読んだ本(2023年8月)
人間失格 / 太宰治
突然太宰を読んでみた。
有名な作家・作品なので一度読んでおこうというのはあるが、Kindleで青空文庫に掲載されている作品があるので本を持ち歩いてない状態でも読むというのを試してみた。タブレットを持ってないのでスマホで読んでいたのだが、便利だけど目が悪くなりそう。
面白くないわけではないし、葉蔵の思考について理解できないわけでもないんだけど。これ読んでみて他の太宰作品を読むかと言われれば、今のところ「読まない。」というのが答え。
好みじゃない、というのが率直な表現か。
ぼくらに嘘がひとつだけ / 綾崎隼
才能を決めるのは遺伝子か環境か?っていうあおりを帯に書いてあるが実は答えは中盤くらいに出てくる。確かに大山・中原・羽生・藤井(米長・谷川・渡辺をいれても)別に親が棋士だったわけではない。子供時代にやる気をうまく導いてもらった人が大成しているのだろう。奨励会で競いあう若い二人が主人公のように見えて、実は親父と死んだ友人の話の方がメインというか最後持っていく感じ。ガンダムでいうと主人公はアムロだけど、シリーズとしての軸になっているのはブライトさんみたいなもん(違
日本史・あの人の意外な「第二の人生」
すごい色々な人の事例がででてくるので、読んでいてとっちらかった感じが残った本。著者なりに分類して章立てしているようではあるが、少なくとも自分にはその効果はなかった。
流山がすごい / 大西康之
千葉県流山市が他の人口減少していく自治体と違っていかに成功しているか、という事を自身も流山市民である著者が説明する本。ガイアの夜明けの新書版という感じで読めば、違和感なく読めると思う(著者は元日経の人だし)。官民いろいろな取り組みが書いてあるが、現市長と前々市長の話は読みごたえがあった。前々市長はつくばエクスプレスをうまく流山を通るように活動した人で、現市長はつくばエクスプレス開通効果をうまく活用した人。全国の自治体で活性化のためにいろいろな施設の誘致合戦が繰り広げられているが、誘致のみにおわらず市民が生きていくのにいかにより良い活用をしていくのか、という良い見本だろう。
棋承転結 / 松本博文
棋士・女流棋士へのインタビューを納めた本。AERAの連載を書籍化。内容は面白くよめるが、AERAだからなのか何なのか内容は結構硬め。マイナーな棋士・女流棋士の話もでてくるがそこを良しと感じるかどうかは読み手による。
沈まぬ太陽1 アフリカ篇上 / 山崎豊子
映像(渡辺謙の映画)を先に見ていた作品。有名な作品は読んでおきたかったのと、山崎豊子の本は自分にあうかとか確認もあって読み始めた。幸い山崎作品は十分楽しめそうであるが、沈まぬ太陽だけでこのごつさの本をあと4冊読むと思うと、… 気が重いな。
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