読了!江國香織「思いわずらうことなく愉しく生きよ」
《粗筋》
家訓にそれぞれのやり方で従う犬山家の三姉妹。結婚7年目で夫からの暴力に悩む長女・麻子、外資系企業でバリバリ働きながら恋愛にも強気なキャリアウーマン・治子、恋愛に対する考え方が独特な末っ子の育子。長姉・麻子のDV問題を知った育子が治子に相談したことから、穏やかな日々に変化が訪れる。
《感想》
のびやかな三姉妹。
ほっこりしたり、それは違うだろって思ったり、怖かったり。時間あけながら読んだから上手くまとめられないや。
《引用》
人はいずれ死ぬのだから、そして、それがいつなのかは分からないのだから、思いわずらうことなく愉しく生きよ。(P11)
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「だってほら乗馬と同じよ」
「いい馬を見れば乗ってみたいと思うじゃない?」(P86)
「自分のしたことに後悔なんてしないわよ」
やってしまったという胸の内のつぶやきは、後悔ではなく事実確認だった。(P92)
「ここは世間なのよ。そんな勝手はできないのよ」(P385)
(2020/12/24)
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