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読了!石田衣良「ぼくとひかりと園庭で」

《粗筋》
六歳の女の子と男の子が出会う一夜の試練。恋の不思議と、避けられない世界の残酷さに、二人は...夏の緑豊かな園庭で繰り広げられる、ひと夜の心揺さぶるファンタジー


《感想》
あとがきの重みがやべぇ…
童話からだけでは、石田衣良の意図は正直読み取れなかった。石田衣良自身によるあとがき含めて一つの作品なのかなって思った。

作品を通して、草食系という響きに物申したり、結婚について、性について、時事問題や社会的に問題となった事件について触れる"石田衣良"はアーティストとして本当にカッコいい。そして彼の価値観も推せる。Nuff respect.


《引用》
現在日本の三十代の男性の三分の一が未婚です。これがほんとうにみんなが望んだ日本の姿なのでしょうか?(P88)

本には人を深いところで変えてしまう力がある。それは七歳で活字の魅力に取り憑かれて、こうして毎日締切に追われているぼく自身が証明しています。(P93
(2020/12/1)

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