付き合ってもいないわたしたちの"これから"
つい数分前まで、ある1人の異性との関係に頭を悩ませていた。
そんな私はただの20歳、女子大生である。
前の記事で私は自分が例の彼のことをどう思っているのか、自分にとって彼はいったいどんな存在なのかという問いの答えへの手がかりをつかんだ気がした。ある程度はつかめているが、答えに辿りついたわけではないので、執筆しながら形になることを祈る。
よかったら下の記事を読んでから、この記事を読んでほしい。
あなたとわたし
びっくりするほど似ていて何でもわかる
初対面はちょっとしかしゃべってないね。いやほとんどしゃべってないかな。
まともに話して軽くお互いについて知ったときかなり衝撃だったよね。
そっちは自分よりもびっくりしてたんじゃないかな。運命感じてたんじゃない?
お互いの考えること感じること、なんだか手に取るように分かったよね。
超絶バフかかってめっちゃ合う!!!ってなってたね。
これって周りに向上心の無い現状に満足した文系しかおらんかったからこそ反抗心というか対抗心みたいなのと結束感が相まって余計仲良くなったと思うねん。
だから中身はなかったかもよ?こんなん言っても後の祭りやけどさ。
そうだとしても、お互いに深い友達がいなかったこともあっていい友達になれたね。孤独の傷を舐め合ったのは確かじゃない?こんな嫌味な表現をする必要なんてどこにもないけど。
なんだ、わたし今あなたを傷つけて、突き放そうとしているのね。
実は正反対かもしれず、全く何もわからない
何でもわかる、と思っていたけど時間の経過とともに違い、差異が目に付くようになってきたね。
なんだか分かり合えていると思っていたのに蓋を開けてみたら違う、みたいな気持ち悪い感覚だったよね。
ここで違いを受け入れることはできていたのかな。
あなたはどうなんだろう。その差異を楽しめていたの?
ちなみにわたしは楽しめてなかったね。
違いを受け入れられなくて、あるわたしの行動Aが60%の心理A(わたしの考え方)と40%の心理B(あなたの考え方)によって引き起こされたものだとしたら、なんとか心理Bを活性化させたり、あなたと同じだと認められたくてあなたの行動Bを予測してやってみたりもした。
そうなの。わたしたちは違う人間。
このことをもっと早く心の底から理解していなければいけなかったんじゃないかな。
友達以上恋人以上
わたしたちの関係っていったいなんだろねって話になったときにあなたはかなりの確率でこう言ったよね。友達以上恋人以上。うん。
「2人の男女で起こり得る関係」という全体集合から
「恋愛関係」という部分集合を引いたもの。
とも言ったよね。
あなたの中ではわたしは本当にナシだったからこそそう言えたのかな。
わたしはあらゆる可能性を捨てたくなかったから毎回ちょっぴりモヤモヤしてたよ。未来のことなんてまだわからんやんって。
そういうこと言うなら、「現時点では」とかつけて欲しかったな。
あなたが「付き合う」とか「恋人」とかをどれほど重視しているかわからんけど、少なくともそんな関係で結ばれた何かより自分を大事に思ってくれてると感じたのは気のせいなんかな。
100%気のせいってことはないはず。
だって、あなたのタイプの人じゃなくてあなたは私を選んでるからね。
運命的に合う友人を選ぶ自分に酔いしれていただけとか言われるともう返す言葉もないけれど。
わたしとあなた
自分の上位互換
一般的に、経歴だけで言うとあなたの方がハイスぺなの。
しかもあなたはわたしの苦手とすることをサラッとやってのける。かっこいいったらありゃしない。地頭良さそうやし、育ちに恥じるところなんてなさそうやし、なんだかんだ博識。
中身は正直とんとんかも知らへん。
2人ともまた違った面白さがあると思ってるよ。
性格の善し悪しとか全て考慮したらほんまに同点くらいと違うかな。
外見はどう考えてもあなたの方がいいよね。
うらやましい。わたしが勝てるところなんて1つしかないよね。
これも絶対的な勝負で勝ってるだけやから尺度を世間一般にしたら自分が負けるかもしらん。
こういうわけで、わたしはあなたに対してとてつもない劣等感を抱いているのです。
手が届きそうなのに、いくら頑張っても手の届かない存在。
憧れの存在
あなたになりたいとまで思うこともあったよ。なんなら今もあるよ。
だって、わたしがあなたならもっと人生謳歌するもん。
あなたの頭が欲しいし、あなたの肩書き、経験がほしい。
好きなことができるあなたの将来もうらやましいし、あなたの持ってるほとんどすべてをわたしは手に入れたい。
自分の方が思いが重い
あなたに対する期待がある。
将来成功してほしいし、幸せになってほしい。
なんなら自分が少しでも影響してたらいいのに、なんて。
だからこそ、目標に向かって頑張ってほしいし努力してほしい。
娯楽で日々を無駄にしてほしくない。
そんな俗物的なものにふける彼の一面を見たくないのだ。
なんでも完璧であってほしいと願うのはわたしのエゴだろう。いや、エゴでしかない。
将来を見据えてまともな生活してほしいし、生活力を身につけていてほしい。いつか一緒に住むかもしれないと思っていたから。
嫌われたくないし、拒絶されたくない。
原動力がこれになってる時点でもう何か間違ってる。
とにかくいろんな面で重い。うまく言葉にできない。
一生離れるつもりがなかったとか、最後は結ばれるつもりだったとか。
わたしのこれまで
あなたしかいないと思っていた
わたしのこれまでの人生であなたほどの男が自分に興味関心を持ってくれることなんてなかったように思う。
わたしの理想が高いのも原因の一つだとは思うが、これまでわたしのお眼鏡にかなう人はいなかったのだ。世間体と外野の目ばかり気にするわたしにとって、あなたはピッタリだったのだ。これまで好意を寄せてくれた人たちに比べて、恥ずかしいと思うところが格段に少ない。我ながら非常に失礼な考えだと思う。
これほどの人材がわたしに興味を持ってくれるなんてそうそうないはずだから、この人を手放してはいけないと固執していたところがあるように感じられる。
あなたよりいい人なんていないと思っていた
わたしのお眼鏡にかなって、
わたしに興味関心があって。
こんな人は他にいるわけないと思っていた。
現段階ではほかにそんな人を見つけていないけど、この先もその可能性を閉ざし続けるのは違うなと思った。
内向型人間ではあるが、Eのトビラをノックするときが来たかもしれない。
あなたはわたしを大切にしてくれるわけでもない。
あなたに対して感じる違和感がないわけでもない。
何より、あなたとの未来が今はもう見えない。
最初から見えていなかったかもしれないけど。
一生を共にしたいと思っていた
あなたがわたしにとって1番の人だと信じてやまなかったから、あなたから離れるなんてことはできなかった。
あなたとわたしならずっとお互いを高めあえると思っていたし、いい影響をたくさん与え合えるんじゃないかって信じてた。お互いがお互いの成長に一役買っていけると思ってた。
本気であなたと幸せな家庭を築くものだと思ってた。
病めるときも、健やかなるときも、手を取り合ってともに生きていくものだと思っていた。
ただ、あなたはそうではないみたい。こんなすれ違いは悲しすぎるし、わたしが報われなさすぎる。
あなたとの最終的な関係が悪くなるのを恐れて、身体の関係を持ちたくないと思っていたし、付き合うのは今じゃないと思っていた。別れるのが嫌で。
どんな形であれ、ずっと一緒にいたかったなぁ。
それくらい盲目で夢中だったんだよ。全く気付かなかった。
わたしたちが一緒にいるときの雰囲気を安定期のカップルとか熟年夫婦って例えるところ、嫌いじゃなかったよ。
わたしは何にも縛られたくないけど、あなたにならちょっとくらい縛られてもいいと思ったんだよ。言ってないけど。
あなたに求められ、認められ、好かれたかった
これに尽きる。
あなたからわたしへの矢印を感じるたびにわたしは嬉しかったよ。
これからもその矢印をどんどん太く、頑丈にしていってもいいんだよ。
その矢印をこっちに向けていいからね。
愛される準備をはじめる。
愛される覚悟は手に入れる予定。
たぶんまだ不十分。
わたし目線でのわたしたちの"これから"
あなた以外にも友人はいる
中学時代の友人、高校時代の友人、課外活動関連の友人、浪人期に出来た友人、大学の友人。
あなたと関わっている間はあなたに夢中になりすぎて周りが何も見えてなかったよ。あなたしかいないと思ってたから。
あなた以外の友人も大切にするし、そのうちの1人としてこれからはあなたのことも扱うからね。
あなた以外にももっと素敵な人はいるはず
わたしがまだ知らない世界はいっぱいある。
あなたの存在が足かせとなってそこでの出会いをすべて遮断するのはもったいない。
そう思えるようになったよ。
どう、成長じゃない?
これでちょっとは盲目じゃなくなったかな。
あなたはありとあらゆる存在の上位互換ではない
一時期は本気でそう思ってたよ。
あなたがいれば家族のほかに何もいらないって。
それは違ったね。
あなたがいなくなった時、あなたを失った時のリスクが大きすぎやしない?
特別な存在なんてものはまやかしでしかない。
確実に特別視しすぎていたよね。
あなたがほかの人の上位互換だ、とお互いに言い合うことって共依存を導くんじゃないかと思ったり思わなかったり。
そうやってあなたを他の人の上位互換だとみなすことで他の人を相対的に下げてるのよ。
今さらだけど、仲のよさって比べるものじゃないよね。
あの子よりあなたの方が好き、と言われたら満たされるかもしれないけどそもそも比べること自体がおかしいのかも。
そしてあなたばかりを優先して、他の人やグループとの交流がなおざりになっていたのも事実。
多分わたしは彼氏が出来たら彼氏一色になる恐れのあるタイプだ。今のうちから対策しておこう。気づけて良かった。
親密度をわざわざ下げるようなことはしない
ここまでいろんなこと言ったけど、これまで培ってきた我々の友情が全て虚構だったとは言わないよ。
だから、これまで築き上げてきたものをわざわざぶち壊すようなことはしない。これまで通り、仲良くしようとは思ってる。
急に切ったり、突き放したりはしない。
これだけは約束する。
絶対に何も言わずに去らない。
これは守りたいけど、出来るかは自信ない。
ただ、線引きはきちんとする
手繋ぐとかハグは別に良いと思う。
正直、キスはグレーゾーン。その先は付き合ってないなら絶対ダメ。リスクもあるんだから。
流されてやる、みたいなのはなしにする。
自分も結構ハグだのキスだののスキンシップを満喫しているわけだから、主体的に合意の上で行う分には許容としたい。ただ、責任を自分で持つことと、後悔をしないこと。
もっと仲良くなれる可能性はある
なんだか切る、離れる方向で話が進んでいるようだけど、必ずしもそうと決まったわけではない。
これまでだってあなたが言うにはずっと仲良くなってきたじゃない。
この先も親密度アップの機会があるかもしれないよ。おそらくまだ遊びに行くだろうし、話す機会もあるだろうからね。LINEも続くと思う。
絶対に無理をしない。我慢しない。わがままなくらいがちょうどいい。
この精神でこれからは関わる予定。
あなたがわたしを好きになったなら、その気持ちは受け止める
自分がもっと自分らしく楽しく人生を謳歌していたら、そんな自分の伴走をしたいと言ってあなたが来るかもしれない。
その時は拒まないからね。あまりにもその時の自分があなたに魅力を感じなかったら話は変わってくるけど。
他の人同様、チャンスの門は開かれているからね。
ある程度の好感度がある以上、ほかの人より確実に有利だってことは黙っておこう。気づいているだろうけど。
わたしはわたしを充実させる
あなたとお出かけするのは楽しかったよ。1人じゃいけないところや2人だからこそ楽しめることもたくさんあったと思う。
でも、休みの日も空き時間もあなたのことばかり考えてしまっていたの。付き合ってもいないのに。
このままだとわたしがどんどん空っぽになっていくんじゃないかって言う焦燥感に駆られてる。だからわたしはわたしを取り戻さないと。
薄っぺらいわたしは嫌でしょ?
まぁ、あなたのためじゃないんだけど。
わたしはわたしのために変わる。
今よりもっと充実した私にはもっと夢中になるのか、それともステージが違いすぎて目もくれなくなってしまうのか。いずれにせよその時が来ないとわかんないよね。
あなたは完璧ではない
盲目だった時の自分へ告ぐ。
違和感や悪いところから目を背けるな。
自炊できないってなかなかのマイナスやろ。ご飯一緒に同じ熱量で楽しまれへんのもきつないか。何と言っても釣った魚にはエサをやらないタイプじゃない?最悪すぎるやん。
友達としてある程度の距離感保ったまま付き合うのか、恋人として付き合うのかであなたの評価は大きく変わるのよってことを心に刻んでおくべきだと思う。
期待しない、依存しない、求めない
わたしは要望を素直に口にすることがほとんどできない。
だからこそやってほしいこと、言ってほしいことは全く伝わっていないのだ。それを察して、って言うのは無理難題。
察してほしいなら声に出して、伝えないと始まらないよ。
あなたに期待してもわたしが期待した以上のことはおろか期待したことも達成されるかわからんのよ。期待するだけ無駄。
もしなんかあったらラッキー程度。
こっちが依存してもこれまでみたいに1人で辛くなって最終自滅するルートしか見えない。だから自分の軸をもって自分の人生を歩むほかないのだ。
そして、見返りは求めない。
ほら、お金ないしね。尽くしたところで返ってこないよ。
お土産もプレゼントも、わたしがあげたいからあげる。
ただそれだけ。
返報性の原理なんてあなたに通用すると思ってないから。
わたしが、わたしの友達であるあなたに喜んでもらいたくてあげるだけ。喜んでくれるのがうれしいだけ。あくまでも、自分ベース。
わたしはあなたの思い通りになんてならない
わたしが何でもあなたの思い通りになると思われたら困るし、実際そうではないということを身をもって実感してもらわなきゃ困る。
あなたとわたしは異なる個体。あなた≠わたし。
猛獣使いにでもなれるように頑張ってって感じかな。
あなたの望むわたしになんてなってやらないからね。
わたしはなりたいわたしになるの。JJGなめんなよ!ということで自問自答せねば。
大学時代に彼氏を作るかもしれないよ?余裕ぶっこいてると痛い目見るからね。知らんよもう。失ってからじゃ遅いんだよ。
あなたがわたしの1番の理解者なんて誰がいつ言った。
あなたの知らないところであなたの知らないことを考えているからね。
あなたがいなくてもわたしの人生は100点満点
その通り。どんなことがあってもわたしはわたしのやり方で自分の人生を満足いくようにカスタマイズするつもり。
あなたに出会わない、あなたと仲良くならない世界線だって十分に想像できたわけだからさ。
あなたはわたしの人生のエッセンス
わたしたち、出会うべくして出会ったと思う?
これまでなら即答していたと思う。もちろん!って。
今はもう即答できないや。
けど、これだけは確実に言える。
あなたはある意味でわたしの人生を豊かにしてくれた。
男女でこんな関係ってなかなかないと思うって自負してたけど、だんだんありきたりな関係になってきてしまっていてなんだかやるせない。
あなたがわたしを必要としたとして、あなたがわたしにとってプラスになるなら応えてあげる
わたしのスタンスとしては、付き合ってと言うなら付き合うし、言わないならこの絶妙な関係をキープしてあげるつもり。ただ、嫌なことは嫌と言うし、主導権はこっちが握る。
それもこれも全部わたしがやりたいからやる。わたしの心地いいようにやる。
やっぱり、人として尊敬できる部分がなければ上手くいかない。
尊敬できなくなったら、リスペクトがなくなったら終わり。
このまま何も考えずにずっと一緒にいれたら良かったのかもね。
ごめんけどそんなバカじゃないわ。そこんとこよろしく。
わたしは強くなる。
わたしの未来に期待を込めて。
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