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子曰く、学びて時にこれを習う。

子曰く、学びて時に之を習う。亦説ばしからずや。朋、遠方自り来るあり。亦楽しからずや。人、知らずして慍らず。亦君子ならずや。

加地伸行 『論語 増補版』(株式会社講談社、2009年9月)


先生が言った。「学んでしばしば復習する。それはよろこばしいことではないか。友が遠くから来ることがある。それは楽しいことではないか。人がモノを知らないといって怒ることはない。それが君子の姿勢ではないか。



私は勉強の中で復習が嫌いだ。



正確には ”嫌いだった”

 予習復習が大切だ、と散々教えられてきたが、何回も同じ問題をやるのは飽き飽きしてしまっていた。
 だから勉強がやりっぱなしになり、できない問題がずっとできない、

できない問題が多く、復習が大変だから復習したくない、、

負の連鎖にのめりこんでしまう。


受験界では、

「複数の問題集に手を出すより、一つの問題集を完璧にしろ」

とよく言われる。

それは同じ問題を何回も解くことにより、確実にできるようにするということを目的にしているのだろう。強制的に復習をさせることにもつながるのだろう。

ここで孔子先生が言う、喜ばしいというのは、 


学んだことを復習し、それが身に付いていくのが喜ばしいということ


だと考えられる。


現代では、復習の有効性が説かれ、それをうまく活用することが求められている。

例えば  エビングハウスの忘却曲線  復習をしないとどんどん忘れていくということを示している。

それからPDCAサイクル。

p plan 計画
d do  実行
c check 評価
a act 改善

改善をしていくことが、発展していくために何より重要。

人は自分を振り返り、それを行動に移していくことが必要。


復習を大切にし、学んだことを確実に身に付けていくことが大切である。

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