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閉業前の、ラスト・ラン。 ほとんど2ヶ月ぶりに 厨房からあたたかな音が聞こえ、 古い陶製…
6月初旬 広島で、「とうかさん」という お祭りがあったはずの頃 レストランの閉業が、 正式…
そのことに気づいたのは5月の中旬 みんなのタイムカードを 整理していた時のことでした。 …
パン屋に併設のレストランに、 「シェフ」こと 立派なコックさんが入りました。 年配の人な…
パン屋日記は、縁をつないでくれます。 パン屋日記を読んでくださっている 岡山のパン屋さん…
仕事中、休憩室の奥の倉庫から 補充用のドリンクを積み出していると 「iccaちゃん。これ持っ…
本当のパン屋日記は、 起・承・転・結ではありません。 起・承・転・転・転 転に次ぐ転です。 その「転に次ぐ転」の中で 怒ったり、笑ったり 人にやさしく されたりしているのです。 鬼ヶ島店から電話がかかってきたのは、 火曜日の朝のことでした。 「女子社員が1人失踪しました。 人が足りないので、誰か来てください」 いってらっしゃい、さようなら。 お昼前にして、早くも坂下先生とお別れです。 「鬼ヶ島店は、どうなってるんでしょうか。 (軍曹)さんといいその女子社員と
本当のパン屋日記は、 修羅場に次ぐ修羅場です。 ほっこりする暇なんて、一つもありません。 …
そのネコは、レストランの窓辺に現れました。 子どもよりは大きく、 大人よりは小さい真っ黒…
片手で抱っこするには大きすぎる男の子を 片手で抱っこしたお父さんが入店しました。 わたし…
パン屋のレストランに、 4人組のお客さまがいらっしゃいました。 初老の日本人夫婦と、初老…
パン屋の向かいにある 「おおもり精肉店」のおとうさんが、 横断歩道を渡っています。 おとう…
「めいちゃん、明日お休みなんだね」 「はい。明日は、保育園の遠足なので……」 なので、の…
26歳のめいちゃんは、 普段、わざと自分から 「おばちゃん感」や「母ちゃん感」を出して 明るく元気に働いていますが 本当は、まだまだあどけなさの残る 若い女の子です。 「めいちゃん、今日もかわいいね。 前髪がお人形さんみたいだ」 などと声をかけると、 いつもはあまり 褒め言葉を受け取ってくれない彼女も、 うれしそうに照れて笑いました。 ある日めいちゃんが、 半分に切った食パンをずらっと並べて こちらを振り返り 「iccaさん、かわいい?」 と、尋ねました。