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IBコンソーシアム九州地域セミナー       「MYPにおける概念理解教育の実践例」資料

 2024年2月11日(日)実施のIBコンソーシアム九州地域セミナーの分科会「MYPにおける概念理解教育の実践例」に関する資料です。


➊当日配付資料

 当日配付資料のPDFデータです。裏面の【IBの単元づくりや概念学習に参考になる書籍等】などのリストがあります。

➋当日スライド


➌私学教育研究所(2019)「調査資料」原稿

『地方の小規模中高一貫校の改革における「先進事例」導入の在り方---国際バカロレアプログラム導入に向けての経緯と現状』私学教育研究所(2019)「調査資料---学校改革 カリキュラム・マネジメント 教科改革」http://www.shigaku.or.jp/old/kenkyu/th30.htm

 IBを導入し始めたばかりの頃に書いたものです。本校の導入の経緯等が書かれています。

➍鹿児島修学館校内「IB通信」抜粋

 毎週校内の生徒・保護者向けに発行しているものから、今回の分科会テーマ「MYPにおける概念理解教育の実践例」に関係するものをいくつか抜粋します。
 「2023年度1月第2週」がセミナー当日にご紹介したものの全文です。


➎鹿児島修学館校内『IBハンドブック』抜粋

 主に生徒(特に中学1年生)向けに編集している『IBハンドブック』から、今回の分科会テーマ「MYPにおける概念理解教育の実践例」に関係するページを抜粋します。
 概念学習について「木」でたとえているところは、やはり概念の一面しか表せていません。レンズやサーチライトなど、概念を働かせる方向のたとえも補う必要があると思います。

➏アンケート結果・回答 抜粋

 ありがたいコメントばかりでした。とても報われました✨
「日本語がとても美しく」のご感想は、「本当に私のことをおっしゃっているのだろうか??」という感じです。

 「天」という字を書いてみるデモレッスンも印象に残ったと書いてくださっていました。このデモレッスンの紹介を承諾いただき、事前にオンラインで打ち合わせをして内容確認までしてくださった、さいたま市立大宮国際中等教育学校の佐々木優介先生にも深く感謝申し上げます。本当に伝わりやすい例だと思います。
 機会をいただいた文部科学省IB教育推進コンソーシアムにもあらためて、御礼申し上げます。ありがとうございました。

(MYPだけでなく、分科会➀の全て含めての結果)

Q 上記選択した理由をお聞かせください。
●概念を理解することの大切さを、実践例をもとに学ぶことができたから。
●概念理解教育について、具体的な例を示しながらご説明いただき納得しました。大変わかりやすく、色々な面で理解が進みました。ありがとうございました。
●今までに聞いた説明の中で一番分かりやすかった
●「概念学習」というものの難しさと奥深さを改めて感じました。生徒さんの実際の振り返り感想文なども見せていただき、概念学習をすると、ものの見方がクリアになるというか、どう見るか、ということの解像度が上がるのだな、と感じました。
●概念学習について自分だったらどう説明するかを考えることができた。
●概念の捉え方、考え方について非常に分かりやすく、概念について考えることができました。
 また、たくさんの資料をいただき、とても参考になりました。感謝しかありません。
●実例のあるプログラムは単なる説明ではないので イメージがわきやすく大変有益でした。
●新名主先生のお話が示唆に富んでおり、今後、生徒・保護者に「概念学習」について伝える際のヒントをたくさんいただけました。
 以前に学習した単元で扱った概念に触れながら書かれた「演劇鑑賞会」の感想文から、生徒さんの中で確実に学習の転移が起きている様子が伝わり、感動しました。
●とてもよくわかりました。
●日本語がとても美しく、声も素敵な先生でした。お話が入って来やすかったです。
 授業のデモをしてくださったり、周りの参加者とお話ししたり、楽しい一面、概念学習いう難しいトピックを、丁寧にご説明していらっしゃいました。
 ご自身の経験を活かしながら蓄積された情報や成果物をプレゼンにまとめ公開されているところにも、生涯学習者であることや、サービスの精神が感じられ、先生自らがIBのミッションを日々意識していらっしゃるのだと思いました。
●「豊臣秀吉」の話が非常に印象に残っている。一部の限られた知識ではなく、普遍性や国際的な視野を身に着けさせたいと思う。
●豊臣秀吉を知らずに育った子の話・模擬授業(天という字を書く)はとても印象的でしたし、それを体験してIBがどんなものなのか理解が深まりました。文献の詳細や資料をnoteに公開してくださったこと、感謝します。
●「概念理解」がこれからの国際化・VUCAの時代にどれだけ重要なのかを改めて感じました。
 また、評価の基準等が非常に難しいと考えていましたが、子どもたちがもともと持っていた「素朴な概念理解」が揺さぶられて、「修正・洗練・統合」されることを見取ることが重要である、という点は非常に興味深かったです。
 IBではない通常の探究科目においても、この「概念理解」は他者との協働や議論の前提として非常に重要であるため、今後の教育活動の中に率先して取り入れていくとともに、今後も学びを深めていきたいと思いました。

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