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あれれ、流行りのビジネスモデルに逆行してる?

最近、少しそろばん(嘘、エクセルです)を叩く機会が増えてきまして、叩けば叩くほど、儲かりにくい商売やってんだなぁとヒシヒシ思います。

昨今は月額課金のサブスクリプションだったり、youtubeや広告宣伝のようにお金を発生させるのに上限のないビジネスがフィーチャーされますよね。
極端なことを言うと、youtubeで収入を得ている人は、3年前の動画であっても再生さえされればお金が入る仕組みになっています。

他方で私がやっている宿泊業や農業は「売り切り」のビジネスモデルです。当たり前ですが3年前の客室にお客様をご案内できないし、3年もあれば作物はきっと土に還っていることでしょう。

こりゃどえらいところに手を出したなと思ったのですが、まちを歩けば飲食店をはじめ、多くの商売が「売り切り」であることに気づきます。

「売り切り」の場合は、在庫している分しか販売できないので、売り上げの理想値が固定化されてしまいます。
すなわち、1個100円のトマトを100個在庫していたとしても、もちろんですが101個目は在庫切れとなり販売できないわけです。つまり、この場合の理想値は総売上1万円ということで、101個目については、いわゆる機会ロスですね。
この点、最近はやりのビジネスモデルは機会ロスの心配がないので、理論的には理想値は青天井ということになります。

普段からビジネスのことを考えている方からすれば、「何を簡単なことをわざわざ、、、」とお思いかもしれません。
ただ私は自分でビジネスをするまでこの簡単な事実に気が付きませんでした。なんなら、会社員としてモノを販売しているときには「これが売れても売れなくても、給料ほとんど変わらねぇしな」と最悪の思考回路に陥ったりもしていました。

昨今、フリーランスとしての働き方が注目されますが、よくよくそれを見つめてみると、注目されるのは在庫ゼロかつ「売り切り」ではない型の仕事ばかりのように思います。

かといって、第一次産業をはじめ「売り切り」の仕事がないと困るというのも世の常ですから、誰かが泥臭く時代の流れに逆行しないといけないんだなぁと思う今日この頃です。

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日頃のモヤモヤを文字にしたら、どこか愚痴っぽくなってしまいました💦
お金をいただくというのは、これまた当然かもしれませんが、とっても難しいことのようです。

というわけで、本日はこれにて。
ご清読ありがとうございました。

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