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酒造り40歳見習いlog. <11日目>酒を搾る「上槽(じょうそう)」とは?

干杯!

昨日は酒造りの日でした。11月に入って、酒造りもまた新しい工程に入っていきます。

全然関係ないですが、昨日もまかないが美味しかったので貼っておきます。


もちもち生パスタ!


さて、お酒好きな方にとって非常にワクワクする段階だと思います。

それは、上槽(じょうそう)です。

上槽とは?
アルコール発酵が終了した醪(もろみ)は、酒粕と液体に分離する。この工程を搾り(上槽)と呼ぶ。

日本酒の基(唎酒師公式テキスト)より抜粋

醪(もろみ)は、発酵している米と水が一緒になっている状態。これを搾っていって液体だけの状態にする。そしてみなさんがご存知の酒と同じような形になる、ということですね!

10月から始まった酒造りは1ヶ月が経過して、発酵も順調に進み、搾れる段階のものが増えてきています。

僕はもちろんまだまだ発酵状態を見れるような立場でもないのですが、麹室でせっせか働いている内に菌もせっせか働いていたんだなぁと思うと親近感というか、勝手に仲間意識みたいな感情が湧いてきます(笑)

昨日、搾っている現場は残念ながら見れなかったのですが、仕事がひと段落したあと、搾った場所には連れていってもらいました。

そして・・・


「これ。」


搾りたての新酒を初めて味見。







うううまーーーーーーーーーー!!!!!!!!





軽やかなのに日本酒らしいやわらかな甘味。新酒によく見られる青草の風味も感じられてスッキリ。グビグビグビといってしまいそうで危険でした。。





「これで報われるんですよ〜〜」




蔵人先輩の1人がそんなことをお話していました。休みもなく身体を酷使しながら懸命に働く人の、紛れもない本音。

ほんの少し関わっている僕でさえ、感慨深いものが湧いてきました。毎日毎日、酒と接している人なら尚更でしょう。

僕も、関われたことにありがたいなと思いました。

そして、あの味、あのときの感動を大切にできるような生き方をしたいなと思いました。

仕事は相変わらず、ぐったりするぐらい身体を使い倒してきました(笑)昨日も、米の引き込み作業と、麹室での床もみ、放冷機の掃除などなど。

作業を覚えることとスピードが求められるので、もっと効率よく動きたいなと思っているのですがまだまだまだ。

効率よく動けるようになるために自分の能力をスムーズに出していきたいなと思うのですが、そういう観点で見ていると自分の思考の癖みたいなものが見えてきて、これはこれでいろんな発見があります。何かまとめられることがあればまとめたいなと。

僕は本当に物覚えが悪いし、プレッシャーに弱いし、要領も悪い。それでも、それなりの工夫をしていくこと、工夫し続けていくことが大切なんだなと思っています。


仕事後の空。だいぶ陽が短くなりましたね。


次回は土曜日!今日は木曜日ということで、お店の日です。いってきます!

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