Kitchen Garden

自然農3年目奮闘記。”栽培して収穫して料理して食べる”を綴るnote

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自然農3年目奮闘記。”栽培して収穫して料理して食べる”を綴るnote

最近の記事

自然農3年目が始まる

<とうが立った野菜たち> 今、畑にはほとんど収穫できるものはないけれど、冬越ししたルッコラからとうが立ちたくさんの花を咲かせている。 4枚の白い花びらが華奢なプロペラみたいでなんとも可愛らしい。 ルッコラ独特の香りと苦味とピリッとスパイシーな味わいは、他には類をみない美味しさ。 種もこれまたピリッとして胡椒のように使えるそうなので、待ち遠しいところ。 そして、とう立ち野菜の二番目は、タケノコ白菜のなばな↓ タケノコ白菜は失敗に終わったけれど、せめて花芽を味わおうと収穫したら

    • 12月の畑〜失敗あり成功あり〜

      タケノコ白菜 今年初めて育ててみたタケノコ白菜。↑↓ 12月になってもとうとう結球しなかったけれどこの緑色の葉っぱに、感動している。 キャベツもそうだったけれど、防虫ネットもかけず、もちろん無農薬でここまで育った。これが、自然農の素晴らしさか、野菜の生命力なのか! 筍のようにニョキニョキ伸びた白菜を収穫したかった気持ちは確かにあるけど、これだけでも本当に満足している私。 ありがたく、お鍋にしていただきます。 秋じゃが こちらも初挑戦の秋じゃが、デジマという品種。 春は、男爵

      • 11月の畑〜芽吹き〜

        コンパニオンプランツだというそら豆と玉ねぎを同じ畝で育ててみる事にした。 前回は両方とも上手く育たなかったので、今年こそはと初挑戦。 畑の様子も昨年と比較すれば草マルチも充実したし期待できる気がしている。 6月の大変だった脱穀作業を思いだして、またあれをやるのかなと遠い目になりつつも、今年もやはり蒔いてしまった、、農林61号の麦。 種籾は一週間でスッと芽が出て、順調に育っている。 芽吹きは本当にキレイで、嬉しい。 来年の夏を覚悟して、またしっかり育てよう。 自家製の小麦粉

        • 10月の畑

          『夏のねこねこ奮闘記』終了と共にようやく精神的落ち着きを取り戻し、秋の畑を楽しんでいる。野菜たちとも、ゆっくと向き合いながら、料理する日々の幸せをかみしめている日々。 ピカピカひかる電球みたいな加茂ナスは、実がぎゅっとしまっていて甘みがありあまりにも美味しい!田楽、しぎやき、麻婆茄子、何にしてもgood! 大好きなルッコラが入ったサラダは、いつもよりもテンションが上がる。 人参ドレッシングと削ったパルメザンチーズ、お手製クルトンで味わう。

          来年の栗の木が楽しみ

          昨年、埼玉県日高市で栽培されている『ぽろたん』という栗の苗木を畑に植えた。 ポロリと渋皮が剥けるという品種で人気が上がっているという。 今年はお裾分けして残った10個ほどの実を茹でて食べた。 自分ちで取れた栗というだけで、美味しさ増し増し。 以下は去年の画像ですがご紹介。 中華風のおこわの上に栗の渋皮煮を乗せて気分は贅沢栗ご飯。 来年は自分ちの栗で色々作れたらいいな。 楽しみ楽しみ。。 ◾️材料 もち米 3カップ  栗の渋皮煮 適量 豚バラ薄切り 200g (しょうが、

          来年の栗の木が楽しみ

          我が家に猫がやってきた

          今年の初め。木枯らしが吹く寒い日のこと。 夕方に帰宅した私はベランダの隅っこで目を細めてこちらをじっと見つめている何かに気づいた。 お互いにはっとすると同時に逃げ去ったものは、全身に黒いペンキをかけられた、まだ幼さが残るやせっぽちの猫だった。 憐れに思った私は、新しい発泡スチロールの箱に着なくなったウールのワンピースを敷き詰め、その上に煮干しを一匹置いておいた。 その夜からこの子は、毎日そこへやってきて眠るようになった。 ちょび髭のちょびと名付けて、通ってくるたびにエサを

          我が家に猫がやってきた

          小麦からようやく辿り着いたパン

          いよいよ麦の収穫時期が来た。 麦が育ったことは喜ばしいが、これからしなければいけない作業を考えると、気が遠くなりそうになる。 脱穀機、唐箕、石臼、製粉器、麦のための道具が何もない。 とにかく身近なものでパンまでたどり着く決心をする。 ●脱穀の計画 1、麦の穂狩り 2、ブルーシートの上で脱穀 3、ふるい網にかけて繰り返し麦を選別する 4、テミの上でさらにゴミをとばす 5、ゴザに広げて風を当てて細かいわらを飛ばす ホームセンターで揃えたものは、テミ(オレンジ色のもの)ふる

          小麦からようやく辿り着いたパン

          4月末、畑の様子

          麦の穂が現れた。 穂のつぶの一つ一つに白い小さい花が咲いている。 青々として、キラキラ光っていて、畝の間をゆっくり歩きながら眺める時の、ワクワク感は半端ない。 それも今日まで。。 これからの鳥よけ対策で、上部にテグスを貼りめぐらせることにしたので、もう散歩はできなくなった。 それもこれも、どっさり収穫したいがため。 とはいえ、麦に関してはズブの素人の私たち。 これからの二ヶ月で、準備と勉強ができるかどうかが最大の鍵となる(汗)↓ 一時、遅霜にやられそうになったジャガイモも

          4月末、畑の様子

          種から育てた干瓢巻き

          昨年の10月のこと。 いただいた種が育って、大きな果実が実った。 家庭菜園ならではの、何ができるかわからないという無計画な栽培。 カボチャ? 冬瓜? どうやら干瓢らしいわよ、と教えられる。 わーい、初めての干瓢収穫だ!  「とったどー」とばかりに家に持ち帰ったはいいものの、一体どう処理すればいいのかわからない、、 玄関に置かれた干瓢は、そのまましばらく皆の出入りをただ見守る日々を送っていた。 「カンピョ〜行ってきます」 「ただいま〜カンピョ〜」 時々、ぽんぽんと叩かれ、家族の

          種から育てた干瓢巻き

          自然農の2年目がはじまる

          立春が過ぎ、日が昇るのが少しずつはやくなってきた。 春の畑作業がいよいよ始まった。 あれこれ計画を立てていたら、じわじわとやる気も湧いてきた。 1年目は思うようにはいかないことが多かった。 織り込み済みだったこともあるけど、度重なる失敗に戸惑った。 コンパニオンプランツを利用した寄せ植えのような栽培は失敗に終わった。 初期成長が遅くて、収穫の季節がずれ込んでしまった。 種まき、定植のタイミングが大事だということがわかった。 もっと育苗に力を注いでみよう。 どうにかして人参を

          自然農の2年目がはじまる

          寒い朝には、スープが飲みたい。 カボチャとカリフラワーのあったかスープ

          ◾️材料 水 500cc コンソメキューブ 2個 カリフラワー 適量 カボチャ 適量 玉ねぎ 適量 牛乳 100cc バター ひとかけ 塩、胡椒 少々 パセリがあれば 適量 ◾️作り方 ①玉ねぎをスライスする。 ②カリフラワー、カボチャを適当な大きさにカットする。 (今回は冷凍保存してあったものを使用) ③コンソメスープに野菜を投入し柔らかくなるまで煮る。 ④野菜が煮えたら一旦火を止めて、ハンドブレンダーで撹拌する。 ⑤バター、牛乳、塩、胡椒で味を整えパセリをかけて出来

          寒い朝には、スープが飲みたい。 カボチャとカリフラワーのあったかスープ

          小麦を育てる!

          11月30日に小麦を蒔いた。私たちにとって初めての小麦栽培。一粒一粒に願いを込めて… 小麦の種類は、農林61号。農林61号は、70年以上の歴史がある小麦の品種で、ここ埼玉県内でも以前は主力品種だったらしいが、全国的にも生産量が激減しているため、幻の品種となりつつあると聞く。 そしてこの種は、自然農園を営んでいらっしゃる明石農園さんから購入した貴重な種。どうにかうまく育ってほしい。 まずは、お日様が全体にあたるように畝の線を東西に並行に引いていく。幅は長靴で目安をつけながら

          小麦を育てる!

          トカドヘチマ大漁 &10月の自然農の畑。

          なんだこれ…! が第一印象。 知り合いの人からもらった判別不明の種が育った。 アジアの野菜らしいということだけはわかっていたが、みたこともない野菜。 「なんだこれ?」『食べられるの?」と、しばし恐れ慄きつつ、ただニョキニョキと大きくなるのを眺めていた。 検索した結果、角が十あるへちまということで、トカドヘチマという名前だということがわかった。 真っ直ぐにしたら40センチはある大きさがゴロゴロ。 う〜ん、大量というか大漁って感じ、、 食べられることがわかったので覚悟を決め

          トカドヘチマ大漁 &10月の自然農の畑。

          初めての夏を迎えて

          今年から始めた自然農。不耕起、無農薬、無肥料で育てられる豊かな土づくりを目指してひたすら草マルチを続けてきた。明けても暮れても草マルチ! 冬の間は、砂漠のような畑を見つめて早く草が生えないかなあと思ったものだ。 春の雑草を愛でながら、ルンルン気分で種まきをしたり苗を育てていた。 ああ、あの頃が懐かしい。。 梅雨が明けると草の勢いたるものや、、スゴすぎた。 7月からは、暑さもあって草との戦いに何度も負けそうになった。 野菜の面倒を見るというより草整理ばかりに気を取られていたよ

          初めての夏を迎えて

          自然農の野菜って?

          夏至が過ぎ、週末農園に着くたびに戸惑う。 まずは、草の成長ぶり。自然農の草整理というものを甘くみていたわけではないが、どこから手をつければ良いのやらと、毎回ため息が出る。 無心の境地を装って、黙って鋸ガマを振るうことから始まる。 ただの草むらに見える、これがうちの畑 at 6月!(冷汗) ↓ こんなだけど、ちゃんと(?)野菜も育っている。 自由に育った白首大根。↓ あっち向いたりこっち向いたり、おまけに地中で曲がっているので掘るのが大変だけど、不耕起栽培、無農薬、無肥料

          自然農の野菜って?

          近江の伝統野菜、日野菜かぶ収穫

          関西ではお馴染みの日野菜漬け。 時々食べたいなあ、、と思っても今住んでいる埼玉ではめったに手に入らないし、周りの人に「日野菜って知ってる?」と尋ねてもほとんどの人が知らない。 たまたま農協にある野口種苗さんの棚で種を見つけたときは嬉しかった。 すぐに購入して種まきをしてから約一ヶ月。生育期間は短かった。 そしてとうとう念願の漬物になって(糠漬けと浅漬け)食卓に上がる日が来た。 期待感がプラスされているのは認めるが、やっぱり美味しい!!  一緒に収穫した間引き大根と日野菜を

          近江の伝統野菜、日野菜かぶ収穫