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昔、メイドカフェで働いてました!〜魔界から来たくろこちゃん〜

今回はサブタイトルの癖が強い!笑


前回のお話はこちらです。


記念すべき初出勤の様子などを書きました!


さあ、ご主人の元へ放り込まれた経験値ゼロの私はどうなってしまうのでしょうか…!?

ええええ〜!



正直、会話の内容はあまり覚えていないっ!笑

ただ、私が急に席についたものだから…
(テーブル席でお話する時はメイドはご主人様の前に跪きます)

ご主人もビックリしてた。

「え…あ、ここはそういう接客スタイルのお店なんですね!?」って。笑

そうなんですよ。

このメイドカフェってのはなかなかのグレーゾーンな存在だなと。

私もスナックのママをやる際にオーナーから教えてもらった知識なのでそんなに詳しくはないんですけど

オーナーが普通に『飲食店』として経営申請していた場合、本来なら席に着いての接客は『風俗営業』として申請しないと『風営法違反』になってしまうと思うんですが……

私が当日働いていたお店は、オーナーの発言からしておそらく風俗営業としては申請していなかったんじゃないかな〜と…笑

服装がメイドなだけで、普通のカフェ言うてましたからね!!!!嘘つきっ!!!


まあ、当時17歳の私はそんなことはつゆ知らず。笑

会話の内容はあまり覚えていないけれど、ご主人様から色々聞かれたのは覚えてるんですよ。

「何歳なんですか?」
「普段は何をされているんですか?」

この質問に、私はかなり頭を悩ませました!

多分、ご主人様的には普通に悪気なく、気になったから聞いただけなんでしょうが

え……普通に『17歳の女子高生です!』って、答えて大丈夫なのかな……?と。

なぜかというとですね

①なんとなく、18歳未満だということを知られてはいけない気がする。なんとなく。
②高校生と言ってしまうと、万が一、学校を特定されたりしたら困る。
③メイドという世界観なのに急に現実味が出て世界観をぶち壊してしまう気がする。

というのが頭をよぎりました。


なので、この時は確か「な、内緒です♡」で乗り切ったような……

そしてお世辞にも、会話が盛り上がったとは言えず……


なんだかとっても、悔しい気持ちと
せっかく来てくれたご主人様に申し訳ない気持ちでいっぱいになったんですよね……

この時に、

「もっと、来てくれた人達を、ご主人を楽しませたい…!」


という気持ちが芽生えました!

そして、私は考えたのです。

もっと、世界観を作り込まなければ…!と。

そして導き出した答えが以下です。

私なりに一生懸命考えました。


私はくろこ。

年齢は965歳。(☜く、ろ、こ、で。笑)

魔王様の命令で、

人間界に修行しに来た

魔界出身の女の子です…!

(という、設定)

魔界出身だぞ★


……これで行こう!!と٩( 'ω' )و

はい、デーモン閣下とゆうこりんをミックスしたみたいな安易な設定ですwwwwww


なぜこの設定にしたかというと、

まず、これなら年齢を誤魔化せる!

女子高生だと探られることもない。(?)

そして、私なりに

『メイドカフェ』というファンタジーな世界を思いっきり楽しもう!楽しませよう!という気持ちを込めて、この設定でやっていこう!と決意しました。
(結構まじめな理由なのよ!笑)


そしてこの設定、ふざけておりますがなかなか便利でして

例えばテスト期間なんかで、シフトに入れない期間が発生した場合など

久しぶりに出勤した際にご主人様たちから

「くろこちゃん、どうしたの〜?しばらく居なかったよねー?」
なんて言われた時にですね、

「それが……魔王様に呼ばれて、魔界に帰ってたんですよぉ〜!」

帰ってこ〜〜い!


で、スムーズに乗り切れるんです!!笑
(たぶん)

そして、ここから先が私的に

  オタクって、ご主人様って…すげえ!!!

と思った出来事なんですけど。

私のこのふざけた発言に対してですよ?

「魔界かあ……懐かしいなあ〜」

「俺は魔界3丁目に住んでたよ!」

「魔界運動会は、今でも行われているのかなっ?」

魔界……運動会…!?!?


って、返して来るんです・・・!笑


え、なになになになに

あなたも魔界出身なの???まさかの同郷??

魔界3丁目!?!?
何丁目とか存在すんの!?!?笑

魔界運動会って、なに!?!?wwwww


私の設定、超えてくる〜〜〜っ!笑


安易に魔界出身なんて設定して、ほんと
恥ずかしいったらありゃしない。(?)

ご主人様たちの想像力と創造力に感服。

だけど、ふざけてるけど、

ご主人様たちも、この設定を楽しんでくれてるんだ…!

と思うと嬉しかったです!♡

いや、冷静になるとかなりヤバイ会話なんですどもwwwwwww


だけど、この時のこの経験が

私の『接客業』に向き合うときの基礎になってると思う!!

後にアンパンマンミュージアムで働いた時も、スナックで働いた時も……

お客様には少しの間、
日常を忘れて楽しんでもらうっていうのを大事にしてるぜ!

まあ、もう今後は接客業することは無いかもですが…笑

そしてなんか偉そうなこと言ってますが

そりゃあ〜〜初めての接客業。17歳。

たくさん失敗もしました…!

要らん発言して、場を凍りつかせたりさ…
(先輩メイドがフォローしてくれた)

何事も経験を積まないと、失敗してみないと上達しないって本当だと思います。

この先は普通の飲食店やアパレル販売なんかも経験しますが、最初がメイドカフェである意味良かったのかも知れません。笑

ここで得た接客スキルは今後にだいぶ活かされたと思ってます!




こんな感じで、『魔界から来たくろこちゃん』として(笑)
私は人間界で、メイドとして修行を積む日々。

次回は、業務に少し慣れてきた頃の

ご主人様たちとの交流の様子、
メイド仲間たちとの交流の様子などなどをお伝えしたいと思います♫

あとは、忘れられないクセ強ご主人様との思い出なんかも、書けたらと思います!笑

ではでは、最後まで読んでくださってありがとうございました。

次も読んでくれると嬉しいです😈❤️


《続きはこちらから》


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