番外 「自分らしさ」と「生きづらさ」について 1 自分らしく生きること
【結論】「自分らしく生きる」こととは自己肯定感を高めること。たぶん。
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先般、「本当の自分」について考えてきました。その最後で、「自分らしく生きたい」と思う人の多くが感じる「生きづらさ」についてあらためて考えたいと書きました。そこで、これから数回にわたって、「自分らしく生きる」ことによる「生きづらさ」について考えてみようと思います。第一回は、「自分らしく生きる」ことについて。
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「自分らしく生きる」ことについて
第一回では「自分らしく生きる」ことを再定義し、「自分らしく生きる」ことのメリット、そして、「自分らしく生きる」ためにはどうすればよいのかを考えてみます。
1.「自分らしく生きる」ことの定義
まず、「自分らしく生きる」ときの「自分らしさ」とはなにか。それは、第一に自分の価値観。加えて、性格や能力、興味・関心。それらを承認・肯定して生きることが「自分らしく生きる」ことです。
自分の気持ちに正直になり、他人の眼を気にせず、楽しいと思うこと、やりたいことを自ら選び生きていくことと言いかえることができます。
2.「自分らしく生きる」ことのメリット
次に、「自分らしく生きる」ことにどのような利点があるのか。生成AIがあげたものを列挙します。
周りに振り回されないので悩みやストレスが減る
自己肯定感が高まって自分に自信が持てるようになる
生きる目的が明確になる
どんな時も自分らしく活躍できるようになる
本当に大事な人とつながり、そうでない人が去っていく
新たなことに挑戦するモチベーションが高まる
自分の能力を発揮しやすい
周囲から信頼を得られやすい
3.「自分らしく生きる」ための方法
つぎに、「自分らしく生きる」ためには、どうしたらよいのか。これも生成AIによるものです。
自分を大切にする
自分にとって本当に大切なものを考える
自分の弱さを個性として受け入れる
他人と比べずに、ありのままの自分を受け入れ自然体でいる
自分の意見を持っている
他人を尊重することができる
周りから批判されても感情的に反発せず、冷静に受け流せる
しなやかなメンタルを手に入れられる
以上の2、3が「自分らしく生きる」ことのメリットと、「自分らしく生きる」ことを実現する方法について問われたときの平均的な回答といえるでしょう。
次回は、「生きづらさ」について考えます。
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さて、じつは私は「自分らしく生きたい」と考えたことはあまりありません。
もちろん、会社に勤めていたころは、自分の価値観に反するようなことはいくらでもありました。
しかし、当時は「自分らしく生きる」に類することばはなく、自分に反する価値観や規範との葛藤のなかで、ただただ苦しみ、あるいは反発する、そういったことのくりかえしでした。
自分らしく生きる、自分が生きやすいようにする、そういった発想が、自分にも、社会にもあまりなかった。当時は。
じゃあ、なにがあったのが。社会にしたがうか、反逆するか、その二択だったのですね。
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私のころ(1960-1980)の生き方論といえばこの人。現在85歳。ご活躍のようです。
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