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4月に読んだ本【まとめ②:メモの魔力・ホリエモン他・Unity】

【感想】メモの魔力

著者は日常的に異常にメモをとる癖があり、その経験からメモの良さを伝える本です。メモをとるメリットは大きく分けて2つあります。①正確に事実を記録する②抽象化によって思考を深める、です。

まずは、①正確に事実を記録する、から説明します。メモを取ることで、時間がたっても正しい事実を忘れないというメリットがあります。

どうしても記憶に頼ると情報は曖昧になってしまいます。しかも、印象の強さで事実を間違えて記憶してしまう事も少なくありません。

それをメモに書くことで、印象の影響を逃れる事ができるのです。事実には圧倒的な価値があるので、それを正しく覚えておけるというだけでもメモをとる理由になるでしょう。

覚えておくだけのためにメモを取っているわけではありません。創造力を高めるためにもメモは使えます。それが、②抽象化によって思考を深める、です。

メモにとった事実から抽象化を行います。要は、本質部分を見極めるということです。例えばビジネスだと、顧客にどんな価値を提供しているかが本質でしょう。

その抽象化した概念を別のものに転用する方法を考えます。これが、事実から新しいものを創造する行程です。これをやって初めてインプットが活きるのです。

本書で紹介されている「抽象化ゲーム」も面白いです。内容は、2つのものを1つの共通事項でまとめるという簡単なものです。

例えば、メルカリもAirbnbも一般人が参加型のビジネスというくくりで言えば、同じです。こういった共通点を考えることで、物事の本質を見抜くことが出来るようになるでしょう。



【感想】刑務所なう。

刑務所内での生活に関して書かれています。安価なものでも管理されていると不便であることがわかります。例えば、ティシュで不便を感じることは日常でありませんか、それが規制されると途端に不便になります。読んでいて学校時代の校則の理不尽さを思い出しました。

刑務所というと退屈でキツイイメージがあります。しかし、刑務所だから常に地獄のように感じるというわけでもなく、環境に適応するものです。実際、朝のドラマを見ることなどの些細なことへの喜びが増していることがわかります。現状の自分の環境を振り返ってみると、意外と自由に過ごせているなーと感じるはずです。

ホリエモンは刑務所内でもアウトプットは欠かさず行っており、見たニュースにコメントを残しておくのは見習うべき点と感じます。アウトプットは大事。 

【感想】ブランド人になれ!

会社と個人の価値は別であり、会社は最大限利用するものであるという考えのもと行動するという思想で書かれています。

個人の価値を上げる方法としては、Twitterや会社での目立つプロジェクトに取り組むことを推しています。目立つことを重要視すれば、株価の下がっている会社も、逆にチャンスと捉えられるようになります。

また、会社を辞めるリスクをリスクと思わなくなれば、自分の価値を高める行動に最大限まで注力できるようになります。一言でまとめると「恥やリスクを過剰に恐れるな!」ということが一貫して主張されています。

Twitterで会社に迷惑かけても意外となんとかなっているのを見ると、もうちょっと自分をさらけ出して生きてみようかなと思える本。


【感想】unityではじめるおもしろプログラミング入門

unityをまだ触ったことがない人でもわかるように、初心者向けに書かれた本。内容は、if文等の最低限のプログラミング知識とボールを転がすゲームの一通りの流れを勉強すします。最終的には、ワープ・巨大化・加速・回転・ジャンプのやり方を覚えることが出来るので、そこから自分でゲームを作る事ができるようになります。

流れに沿って行けばゲームが作れるわけではないですが、読み終わった後にはゲームを作るための十分な知識は手に入っているはずです。ルールがないので創造性を発揮するチャンスとも捉えても良いかもしれません。

本を使ってプログラミングをするのはあまり良くないと思われています。しかし、ノートPCを使うのであれば、本を使うことでunityを画面いっぱいに表示できます。画像の多い本を選べば、十分にわかりやすいので、個人的にはオススメです。この本で一通りの流れを覚えられたので、苦手意識をなくすのに良く役立ってくれたと思います。



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