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逆転生活、夜が好き。

2022年1月19日水曜日 13時08分

ベッドのそばにある広い窓から、レースカーテン越しに柔らかくあたたかな光が差し込み、遠くからは子どもたちの高く鋭い笑い声が聴こえてくる。平和で優しい昼下がりのこの空気に、私は何度心を奪われたことだろう。こんな私も、幸せを感じれるかも、と徐々に心が解けていく。複雑な感情がどこか遠い子どもたちの声のほうへと流れ行き、ただ今を生きる幸せがほんの少し見えてきたような気がするのだ。

今日のわたしは、珍しくこの時間に起きていて
ベッドの上に座って脚だけをいれた布団からわずかな温もりを感じながら、このnoteを書いている。

昨夜も、簡単には眠りにつけなかった。
目を閉じて、脳裏に浮かぶ不安や後悔、恐れに怯え続け朝になる。(これは“入眠障害”による症状なのだろうか。一度医師に診てもらいたいとは思っているが経済的に余裕がないため自力で解決できたらそれに越したことはないと考えているため、未だ診察は受けていない。)
眠れない夜がどれほど憂鬱で苦しいかは、恐らく説明が要らないだろう。瞑想のように口から息として全てを吐き出そうと試みるも、赤ん坊が遊ぶ玩具のティッシュ箱のごとく、私に潜む悪の根源たちは限度なく湧き出てくる。寝返りや唸り声などでは到底対抗できない。しかし、私は太陽がしっかりと昇るまで動き意思を分散させながら、ただ直向きににそれと戦い続けるのである。

そして、今朝は戦い抜いた末、太陽の光を浴びて


2022年1月24日水曜日 2時41分
この日、この時間、
気づけば私は眠りについていた。
逆転してしまってからは、そう簡単に元に戻せない。

正直、本気で戻そうと思っていないことも問題である。私は夜という時間が好きである以上、きっと変わらない。 

もう少しで私は、大好きな夜と別れなければならない。社会の人になるらしい。
今更どうにもならない、多分変わらない想像できない、想像したくもない近い未来。  


だから今くらい、どうか私に夜を楽しませて

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眠れない夜に

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