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小麦からようやく辿り着いたパン


6月7日

いよいよ麦の収穫時期が来た。
麦が育ったことは喜ばしいが、これからしなければいけない作業を考えると、気が遠くなりそうになる。
脱穀機、唐箕、石臼、製粉器、麦のための道具が何もない。

とにかく身近なものでパンまでたどり着く決心をする。

●脱穀の計画

1、麦の穂狩り
2、ブルーシートの上で脱穀
3、ふるい網にかけて繰り返し麦を選別する
4、テミの上でさらにゴミをとばす
5、ゴザに広げて風を当てて細かいわらを飛ばす

穂狩りした状態


脱穀に必要なもの

ホームセンターで揃えたものは、テミ(オレンジ色のもの)ふるい網(目の大きさが3種類)ブルーシート、ゴザ、分厚い手袋、以上。

テミの中に入っているものは、家にあった瓶に使わなくなった洗濯機のホースが取り付けてある。これは、麦を叩いて脱穀するためのもの。

ゴザに広げた状態

脱穀の様子の写真はない。
私も相方もあまりにも作業に集中していたため撮影を忘れる(涙)

ここまでが手作業でできる限界か

●家庭用精米器登場!

上の写真の状態ではどうにもならない。
やはり唐箕にかける必要があるのか・・
試しに家庭用精米器にかけてみることにした。
白米モード強で、二回繰り返してみたら見事に綺麗になった。
磨き効果もあり、麦の表面が一皮むけて汚れも落ちた感じ。

家庭用精米器が麦の磨きに役立つとは!
ただし、使用上の問題はわからないのでその点は覚悟の上である。

磨かれた麦


家庭用精米器とコーヒーミル

●次に登場したのはコーヒーミル。

1、コーヒーミルで小麦を粉砕
2、裏漉し網でふるいにかける

全粒粉


粉になった!

やっと辿りついたパン

いつものレシピでホームベーカリーソフトモードで焼いてみた。
あまり膨らまなかったけれど味は最高!

次はうどんに挑戦しかな?
ふるいに残った小麦ブランはどうしよう?

家にある道具を駆使してやっと、ここまでたどり着けた。
長い道のりだったけど、満足できる結果になってホッとしている。

畑の小麦がパンになった瞬間!


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