日本がクソな理由はスマホ市場を見ればすぐに分かる

今の日本が将来性が無く駄目だとはっきり言えるのはスマホ市場を見ると一目瞭然である。理由は以下の通り。

1 ユーザー置いてけぼりのゴミアプリの山

まずキャリア向けの端末を購入される方は多いが、その際には嫌でも目に入ってくるものがある。それがキャリアアプリの存在である。ドコモにおけるmydaiz(以前はヒツジの姿をしたクソキャラ)というキャラクターをはじめ、キャリア独自のアプリが満載である。それだけならまだしも、一番凶悪なのは、独自アプリがメモリやストレージを喰うのにも関わらず完全に消去することができない点である。これでは容量が多くてもその強みを活かすことができなくなる。初期に日本メーカーのスマホが不具合の嵐に見舞われたが、その原因のほとんどが独自アプリ満載による容量圧迫によるものだと今では思っている(事実、初期のころはメモリストレージ共に少なく、容量を喰うキャリアアプリを大量に入れようものならどうなるかは想像がつくだろう。ちなみに容量不足になると再起動ループや発熱といった不具合に見舞われやすくなる。参考:https://flash-agt.com/blog/tips/50085)。この点だけでもユーザーを無視した経営側の自己満足の押しつけが垣間見えてくるのである。

2 低性能高価格路線

日本メーカーの悪い点の特徴はとにかく性能に対して価格が全く釣り合っていないところにある。例えばxperiaシリーズは性能の割に高額すぎる物が多く、ミドルスペックの10シリーズの4代目ですら7万近くするぼったくり設定である(他社であれば高くても大体4万円台くらいで購入可能)。それだけではなく、タッチレスポンスなど、意図的に処理能力を削るような行為を平気で実行しているので余計にたちが悪い(しかもユーザーの目に直接見えにくい部分なので知識の無い層を騙しているのは明らか)。arrowsや京セラも同様でnxシリーズやtorqueシリーズに代表される上位モデルになればなるほど、性能に比して価格が割高すぎになっている(処理能力の削減や作り込みの甘さなど)。ブランドや国産を看板に日本企業が良いものと思い込んでいる層から搾取したいのが読み取れ、その点でも利用者の利益よりも企業の利益優先で値付けしているのがはっきりと見て取れる。ユーザーが恩恵を最大限享受できるようにするために利益率を5%に抑えている中華メーカーのxiaomiとは雲泥の差で、日本メーカーがいかに消費者から少しでも多く金銭を搾取したい姿勢でいるかがよく分かる。

※他にも今は日本メーカーとは言い難いもののシャープもソニーや京セラやFCNT同様、特にローからミドル帯の製品においてタッチレスポンスなどユーザーの目に見えにくい部分を狙って処理能力を削り使い勝手を悪くさせているので、日本人は弱者を痛めつけ収奪することがよほど大好きなのだろうと思えてしまう。

3 高額な料金プランの押しつけ

大手キャリアは搾取路線の旨みを味わってしまっているようである。私はスマホが普及し出していった頃、その料金プランが高額であったのに驚いたことがあり、こんなもの普及しないだろうと思い込んでいたし、いずれ料金は従来型のように値下がりするだろうとさえ考えていた。しかし現実はスマホと共に高額料金プランが浸透し、しかも改善されるどころか改悪かつ複雑さを増していき、もはや手を出したくないと思わせる酷さとなっていった(私が長い事従来型やガラホのみを使用し続けていた要因はそこにある)。

しかもここ数年はかえトクプログラム(ドコモでの名称。他社だと名称が異なるが、ここではドコモ向けの名称で統一)という、3年(ドコモ以外の他社だと4年の場合も)分割で2年で端末を購入し、それを返却して新しく別の端末を購入すれば残り1年分の支払いは免除されるサービスが定着しているが、その内容は短くまとめると高い端末代金に高い通信費を加えて高額の維持費を半ば永久に支払わせるという凶悪な搾取システムである。さらにそれを適用すること前提での価格設定にもなっているのがここ最近は増加し(xperiaやaquosのハイエンドモデルなど)、始末に負えない状態である。今は端末のみでもキャリアから購入できるが、ここ最近の流れからはできるだけ手を出さない方がいいし、メーカーと組んで知識の無い人から搾取することしか考えていないキャリアの悪どさが際立っている。

4 進歩が無いUI
まず端末の使い勝手を良くするには操作性や快適さといったUI周りを改善することが重要なのだが、日本系のメーカーの場合、多くはなぜかそういった部分には力を入れようとせず(シャープは比較的ましだが中韓と比較すると快適さにおいては及ばない)、三本指スクショ未実装や3ボタンの位置変更不可など不便な部分をそのまま放置するということを長い事続けている。中韓メーカーと比較してもユーザー目線でモノやサービスを展開していないことは明白で、日本がいかに陰湿で快適さを与えないのが大好きな人が多いかがここから垣間見えてくるのである。

まとめ

国内におけるスマホ市場から、日本という国は弱者から利益を多く搾取することが大好きな国であるという事が分かる。xperiaを展開するソニーでさえも性能や使い勝手以上の高額路線をとっていて将来性が無いのが感じ取れてしまう。xiaomiをはじめ、中華メーカーの方が価格と性能のバランスに力を入れる・余計なアプリを出来るだけ入れない(入っていても消せるようにする等の配慮をしている)・simスロット潰ししない・発熱対策に冷却システムを導入するなど、ユーザーのことを第一に考えて活動している。

キャリアの顔色を窺い国内向けにぼったくり価格で販売・性能をわざと低くするなどユーザーよりも経営側の儲けを最優先に続けている日本と、ユーザーの利益を優先して価格と性能のバランスをとり、使い勝手に力を入れ世界相手に市場を研究して商品を投入している中華、どちらの方が将来性があり好感が持てるかは誰の目から見ても明らかである。

個人的には日本メーカーは生き残ってほしいと思っているが、中華メーカーのコスパの良さを知り実際に端末を入手してからは日本企業の搾取路線や利用者無視の姿勢と嫌な点が浮き彫りになったので、金輪際二度と国産のものは買わないしおそらくキャリアモデルにも手を出さないだろう。

最後に、先に挙げた3つの理由で共通する点はいずれも大多数の層を無視、そればかりかその層から特定層が利益を多く収奪しているという点にある。これは政治においては悪政そのもので、民に活気が無くなり上だけが肥え太るだけになる。政治屋たちが国民の利益よりも自己の利益を優先し、そのためなら民営化や除草剤濃度の規制緩和など、自国民を犠牲にするような政策を打ち出すことさえも平気で行うわけである。まずそういう国はそうそうないし、当然ながら将来性は無いしいずれ滅ぶだろう。

スマホ市場は今の国の状況を映し出す鏡のようなものであることがはっきりと示すことが今回の執筆でより実感できたのは大きな収穫である。

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