認める。
4年ぶりに別れた旦那と電話で話した。
お互い22歳で結婚し子供2人授かるも、13年目に別れた。
理由は私が我慢が出来なくなったからだ。
旦那は物に当たる人で、気に入らないことやイライラすると壁に穴を開けたり、そこらじゅうの物を蹴ったり、吠えたりする人だった。
家のこともなんにも手伝わない人だった。
私も手伝ってほしい!!と言って物に当られて余計な思いをするよりも、我慢してやる方が楽だった。
旦那を怒らせ、子供を連れてコンビニやスーパーで朝を迎えたことも何回かある。
寒くて情けなくて。
でも互いの実家に知られてしまったら、旦那の体裁が悪くなる。私が怒らせなければよかったと反省する
私がダメな女だから仕方ない、とも頭の片隅にあったし、されど旦那が仕事中に死んでくれないかなーとも心から願っている自分がいた。
ある日新しい職場で旦那の話をしたら、他の職員からの指摘で、私は可哀想な女だということに気づいてしまった。
普通じゃない家庭だと知らなかったのだ。
私はモラハラやDV被害者だったのだ。
それから何かがプツっと弾けてしまった。
私の自由が欲しくなった。
そんな私に気づいたのか否か、イライラしていた旦那はとうとう私に扇風機を投げつけた。
それからすぐに別居し、離婚をした。
4年ぶりに電話越しで話す元旦那は、付き合いたての頃の優しい穏やかな人になっていた。
そして私は気づいた。
私が彼をDV男に変えてしまっていたのだと。
互いにあの頃は未熟だったね、とか、そんなことしてたんだね、ごめんね、とか、素直に言い合えた。
今からの人生謳歌しようね、と話し電話を切った。
好きになった人を、自分の過去を、嫌いにならないでよかった。
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