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ひゃっほい日記

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ちょっとした試み
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2023年8月の記事一覧

20230831

業 強がっているつもりはない。平気な顔をしているわけでもない。それでも忍び寄ってくる。そ…

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20230830

煉瓦 実はというか、本当は諦めそうになっていた。大きな不調ではないにせよ、精神は少しずつ…

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20230829

共有 本当に共有しているのだろうか。ふと心配になる時がある。いや、心配ではないな。正しく…

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20230825

プリズム 「自分のことが好きか」と聞かれたらあなたなら何と答えるだろうか。「そうですね。…

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20230824

枯葉 某ジャズピアニストが好きだ。と言っても、彼自身が好きなのか、彼の演奏が好きなのか、…

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20230823

追記 「そこはマンションの一室だよ」と言われたら信じるかもしれない。あるいは「そこは防空…

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20230822

深淵 なにも自分が特別な人間だと思っているわけではない。偶然にもこの時代のこの瞬間に生を授かり、おそらく(確信は持てない)生きているだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。もっと言うなら、何かしら(それは物質的なものなのかどうかもよく分からない)の循環システムの中に組み込まれた一つの駒に過ぎないとさえ思っている。 いつも通り少しずつゆっくりと降りていく。 6時間。変化や兆しに敏感にならないように深く深くへ。9時間。ここからは丁寧さが求められる。12時間。肉体と精神を切り離

20230818

白い暴動 自分のことを神経質な性格だとは思ってはいないつもりだが、大会が近づくと心なしか…

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20230817

叫び とんとんとんとん。 雨音に合わせるかのように地に足を落として走る。遠い山並みに垣間…

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20230812

羽毛 あと12キロ。フォームはやや乱れ気味で重心が定まらない。あごが上がり呼吸も浅くなって…

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20230811

音楽 例えば「今の人生に満足しているか?」と道行く人に突然肩を掴まれて問われたならば、「…

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20230810

漂流 これは遺伝子レベルでの癖なのだろうか。それともただの怠け癖なのだろうか。あるいは全…

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20230809

走る姉弟 まるで蒸し風呂の中を走ってるようだ。暑い雲に太陽は遮られているが、台風の影響な…

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20230808

続 流転 それは風の強い日だった。いつものように河川敷を走っていると、視界の隅に残像があった。走ることに集中していたせいなのか、ぼぉっとしていたせいなのかは分からない。とにかく瞬時に理解が追いつかず、視界に意識を戻すのに少し時間がかかってしまったほどだ。 あれ?こんな所にお地蔵さんがあったかな? 最初はこう思った。長く伸びた草むらの合間に、背を丸めたおっさんが遠くの山並みを眺めて座っている。そして念仏を唱えるように手を前にしている。よく見ると絵を描いているではないか。以