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Episode 295 懲りずにやらかしてしまうのです。

昨日の朝の話です。
朝食で差し向かいのパートナーが、しきりと右目を気にしているのです。
「ここ最近、右目の瞼がピクピクってけいれんするのよ…。」
聞けば、日に数回…といっても両手で数えられる程度、右目の瞼がけいれんするのが何日か続いているらしいのです。
検索マニアの私は、直ぐにスマホでネット検索。
片側の瞼が日に数回程度であれば…「眼瞼ミオキミア」という症状で、精神的または肉体的なストレスが原因でおこる現象、数日から数週間程度で自然に治るという類の記事を複数のサイトで確認してパートナーにそう言うと、納得した様子。

話はそこから「ストレス」の方向に…。
パートナーは介護系の仕事に従事していて、立場的には「ケアマネジャー」。
要介護認定を受けている利用者の方のケアプランを作成して管理するのが主な業務…なのですが、慢性的な労働力不足に悩む介護業界の話、自分の「本業」だけというワケにはいかないのが実情の様子。
介護の現場での「力仕事」も多々ある中で、自分の本業も何とか…。

ウチの場合、仕事が終わって自宅に帰ってからの家事の分担は、基本的に公平にしているつもり…ですが、トータルで受け持つ家事の分量はパートナーに偏っていることは多分間違いないのです。
特に日々発生する朝ルーティンの家事で、私が受け持っているのはフロ掃除くらい。
その分をクルマの整備や手入れ、庭の草刈りとか、外回りの仕事で相殺しているのがお互いの合意だったのですが、外の仕事なんて毎日あるワケはないのです。

毎朝、朝食とお弁当を作って、トイレ掃除して、洗濯物干して…。
このうちのどれかを私がやれば、家事と仕事を合わせたパートナーの日々の仕事の負担が少し減るのかな…。
「眼瞼ミオキミア」の話題から上手くパートナーの負担軽減の話を引き出せた私は、しばらく朝の台所仕事を引き受けることにするのです。
ここまでは我ながら上出来のコミュニケーションです。

ただ、何か引っ掛かる…。
ここ最近のパートナーのネガティブ・ストロークに凹んでいた私は、このネガティブを解決しようと必死でパートナーと会話しようとしていました。
もしかして、この会話自体が「ストレス」だったのではないか?

そう考えると…ここ最近のパートナーと私の関係性について、また新たな「疑惑」が発覚です。
それは、ここ最近の一連の会話をしたいと思っていたのは私だけだったのではないか…ということ。

仕事から帰ってきたパートナーは疲れていて、私の些細なASD的な行動がいちいち気に障った…これはパートナーの問題。
でも、そこに反応して自分の特性とパートナーとの関係性に踏み込んで行ったのは私。
この疲れた状況で、家に帰ってからもパートナーに余計なストレスを掛けていたのではないか?

会話は、お互いが向き合わないと成立しません。
どんなに私が真剣でも、相手が疲れていて向き合う気力がない時に、何を言ってもお互いが納得できる良い答えが引き出せるわけがなくて…。

パートナーに「いつもの」棘をさされて、私は「今回は」その痛みに気が付いた
凹んだことを精神科で話したら、パートナーとキチンと会話しなさいと諭された
そのまま持ち帰って、言われたとおりに話をしようと切り出した。
状況も考えず、パートナーの状態も良く見ていなかった。

また、ひとり相撲だったのかな…。
今はパートナーの家事負担を減らして、落ち着くまで「難しい話」は我慢することが必要なのかもしれません。

「機を見る」…は、私には難しいことです。
だから、具体的にパートナーの「笑顔」を目標にして、そこが当座の目指す場所だと信じて、今を過ごすことが大事なのかもしれません。

旧ブログ アーカイブ 2019/7/6

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