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相手の心を操る

「相手の心を読む」「相手の心を操る」
それができたらと一度は考えたことがあるでしょう。

人間関係は大きな悩みの一つです。
かのアドラーも「全ての悩みは人間関係に起因する」といったように、人間関係で悩む時間はとても多いです。

では、もし人を操れたら?
完全な催眠というのは難しいですが、ゆるやかな誘導というのは可能です。
それはビジネスでもよく行われています。例えば、手土産を持って行ったり、カフェでお話するのも誘導の一つです。

今回はそういった、人間関係を円滑にする方法について紹介します。
何となく誘導というと悪いイメージがありますが、相手を気持ちよくさせつつ思ったほうに誘導するので、結果的にはwin-winの関係になります。
逆に、知るだけで対策もできるので、ぜひ一読ください。

大まかな手順は以下の通りで、まず相手を理解し、誘導するという流れです。
1.観察する
2.分析する
3.信頼させる
4.誘導する

それでは、各章の詳細を説明します。

1.観察する

まず、相手のことを知ります。基本は共通点探しです。
相手の興味のあることを知り、相手の好みと自分の好きなものをすり合わせることで、友好度を上げていきます。
そのためには、相手の興味のあることを知る必要があります。
そこで役に立つのが、「表情」です。
例えば、目線が上下に動く=興味がある仕草です。逆に目線が左右に動く=興味なしの合図です。
口も気持ちを読むのに有効で、口に力が入っている=興味がないという合図です。
なので、相手の口が堅く閉じていた場合は、話題を変えたほうがいいでしょう。

いい話題がないー!という人は相手の身に着けているものを話題にしてあげるのが良いでしょう。
例えば、前回会ったときの服装を覚えておいて、次回話すととても良い印象になります。

2.分析する

次は相手をグループ分けします。すぐに性格がわかると良いのですが、意外と長く話さないと性格を知るのは難しいです。
そこで、見た目や話し方から性格を推測しましょう
持ち物のルーズさから、私生活が垣間見れることもあります。例えば、靴は良い例です。
ビジネスで靴をきれいにすることが大事というのは様々な本で述べられていますが、やはり習慣にするのは難しいです。
なので、靴がきれいであると、私生活もマメであることが少なくありません。
他には、言葉遣いにも表れます。ここで大事なのは、普通と違う言葉遣いを見つけることです。
そこから、過去の経験を知るきっかけになるかもしれません。

3.信頼させる

ここまでは相手の話を引き出すことが目的でした。ただ、ここまでのテクニックではどうしても上辺だけの話がほとんどになります。しかし大事なのは、深い話をすることです。
相手を誘導するには不可欠で、相手と仲良くなるためにも大事なポイントなので、ここからはもう1ランク上の「深い関係」を目指しましょう。
ここでキーとなるのは、「自己開示」です。簡単に言うと、自分から話すということです。
ただ大事なのは、個人的で少し重要そうな話をするのがポイントです。
例えば、家族の話や悩み、軽めな失敗談が特におすすめです。自分が心を開くと相手も信頼しやすくなります。ただ注意点として重すぎる内容だと相手が引いてしまうかもしれませんので、気を付けてください。

4.誘導する

最後に目的の誘導を行います。ここまでで十分相手と仲良くなり、相手を気持ちよく誘導します。
心の距離を詰めているので、あとはとにかく「強調」で印象に残させます。
基本は、1メッセージを相手の頭に残すことを考えてください。その1メッセージを繰り返したり、声のトーンを変えたりすることでメッセージが強調されます。繰り返すときは、言い方を少しずつ変えると、相手も気づかないまま印象に残りやすくなります。
練習するときは、少し大げさかなと思うくらいから始めてみると、クセが付きやすくなると思いますので、試してみてください。

以上で、相手を誘導する方法を紹介しました。
ポイントは重要なことを相手との信頼関係を深めることで、誘導は信頼関係の上に成り立つということです。
スピーチや商談でも、信頼なくして相手を動かすことはできません。誘導と聞くと悪いイメージがありますが、それは誠実な行動の積み重ねの上にやっと成り立つということです。
使って初めて効果が実感できるので、ぜひ簡単な部分から使ってみてください。

参考:一瞬でYesを引き出す心理戦略 メンタリストDaiGo

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