絵としてきちんと説得力がある、非常に楽しい一話なのでした。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 高橋義昌
絵コンテ 坂田純一
演出 森一浩
作画監督 君塚勝教

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