めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第九十三話 春の予感?ふたりの心は熱いトキメキ!!
アニメおすすめ度 ★★★★☆
三鷹、こずえと曖昧なままになっていた人間関係も無事清算され、残された問題は裕作の卒業と就職!
それが立て続けに解決されていくところが描かれる今回。
そして、前話で曖昧なままきた裕作の告白に対する響子の回答が描かれるのが今回。
正直なところ後者が圧倒的に見ている側としては重要なのですが。
マンガ版では裕作の響子への告白後、二人がラブホテルに入る話が入ります。
そして、そこで裕作が惣一郎の存在を乗り越えられていない、そのために勃たない、という問題に直面する訳なのですが。
当然のことながらここはアニメ版でカット!!
性的な内容を描かずに、いかにして惣一郎の存在を乗り越えるか、を描かなければならない訳です。
アニメ版では惣一郎のことが乗り越えられない存在として描かれるのは響子の方。
朱美に尋問され、部屋に籠もってしまう響子。
一人暗室で口紅を塗るシーン、非常にサイコパス感があって怖いのですが・・・。
この部分はまるっとアニメ版オリジナルなわけです。
そして、それを乗り越えるのが今回のクライマックス。
アニメ版に近い描かれ方ではありますが、あくまで今回惣一郎を乗り越えなければいけないのは裕作ではなく響子の方。
響子と惣一郎のことを考えて不安になる裕作のセリフをバッサリカット。
やや突然気味ではありますが「私、もうどうしていいか分からない」という響子のセリフを挟む。
こうして、壁にぶち当たっているのは響子の方であるように演出。
それを優しく抱きしめる裕作でこの葛藤の乗り越えを演出するわけです。
マンガ版に比べるとちょっと弱い感じもしますが・・・!
仕方がないよね!描けないものもあるからね!!
そのあと、飲みの誘いを無視して、部屋のカーテンが閉められ・・・。
な辺りの婉曲な性的表現、いいと思います!えっち!!
ここまでの物語についてはこちら。
監督 吉永尚之
脚本 高屋敷英夫
コンテ 吉永尚之
演出 近藤英輔
作画監督 河南正昭
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