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コラム「離島で遠吠え」

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疑問や提案を離島から「遠吠え」でお届けします!
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#旅行

「移動」しない旅を楽しむ ~お伊勢参りというヒント~

江戸時代のお伊勢参りでは、旅の思い出を披露する会が開かれたそうな。 そこに「移動」しない…

お客様は神様ではないけれど、主人公ではある

お客様が神様なら、私自身が相手に向って施すことは何もない。 なぜなら、私などよりも神様の…

香川の離島の若手農家、「らっきょう」観察始めました

「らっきょうを商品作物として育てられるか」 というちょっと真面目なお話と、写真を少々。 …

食べないと人生を半分損する可能性のある料理3選 in 札幌・小樽

この主張には2つの意味がある。 「半分損する可能性」が2つあつまると100%人生を損するという…

私たちはもうマルコ・ポーロにはなれない ~旅で視野が狭くなる?~

旅人を自称する人ほど、観光という言葉を嫌う癖があるように思う。 マルコ・ポーロと現代の大…

営利と人情

どうもカネと人情は相性が悪い。 「お金儲けしようと思ってやっているわけじゃないんよ」 ど…

「元」まちに住む私が暮らしたい未来のまち #暮らしたい未来のまち

まちが、まちでなくなる未来はもうそこまで来ている。 ★★★ 島にもどうやら「まち」があったらしい。 「あそこにはうどん屋があってね」 「向こうに商店があって」 昔の話を聞くと、この小さな島の中にも商いの風が吹き、多数の老若男女の息が聞こえていたようだ。 ただ実際、私がこの島に移り住んできた2020年にはうどん屋も商店もなく、ふとお金が使えるのは自動販売機程度となっていた。 “みなさんの思う「暮らしたい未来のまち」の姿をとおして、「未来」にとっての「昔」にあたる「今

名探偵のコナン君も、きっと島では事件を解決できない

日々記事を投稿しているが、最近改めて気づく。 「全然、島のこと書いてない」 そりゃ畑や宿…

新聞写真が私と師匠の最初で最後の一枚かもしれない

思い出をたくさん記録するのもいいけれど、一枚の写真からたくさんの思い出を呼び起こすのも悪…

旅では嘘もホントになる

嘘を嘘だと指摘するのは野暮だったりもする おじさんの知恵「冬場の雨は、天然の肥料になるん…

可愛い子には計算をさせよ?

人間という非合理で、もはや不条理な存在は淘汰されていくのだろうか? 152+49=?あなたは…

言葉を積む 〜観光学との向き合い方が私に教えてくれたこと〜

積み方が変われば、山道の起伏、そして山の形さえもが常に変わっていくはずなのだ。 掘ること…

note、名刺説

自己紹介もデジタル化? 記事を読んでから取材してもらう最近ありがたいことに立て続けにマス…

できることはある。やる人はいない。

できることをつい探したくなるけれど。 耕作放棄地だらけの島私も大阪や札幌にいた頃は、耕作放棄地など気にしたことがなかったが、今は日々、香川の離島で耕作放棄地に囲まれながら日々を過ごしている。 実際、私の畑も四方が耕作放棄地で囲まれている。大木が生えているところもあれば、背の高い雑草だらけの場所もある。 日光が当たらない何が一番の問題かというと、これらによって日光が当たりづらくなるということだ。 基本的に多くの作物は日光をたっぷりと欲するものである。そのため、畑の管理と