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Episode 290 独り相撲で完敗です。

私はASDという発達障害を抱えて生きていますが、このASDにもいくつかの分類が存在するようです。
私がそのなかのどの型にハマるのかは自分自身で良く分かっていませんが、少なくても「予定を立てて予定通りに行動する」ということを基本パタンに持つタイプであるとは思います。

予定を立てて予定通りに行動するためには「筋道を立てて物事を理解する」という能力が必要で、私は以前、このことをプラモデルを作成する「工程表」というお話で説明しました。
全体像を把握して優先順位を決め、工程表を用意して進捗管理をする。

実はこれが家庭内で「諸刃の剣」になることがあるのです。

昨日の話です。
お休みだった私と、仕事だったパートナー…私が休みですから、基本的に私が家事担当です
大雨警報で家から出ることを諦めた長男は、部屋で何をしていることやら…。
夕方、ある程度の食事の準備を整え、風呂の準備をして先に入ります。
洗濯物も畳んであるし、あとはパートナーが帰ってきて風呂に入っている間に料理を仕上げれば良い…今日は「トンテキ」だ、豚ロース切り身が 99円/100g の特売だったからね。
フライパンで肉を焼き、用意していたサラダとかを食卓に並べてさ…パートナーが風呂から上がったタイミングでピッタリ完成!
…のハズだったんだけどね。

パートナーが仕事から帰ってきた時点で、この話は躓きます。
パートナーを労って「お風呂どうぞ」と言ったつもりが、パートナーは「長男はどうしてる?」と質問していたらしいのです。
私は全く聞こえていません。
「また話を聞いてない!」
まぁ、聞いてなかったのは事実ですから。

気を取り直してトンテキを焼きます。
片面を焼いた辺りで「ご飯だぞー!」って長男を呼びます。
食卓に料理や取り皿を並べて、調味料やお箸を用意して…焼き上がりの良いタイミングでパートナーも風呂から上がってバッチリ!
「何で長男を先に風呂にいれないの?」
まぁ、これを聞いてなかったのも事実ですから。

「じゃぁ…長男、風呂が先だってさ。」
「先だってさ…って、何その言い方?」
だって、私が考えていた段取りと違うもの。
長男が食後にお風呂とかよくある話じゃない…まぁ、今日は早いし、梅雨時で乾きにくいから洗濯機を回して夜のうちから干しておきたいのは、分からなくはないけど…。

しょうがない、待つか。
長男が風呂に入っているのなんて、10分とか15分くらいの話だしさ。

「冷めちゃうし、先に食べたら?」
洗濯機に洗い物を投げ込みながら、パートナーがそんなことを言う。

もうダメだ…心折れた。
昨晩は食事を諦めて寝室に逃げました。

パートナーの疲れ具合もあって、パートナーの私の行動に対する許容量も少なかったのだろうとは思います。
でも、根本的には私の予定表管理が問題だったのでしょうね。
パートナーが帰ってきた時点で私の段取り通りに「お風呂どうぞ」ではなくて、先ずパートナーを労い、家の状況を共有して、どうするか摺り合わせるべきだったということなのでしょう。

「お帰り、お疲れさまでした…私は先にお風呂いただきました、長男はまだ入っていない…晩御飯はトンテキ、あとは焼くだけだけど、どうする?」
「今7時かぁ…雨降りで洗濯物が乾きにくいから、夜のうちに干して扇風機回しておきたいなぁ…」
「じゃぁ、パートナーと長男がお風呂あがってから夕食で良い?」
「うん!よろしく、お風呂入ってくるね!」

ボタンを掛け違えて最悪の結果。
結局、私のひとりで作った予定表に乗せようとしたことが問題。
パートナーにも長男にも意見を聞いていない…。

またやっちゃったなぁ、ひとり相撲。
この間、相手からの言葉をキャッチボールのボールを取るみたいに自分の視点で受け取っているって気が付いたばかりなのになぁ。

気が付いただけで進歩しない、自分自身に凹みます。

旧ブログ アーカイブ 2019/7/1

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