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YAWARA! アニメ✖️マンガ比較 第十三話 柔の愛のメッセージ

アニメおすすめ度 ★★★☆☆

『ライバルへの挑戦権をかけた世紀の一戦!!』
と言うと主人公がライバルに挑戦すべく燃える話のように感じるわけなのですが・・・。
柔はもうとっくに決勝戦に進み、武蔵山高校柔道部の試合の様子が気になって自分の試合などどうでもいい感じ。
それに挑もうと試合にのぞむのは本阿弥さやかと藤堂由貴が柔との決勝戦を目指して激突する。
この本来主人公が直面するエピソードが柔以外の人物に起こるのが『YAWARA!』の面白さなのですが。
はたしてこの試合、アニメ版ではいかに描かれるのか!?

この試合、決着は言うなればさやかの執念の勝利。
綺麗に技が決まるわけではなく、泥臭く、気合と根性でさやかが勝利をもぎ取るのです。
その執念が映像として出て欲しいところなのですが・・・。
まずどうしても気になるのはさやかと東堂が寝技に入るシーン。
ここ、非常に気になる・・・。
転倒した両名が非常にチンタラと寝技に入る。
え?なんでこんなに余裕がある動きしてるの、二人とも?
ここはお互いが勝利をもぎ取るべくバチバチに戦っているのだから、倒れたら瞬時に寝技に入るか立ち上がるかしないと・・・。
そこの間の一瞬になんか気が抜けてしまう・・・。

で、最後には東堂を持ち上げて返し、押さえ込みに入るさやか。
ここもなんだろう、無駄な動きが多いと言うか・・・。
東堂を返しさえすればいいところを無駄に高くまで持ち上げ、返すシーンでは派手な効果音まで入る。
いや、こんなオーバーな動きいらんて・・・。
本当に勝利を熱望するのならこう言う部分で無駄に大きい動きはしない方が、と・・・。
どうしても勝利に固執しているということに説得力がなくなってしまっているシーンがちらほら登場するわけなのです。
これな、どうなんですかね・・・。
もう少し、本当に柔道をやるならどんな感じになるかを加味した映像にして欲しかったかな、と思ってしまったわけです。

ここまでの物語についてはこちら。

脚本 高橋義昌
絵コンテ・演出 森一浩
作画監督 君塚勝教

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