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アンスクーリング日記

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2020年6月の記事一覧

【禁止から自由になった学び】

【禁止から自由になった学び】

アンスクーリングでは
禁止ルールはなるべく作りません。
Noよりも、Yesをどれだけ言えるかを考えます。

暮らしの全てから学ぶには
子どもが自ら好奇心、探究心を持って
主体的に行動できる範囲が広いほど
学ぶことが多くなります。

子どもが主体的に行動した時
失敗するように見えることもあるでしょう。
そこは失敗してもいいと大人が勇気持つことです。
そして、意外と失敗しないものです。

失敗も学びと

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【持続可能な”教育”への問い】

【持続可能な”教育”への問い】

持続可能性(サステイナビリティ)という言葉が
広く知られてから久しい。

持続可能性は、地球環境の保全や生物多様性の維持をし、自然の循環を守りながら、人間が経済活動や発展も続けられることとして、私は理解している。

教育現場にいると、持続可能性について勉強する時間が必ずある。大抵の科目で触れられているのをみると、重要なことであるのは確かだ。

しかし、教育の中で、持続可能性について触れられていない

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【効果から自由になった学び】

【効果から自由になった学び】

アンスクーリングでは
何かの効果を狙って教育をすることはなく
暮らしの全てから学ぶ姿勢をもち、
学ぶ者が自由に効果を発揮します。
そのため何をもって効果とするかは、学ぶ者の自由です。

人の学びは複雑な要因が絡み合っており、
同じものを入れれば、同じものが出てくるわけではなく、
人が予想できないような物事との結びつきを
学ぶ者は発見していることもあります。

すなわち、一見寄り道に思えるようなこと

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【点数から自由になった学び】

【点数から自由になった学び】

アンスクーリングでは、点数をつけることがありません。
学ぶ者が今の地点から学び成長しているのかを大切にします。

一般的にテストの点数は、0〜100点が多いと思います。
しかし実際には、この間に収まらないケースが
多々あるのではないでしょうか。

0とはスタート地点ですが、
そもそもそのスタートに立っていない人もいるでしょう。
数値で表すならマイナス50のように
まだその前の段階の人もいるでしょう

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【となりのアンスクーリング:暇の作り方】

【となりのアンスクーリング:暇の作り方】

手帳の空白は、自由に使える未来時間です。

アンスクーリングを始めた頃
手帳の空白をみながら思いました。

時間の使い方を変えると
今ココにある声に耳を傾けられる。

予定がたくさん入っていた頃は
その予定の準備に「今」が使われていました。

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【必修から自由になった学び】

【必修から自由になった学び】

アンスクーリングには
「必修科目」がありません。
それ以前に、カリキュラムもありません。
何を学ぶかは、学ぶ者本人が決めます。

「必修」と聞くと必ず修得すべき大切なことに聞こえますが
それは、学ぶ本人の人生にとって、どれほど大切なことでしょうか?

カリキュラムにどれだけ必修科目があるか見てみたことはありますか?
学習の多くの時間が必修科目に当てられています。
今まで自分の人生を振り返り
自分の

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【記憶から自由になった学び】

【記憶から自由になった学び】

アンスクーリングでは、
覚えなければいけない必須知識はありません。

必要なことは、学ぶ者本人がそのタイミングで学んでいきます。

これからの時代は創造力が必要だと言われてから
何十年か経ちました。
暗記教育はいけないという話もあちこちで聞きます。

しかし、いまだに知識を記憶することから
抜け出せなくなっているのはなぜでしょうか。

その一つには、知識には覚える順番や
適性年齢があると思っている

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【優位性から自由になった学び】

【優位性から自由になった学び】

アンスクーリングでは
誰かと比較する評価は基本的にしません。

学ぶ者が自分自身を磨くために
今回はどうだったかというフィードバックを求めれば
フィードバックをします。

努力は自己研鑽のためにあるのであり
他者よりも優位になるためにあるのではありません。

世の中には、教育に関して
「これを〇〇才までに身に付けると学力が上がる」
「これは就職に有利」
という文言があります。

そういうことも中に

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教育はできないこと足りないことを変えるためにあるのではなく、学ぶ者が内なる声、魂の声をもとに知を探求し、それをサポートするために教育があるように。そうして学ぶ子供たちは、知に磨きをかけるため、学びを止めることはないだろう。

【暇から自由になった学び】

【暇から自由になった学び】

アンスクーリングは、
基本的に学校に通っていないので
学校がなくても、
子供の日常は大きく変わりません。

いただいた質問には
アンスクーリングの子供達は、
普段、何をして過ごしているのか?がよくあります。

時間割やカリキュラムがないので
その日によって違いますが
親が何かをしなければ行けないことはありません。

子供が好奇心を持ったものに対して
親がサポートするので
子供からの行動を待っていま

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【知っていることから自由になった学び】

【知っていることから自由になった学び】

アンスクーリングには、
先生もカリキュラムもありません。

学校に行かずに誰が教えるのか?というと
誰でもシェアすることができます。

教育は教育業界の専売特許ではありませんよね。

学校に通わずに学ぶことを選択すると
小さなうちは親がそばにいることが多くなると思います。

自分が知っていることを
今日はシェアしようということもできるでしょう。

そこで観ておきたいのは
子供がどこに興味関心を持っ

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【自分を自分として受け入れる】

【自分を自分として受け入れる】

娘が最近メイクを始めた。

はじめはお絵かきペンで顔を描き
その可笑しさを楽しんでした。

その次は私のメイク道具を使い
これかっこいい!と
カラフルなパレットを見ながら
これは何に使うの?と試していた。

娘がメイクに早くから興味を持つのを
私は嬉しく思う。

メイクは自分自身の魅力を引き出すもの。
自分の魅力は何か?

そういうポジティブで
自分が自分らしくいられるメイクを
美容ビジネスに影響

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【欠点から自由になった学び】

【欠点から自由になった学び】

アンスクーリングでは
学ぶ本人の「欠点」や「短所」に対して
それをなくすようにしたり
カバーするために勉強することがありません。

物事には全て両面があります。
欠点と思っていたことが
ある場面では活用できたり
長所と思っていたところが
逆に短所に転じることもあります。

そういった経験の中で
本人が「もっとこうなりたい」と思ったら
それをサポートするのがアンスクーリングです。

欠点や短所という

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【諭しから自由になった学び】

【諭しから自由になった学び】

良かれと思って、子供に
ついつい言い過ぎてしまうことは
ないでしょうか。

物事の道理を言い聞かせて
わからせてあげようという
大人の良心ですから
子供もある程度は
耳を傾けるかもしれません。

ただ、もしかしたら子供は
大人が持って来ようとしていた論点とは
違う点に関心を持っているかもしれません。

もし、子供の状況に
耳を傾けることから始めてみたら
どうなるでしょう。

もし、その場に
対話を

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