Hosono Akihiro

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最近の記事

目的意識と今を生きるの両立が難しいと思う今日この頃

今回は今後の細野ファームの目指す形を自分の考えの整理のために書き留めます。 まずは細野ファームの会社の在り方として 「世の中もっとこうなった方がいいんじゃないか」ということを科学的、論理的に実現していく会社であろうと思います。 その中で現在は食の一次生産に取り組んでおり、トマトの生産販売を主にしています。前述した会社の在り方は元々はトマト生産を行う中で掲げられたものであり、会社の在り方からトマト生産に取り組んでいるわけではありません。 私が農業生産を行う中で現状の仕組みで

    • 農業についてAIに聞いてみた

      文章を考えるなんてことは今後考えなくていいかもしれない。 ChatGPTにすべて任せてライティングしてみます。以下はすべてAIが書いた文章です。 農業は、人類の生存と発展に不可欠な産業であり、今後ますます重要性が増していくことが予想されます。将来的に世界的に農業がどのように変化していくべきかについては、以下のような点が考えられます。 1.持続可能性の追求:農業は、環境や社会に大きな影響を与える産業です。そのため、今後の農業は持続可能性を追求することが必要不可欠です。具体的

      • あけましておめでとうございます

        新年あけましておめでとうございます。 久しぶりのNoteですが日記のように昨年の振り返りをしていこうと思います。 2021-2022作の収量について このハウスでまともに栽培を行うのは初めてであり、過去最高の収量をとることができました。味も時期によってイマイチな時がありましたが全体を通して安定していたと思います。2022-2023作はこの収量を3%向上させるのが目標です。 2021-2022作の反省としましては コナジラミで9%近くの木をきりました。ある程度仕方ない部分

        • 農業を再定義

          農業を再定義 農業を色々なことを考えながら営んでいますが、自分のなかで今のところしっくりきている農業の定義があります。 それは ①農業は再現性のない生産業 ②農業はエネルギー交換事業 ということです。 再現性のない生産業 再現性がないのは天気が再現できないからです。生産業なのは変わりありませんが、気候という変数があまりにも大きいです。 日射により、成長スピードや収穫量が変わるためその後の人の数や動きにまで同じ変数が掛かってきます。 すべて日射の変数が掛かるなら計算は簡単

        目的意識と今を生きるの両立が難しいと思う今日この頃

          就農して7年目

          細野ファームの細野です 今年の8月で就農して6年が経っていました。 この7年の沿革と簡単な経営状況です 2016年 細野ファーム設立 ・大玉トマトの生産開始 売上300万 従業員数0人 経営面積18a 2017年 ミニトマトの生産開始 ・ポケットファームの開発開始 売上600万 従業員4人 経営面積18a 2018年 ミニトマト「スピカ」の生産販売開始 ・プレミアムトマトジュースの販売開始 売上1200万 従業員4人 経営面積18a 2019年 株式会社細野ファーム設立

          就農して7年目

          農業は成長産業なのか

          みなさん。お久しぶりです。 いつぶりなのだろうと遡ったら2年前の9月に下書きが残っていましたので、2年ぶりになるということです。つまり2年ぶりに記事を書くことになります。(進次郎構文) ルフィーも2年あれば覇気を習得するように、私も農業生産の覇気や経営の覇気を少しは身に着けたのかなと思います。 この2年で大きく流れが変わったなと思うことは輸出についてでしょう。 私が最近多くの人と議論するのも「日本は農業輸出国になれるのかどうか」です。 まずは農業という性質を見ていきましょ

          農業は成長産業なのか

          農業-IoT「ポケットファーム」の導入-

          こんにちは 細野ファームの細野です。 今回は農業のIoTについて 弊社で活用している環境制御装置「ポケットファーム」 を例にお話ししたいと思います。 ポケットファームって?ポケットファームはハウスをクラウドで一元管理できる環境制御装置です。 今の設備に信号機とメインユニットを接続するだけで、スマートフォンやPCから天窓、側窓、カーテン、暖房機、ミストなどを温度・湿度等条件で制御することができます。 各種センシング・ログ機能、シナリオ機能による柔軟で拡張的な自動制御で管理コ

          農業-IoT「ポケットファーム」の導入-

          新規就農-農協という組織-

          今回は、農業を始めるにあたり必ず力を貸していただく【農協】との関わり方について少しお話しします。 細野ファームの細野です。 岐阜県でIoTを用いたミニトマトの生産をしています。 20歳で縁のない農業を志し、0から起業しました。 詳しくは自己紹介をご覧ください。 農協に対する外からのイメージと実際突然ですが、皆さんは「農協」に対してどのような印象をお持ちですか。 「JA」「超大規模組織」「殿様商売」「悪代官」「政治」・・・ いろいろあると思うのですが、特に若者や就農を考えて

          新規就農-農協という組織-

          マーケティングのお話

          こんにちは。 細野ファームの細野です。 今回のテーマは 「私が行ったマーケティングについて」少しお話しできればと思います。 まず、私たちのいる農業には「農協」という強力な助太刀がいるので、 基本的には作物を栽培して市場出荷をすれば売り上げ自体はたちます。 量を出したらそれだけ売り上げがつくのです。 ただ、新規就農者が初めから量多く出荷していくのは大変です。労働量でカバーしなければならないので、「キツイ」「ツライ」作業になってしまうこともあるでしょう。 また、日本は人口減

          マーケティングのお話

          新規就農-資金・土地-

          こんにちは。こんばんは。 細野ファーム 細野です。 今回は私が大学を辞めて文字通り0から起業した時の資金の話をしようと思います。 農業をやってみたい。でも農家の家庭でもなく土地もお金もない。 やりたいことがあっても何から手をつけたら良いか分からない若者は多いと思います。 私自身もはじめは岐阜県の農家さんで研修をさせて頂くことから始めた訳ですが、どうやって株式会社 細野ファームを始めたのか。これからお話しします。 言いたいのは、 農業は「起業」しやすい業界だということで

          新規就農-資金・土地-

          再現性のない生産業

          こんにちは。 細野ファーム 細野です。 先日、自己紹介を書かせて投稿させていただいたのですがどれくらいの面積ですか?などの質問をいただいたのでその辺りの情報を書きながら、私が行ったことを書いていきます。 株式会社細野ファーム面積:6200㎡ 年間収量:ミニトマト60t 大玉トマト20t 中玉トマト23t 従業員数:15名(パート含む) になります。 細野晃大 1995年3月10日生まれ(25歳) 最終学歴:大垣西高校卒業 趣味:釣り🎣 です。 私は先日のnot

          再現性のない生産業

          自己紹介

          こんにちは。 株式会社細野ファーム 細野晃大(ほその あきひろ)です。 株式会社細野ファームは「農業を通して、笑顔・好奇心・驚きを提供し続ける」という理念の基に主にトマトを生産・販売を行っています。 今回このnoteを書かせていただいた経緯は 私は20歳の時に農業経験0から農業の世界へ飛び込み、四苦八苦しながら新規就農者として最後の年である5年目を迎えることができました。その経験が新規就農を志す方や、新規就農をしたばかりの方、なにか自分でやってみたい若者達へ少しでもお

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