2023年の世界に対する私見
2023/03からの一年間、野球を中心にスポーツの話題が支配的だった。
2023/03にWBCで日本が世界一になり、2023/03~2023/08は大谷翔平選手の話題がテレビのニュースの中心になり、2023/08は高校野球と世界バスケ、陸上、女子サッカー、ラグビーの話題が支配的で、2023/09~2023/11はラグビーワールドカップと阪神タイガースのアレとアレからのアレが中心になった。
モータースポーツではMotoGPがイタリアのメーカーが支配的でF1はレッドブル、WRCはトヨタが支配的だった。
スポーツという言葉を辞書で引くと辞書によっては「全力を尽くすこと」と書かれたりする。「継続的に稼働するために力を分けていくこと」は書かれていない。スポーツには「使い切る」という意味が含まれていて、そこに「燃費」という意味は含まれていない。昔のスポーツプロトタイプのレースみたいに燃料の使用量が決められているとは限らないのだ。
2019/2020~2023の間のコロナ禍で「肥満」が増えたからと運動をさせようとしていて、自動車自体の利用すら禁止しようとする勢いである。それで「時計」すら持たせない。時計を持っていたら運動を自分勝手にやめるからだ。jp.investing.comというウェブサイトで5,000億円以上の投資をしたフォード、ゼネラルモーターズ、フォルクスワーゲンの財務諸表を調べたら収益に対して負債の比率が2倍以上を示していた。日産も追加で調べてみたが負債が売上の1.2倍で売上原価を引いたらさらに差は大きくなる。それで株主が「余計な仕事を減らせ、将来的なリターンが見込めない事業からは手を引け」と日本経済新聞でエンジン車の新規開発をやめたのだろう。
この頃の電気自動車移行の流れを見ていて、電気自動車の車体重量が2,000kgを超えているのを見ると戦車が街を走るようなものである。推進する人達は「環境保護のため~」とは言うが、1960年代から1970年代の歴史を調べてみると中東やOPEC+のような「ならず者国家」ではなく恐らく「セブンシスターズ」が世界の石油の流通を牛耳っていた時代に戻りたいのだろう。
補足でセブンシスターズというのはアメリカ系の五社(エクソン、モービル、ソーカル、テキサコ、ガルフ)とオランダ・イギリスの一社(ロイヤルダッチシェル)とイギリスの一社(BP)で構成された石油メジャーのことである。
アートの世界ではAdoのような配信を行うアーティストを中心にアーティストが配信を行うのが普遍的になり、アニメーション作品は上半期に「推しの子」がブームになった。また、「ちいかわ」もブームになり、きらきらとしたビジュアルやファンシーであることを前面に出したビジュアルからハードな物語を展開していくものが多かった。少し前に流行した「鬼滅の刃」も生き物が死ぬことを描いたハードな世界観だった。鬼滅の刃が、というわけではないけど1980年代の「北斗の拳」や「男塾」、「ドラゴンボール」で生き物の死が軽く描かれているという批判に対する部分もあったのではないだろうか。しかしながら「呪術廻戦」は少し軽いという批判もあるのかもしれない。「チェンソーマン」もそういう部分があるかもしれない。
テクノロジーの世界では「ChatGPT」などの人工知能が話題になり、導入していく企業が増えた。ChatGPTが原因であるかどうかは不明だが、2022年以前と比べて休憩時間や休憩が減ったような印象はある。
ビジネスの世界は地域によっては「曇りのち雨」になった業界も多い。日経平均株価は3万円を超えてはいても為替は1ドル150円にまで下がり、仕入れ値が取引を圧迫してきた。
芸能では「権力を背景にした行為」が問題視されている。かつては「豊作貧乏」という言葉があり、バブル経済の時代は「交際費貧乏」があり、今の時代に「仕入れ貧乏」や「黒字貧乏」という言葉はあるのだろうか?「仕入れ貧乏」と言うと「未婚率が高い」という人達もいるだろう。
2023/10には「インボイス」が導入されて領収書に登録番号が付与されるようになった。ゲームのスコアというか、お金が少ない人達のことを「弱い」と評するところがあるが、世の中には強くても借金をして取り返してあるからこそお金を持っている人達もいる。
エンターテイメントの世界はコンピュータゲームにて「アーマードコアVI」が話題になった。下半期には「龍が如く7外伝」が話題になり、どちらも重厚な世界観だった。「龍が如く7外伝」にて登場人物の一人がガンになったのだが、世界的な反ニコチン運動との連動はあるのだろうか?消化器系統のガンは栄養の偏りに起因していて、呼吸器や循環器のガンは喫煙が主な原因だと聞いたことはある。
アメリカ映画産業では人工知能に対する反発からの全米俳優組合のデモがあった。アメリカ映画の人工知能と人工知能以外の役割やポジショニング、配給会社や制作スタジオの撮りたい絵やビジョンが気になるところだ。
社会の面では物価高騰や株価高騰に端を発した格差の拡大を背景に社会主義的な傾向が強まっている。皆で揃って同じバスに乗るという傾向が強くなり、自分だけ違う時刻のバスに乗ると後ろ指を指されるようなことも起きている。いわゆる「路上販売」や出前も増えていて、「出前の取り方」や「信号の渡り方」で強さという指標を評価する場所も現れている。
国際ではウクライナ危機とイスラエルとハマスの間で軍事衝突の二つの戦争が主題になり、それに伴い原油、エネルギー、商品先物の価格が上昇して物価もこれらにより上昇している。また、電力やガス、水道、インターネット回線の利用料金も上昇している。
広告の面ではコロナ禍での需要の増加で冠婚葬祭のコマーシャルと健康維持のコマーシャルと医療従事者を育成するための医学部の倍率の増加で学習塾のコマーシャルが増えた。健康維持の面では医食同源という言葉からか、生活習慣病の予防のための健康に配慮した食事や料理を映すことも増えた。
メディアの面はコロナ禍以前からあったポリティカルコレクトネスとしての「形式上の手続きの遂行あるいは履行の度合い」や「儀礼的な手続きの遂行あるいは履行の度合い」が優先されるようになり、「変化球」や「邪道」、「道路工事」が否定されて「正道」というものに対する要求が高まるようになった。
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