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YAWARA! アニメ✖️マンガ比較 第十一話 柔人気で高校大パニック!

アニメおすすめ度 ★★★☆☆

前話が1989年、今回から1990年。
年をまたいだためか、いきなり雰囲気が変わった感じがしてならないのですが・・・。
これまでのタイトルの『ぢゃ!!』シリーズから物語を見ている第三者からの視点でつけられたタイトルに変更。
タイトルの背景も突然の地味さ・・・なぜそうなった。
そしてアニメ自体も少しテイストを変えてきた印象があるのです。
マンガ版である原作がそうだから、という部分もあるとは思うのですが。

この雰囲気の変更として一つ、大きく印象が変わったと思うのが柔の「技」の扱われ方。
ここまで一本ずつの技が相応の意味を持った上で描かれていたのですが、今回かなり雑な感じで登場します。
この技のシーン、マンガ版にはないシーン。
ラブコメなんかでよくある「主人公がぶっ飛ばされるシーンみたい。
らんま1/2とかラブひなでよく見るやつ的な。

これに加え、ギャグマンガっぽい要素がマンガ版から足されているのが新キャラ、須藤。
かなりマンガ版からの変更が見られます。
まず、髪色、まさかの赤。
そして初登場シーンはスクーターで柔道場に突入。
かなりのファンキーっぷり。
そしてことあるごとに人の顔の前で風船ガムを膨らましてつける、と人間離れした技を見せる。
これまでの登場人物とは違った、フィクショナルなキャラ設計になっているわけなのです。
そして、それに合わせるように各キャラクターも少しずつ描かれ方が変わっていくような・・・。
そんなバランス感の変更が見られる一話なのでした。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 高橋義昌
絵コンテ 森川滋
演出 滑川悟
作画監督 君塚勝教

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