賛美歌創作作品のご紹介

賛美歌創作作品について、簡単な説明を添えながら詳細にご紹介させていただきます。こちらの掲載順も、製作が新しい順です。
歌詞はリンク先の動画でご確認いただければ幸いです。
★付の曲については、ご希望の方には楽譜のPDFデータをお渡しできます。ご希望の方はご連絡ください。
歌詞の聖句索引はここに掲載します。引照聖句は動画の説明欄で(原則として)全文紹介しています。(新曲追加に合わせて、追記・微修正を加えています)

まことの慰め(苦難と慰め、教会)【24.5/21追加】

 神学校の授業「説教演習」で語った説教(聖書箇所:Ⅱコリント1章3~11節)に基づいて思いがけず生まれた作品。曲は、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」(讃美歌に転用された事例複数)です。

聖卓の祈り(聖餐、宣教、世界聖餐日)【24.5/21追加】

 前年の秋に初めて新潟県外のホール(松本市音楽文化ホール)でオルガン演奏を聴いたことと、その翌日の礼拝でAve verum corpusを弾く予定にしていたことが相まってできた作品です。聖餐式が終わった後に歌われるのが最適と考えています。
 2年ぶりとなった作詞のみの作品で、讃美歌21-469・教会福音讃美歌358の「善き力に我囲まれ」との組み合わせで用いられている曲を用いています。

神さまの宝もの(申命記・中)(作詞:大頭眞一牧師)【23.6/5追加】

 昨年10月下旬の日曜朝、fbグループ(プライベートグループなのでリンク無し)で大頭牧師が「作曲者もとむ」と3節に渡る詞を投稿されました。その日の教会からの帰路の途中でさわりの部分を思いつき、2日後の夕食後に全編完成。その日のうちにそのグループにデモ音源は投稿したんですが、YouTubeへの投稿(正式版の収録)は半年近く経ってからの今年4月になってしまいました(^^;;
 初の作曲のみの作品です。この歌は、同タイトルの説教集をモチーフとした作品となっています。

和解の使者として(派遣の歌、宣教、平和、受難・キリストの十字架・一致・革新・連帯)【22.7/30追加】

2つの授業を通して着想が与えられ、2年連続で授業きっかけの作品が生まれたことになります。
復活のキリストが天に昇る前、弟子たちに行なった「大宣教命令」がベースとなっています。サブテーマは、キリストが実現してくださった「神と人との和解」を他者にももたらす者となる、というものです。「敵意を乗り越え」には、1行前の出来事を当然の前提としつつも、私たちの日々の中で敵意を抱いてしまうような出来事が起きる現実を覚え、その状況を神の力によって乗り越えさせていただくという意味が込められています。
なお、「」内(説教者)と後半(会衆)で分けて歌ったり、この後に続いて「聖霊の風を背に受けて」(転調の余地あり))を歌うことは有用だと考えます。

バベルとペンテコステの歌(聖霊・ペンテコステ、宣教、一致・革新・連帯)【22.6/27追加?】

収録にピアノを用いた初めての動画となりました。
バベルの塔の出来事(創世記11章冒頭)も関連付けられたペンテコステ(聖霊降臨祭(日))の礼拝説教を通して着想した作品です。1・3節では人間社会の(罪の)現実を、2・4節ではそこに介入してくださる神の御業(現実)を対比的に描いています。

主の日を待ち望み(キリスト者の生活、終末・キリストの再臨)【21.7/3追加】

仮眠に入りかけた時に1節が発想され、その翌日の授業中(ちょうど関連する内容)に2・3節が捻り出されるという不思議な展開で誕生しました。詞のみの作品はこれが初めてです。
マタイ福音書25章で語られている3つのたとえ話(十人のおとめ、タラント(ン)、羊と山羊の選別)をベースとしています。冒頭の「主の日」と前半部での「…しよう」といった表現、最終段での神or主が成されることへの言及を全節で共通させることにこだわりました。

いと高きところには(クリスマス・降誕節のための派遣の歌・頌栄)

キリスト誕生の場面に父・子・聖霊の神がどのような働きをしてくださったかを確認・感謝し、三位一体の神に栄光をお返しします。1~3節の「下さった」は意識して共通させた言葉です。作者にとって、降誕関連の作品はこれが初となりました。
4節「御旨求める」という表現には、神の御旨(望んでおられること)に生きることを求めるという意図が込められています。1~3節のみ、4節のみ(時期不問)という使い方も可能かと思います。

聖霊の風を背に受けて(主にペンテコステ・聖霊降臨節のための派遣の歌)

賛美歌としては2年弱ぶりの作品。コンテンポラリーとしては2作目でした。
教会暦の一年は「キリストの半年」(待降節(アドベント)~聖霊降臨日(ペンテコステ)前日)と「教会の半年」に二分されます。前者はいくつもの季節で構成されますが、後者は(大半の教派においては)聖霊降臨節だけで占められます。それだけ重要な季節のために、聖霊の働きに重きを置いた派遣の歌があってもいいのではないかと思い考案したのがこの作品です。
文語・難語が多少含まれますが、子どもの礼拝での使用にも堪え得るのではないかと考えています。
動画の構成がこの作品から変更となり、伴奏1節分(メロディのみ)→歌(伴奏フル)となっています。あるきっかけで「声出し」の踏ん切りがつきまして(笑)

シャローム(派遣の歌)

教会のリードオルガンが故障中だったため自宅のキーボードで収録。しかし、その後の賛美歌2曲もコロナ禍の影響で教会へ行かなくなったため同様の収録方法となっています。
当初は歌詞なしの後奏曲として創作しましたが、後になって歌詞が生まれました。(なので、奏楽曲のページにも掲載しています)
カトリックや聖公会のミサ(聖餐式)で用いられている派遣の挨拶から着想しました。信仰・希望・愛で結ばれた神の民が、神様が与えてくださる平和のうちにこの世へと遣わされていくことを歌います。その先々で平和をつくる者となることを願いつつ。
映像では♭5で弾いていますが、転調推奨です。この調ではかなり弾きにくい(^^;;

みことばはあなたの(聖書の歌・派遣の歌)

初のコンテンポラリー(現代風)作品となりました。
作者の2018年のテーマ聖句(申命記30:11、14)をベースにして作られた聖書の歌です。みことばを守り行うことを励ます歌でもあり、応答・派遣の場面にも適しているのではないかと思います。初版完成の4ヶ月後に2節が加わり、既存の後半部分を「折り返し」としました。
小河理恵氏(日本基督教団 茅ヶ崎香川教会オルガニスト、音楽教室ピアノ講師、ライアー奏者)からいただいたコメント
​ みことばが常に私たちと共にあることが伝わってくる、前向きなリズムと旋律ですね。

よみがえりの主と(イースター、復活節、救い、伝道)★

作者の所属教会の客員の家庭に生まれた赤ちゃんと対面した後、その日のうちに与えられたのがこの作品です。いのちの喜びに突き動かされたとでも言いましょうか。 「復活の主と、今を生きる私たち」が、この作品のテーマです。当初から意図していた訳ではありませんが、4節は主の大宣教命令への応答となり得ます。 

アーメン7唱

前半部で4唱、後半部で3唱です。合唱の楽しさ・美しさを実感できるような旋律になっているのではないかと思います。
アーメン唱は、礼拝の最後に説教者(牧師等)によってなされる祝祷(祝福の祈り)に対し、会衆が応答する時に使われます。

いま出で行く我らを(派遣の歌)★

当初は1節しかありませんでしたが、約1年後に2節が作られました。両節に共通する「御手」による守り(1節)と、それに感謝して応答していく神の民(2節)の対比が、この作品の軸です。

心を込めて献げます(献金・奉献の歌)★

献金の祈りの中で「日々神様からいただいている多くの恵みに比べれば僅かではありますが…」という言葉は、比較的多く用いられるのではないでしょうか。そのような祈りことばを念頭に置きながら作られた作品です。
当初から意図していた訳ではありませんが、五つのパンと二匹の魚をささげた少年の姿を思い出させる歌詞になりました。
子どもの礼拝でも使える言葉遣いを心がけました。

頌栄

我は罪人のかしらにして(罪の告白、キリエ、悔い改め、キリストの十字架)

十字架に向かう主イエスの姿を追うような続編ができる…はずなんですが、いつになるやら…
これ以降(物理的には以上)の動画の構成は、伴奏1節分(メロディのみ)→伴奏2節分(フル)となっています。​

我ら共にここに集い(開会の歌・頌栄)

特に場面の指定なく、いつでも使っていただけるかと思います。 元々は前奏曲として作られ、後で歌詞が付きました。旋律はほぼ同じですが、細かい変更が多少あります。

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