あしたのジョー２ アニメ✖️マンガ比較 第十七話 姿を見せた・・・大いなる標的
アニメおすすめ度 ★★★★☆
脚本 大和屋竺
コンテ さきまくら
新たなる強敵、東洋チャンピオン、金龍飛！
カーロス戦以降ジョーにとって強敵と描かれる人物との試合が行われてこなかったあしたのジョー。
久々に、長い長い戦いの物語がここから始まるわけです。
さて、マンガ盤とアニメ版、金とジョーの間にはかなりの違いが。
マンガ版では金にとってはただの防衛線でしかなかったジョーと金の試合。
アニメ版では金がジョーとの挑戦を熱望しているといった描かれ方になっています。
カーロス戦後すぐに丹下のもとに「矢吹ジョーの挑戦はいつでも受ける用意がある」と手紙を送っていた金。。
「金選手は母国韓国を出て試合をすることは滅多にないと・・・」と記者からのインタビューを追加することで匂わせな展開を追加。
最後には金が丹下拳闘クラブに直接乗り込んでくるという描写。
この三点を追加することでジョーは金にとってはただの相手ではない、と演出するわけです。
ここまででマンガ版以上にホセとジョーの因縁を描いてきたアニメ版。
金がジョーにとってただの「通過点」にはならないように巧妙な演出が加わっているわけです。
とは言え、金とジョーの試合開始までまだ数話・・・。
それまでに何が起こるのか、そこに至るまでの伏線も隅々に描かれているわけで、すごい・・・楽しみ・・・。
ここまでの物語についてはこちら。
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