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070-8409-5969←私の番号に電話がかかってきました

少し前になりますが、

こんな記事を投稿しました。ざっくりいうと、「しんどくなったら、電話してきてね」という取り組みです。

これはもともと坂口さんという方が行っている活動で、私も以下の一冊を読んで始めてみることにしました。

そして、先日ついに一本、お電話を頂戴しました。どうやらお仕事や人間関係に疲れ果てているといったところだそうで。

内容は個人情報なので省きますが、1時間ほどお電話でお話させていただきまして、シンプルに思ったことがあります。

「むっちゃ、嬉しい」

実はというと、こうした取り組みを始めたくせに、

「そもそも、しんどい人なんか少ない方がいいのだから、電話がかかってこないことこそ、一番いい状態なのではないか」

なんて考えていた節もありました。

ただ、実際「あの記事を読んで、電話しました」なんて言われると、「もしかしたら、自分でもこの人の役に立てるのかもしれない」なんておこがましくも、ありがたい気分になるもので。だからこそ、電話をいただいたことがシンプルに嬉しかったわけです。

どこの誰とも知らない者同士が、顔の見えない電話という形で繋がることにどれだけの意味があるかは分かりません。もはや、お電話をくれた方の期待に添えるようなお話をできなかった可能性すらあります。

それでも、少なくとも私は嬉しかったという事実があります。電話の内容には暗い話題が多かったのも確かですが、やはり私は嬉しかったわけです。

つまり、どんなに辛い内容の電話でも、根源的には、私にとって嬉しさの元になる。そんな気がしてきました。

であれば、やはり改めて言いたいことは

「気にせず、電話してきてくださいね」

ということ。

私には解決法も、薬の処方箋も提示はできません。ただ、時間を共有することだけはできます。

それで宜しければれば、逆に言うとその程度でありますので、なにかあれば気兼ねなく070-8409-5969まで。

あ、何もなくてもいいですよ。

私も何か作業しながらのお電話になるので、ホントに気兼ねなく。今回も風呂に薪をくべながら、お話させていただきました。

島旅農園「ほとり」 唐崎翔太

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