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農業を再定義

農業を再定義

農業を色々なことを考えながら営んでいますが、自分のなかで今のところしっくりきている農業の定義があります。
それは
①農業は再現性のない生産業
②農業はエネルギー交換事業
ということです。

再現性のない生産業

再現性がないのは天気が再現できないからです。生産業なのは変わりありませんが、気候という変数があまりにも大きいです。
日射により、成長スピードや収穫量が変わるためその後の人の数や動きにまで同じ変数が掛かってきます。
すべて日射の変数が掛かるなら計算は簡単じゃん!と思われる方も見えると思いますが、天気はいまだに予想できません。
仮に予測できたとしても来週のシフトを天気によって変えることはできません。

エネルギー交換事業

農業は光エネルギーを光合成で行います。
光合成の化学式
6CO2+12H2O → C6H12O6+6O2+6H2O
明反応で光エネルギーを使い
明反応でできたNADPH2+ATPで暗反応を行い二酸化炭素を還元します。
人間へ植物がもたらすものは
食のエネルギーですがその過程で二酸化炭素を還元し水を酸素に酸化させています。
これらはすべて光エネルギーの交換から起きたことです。

再定義することでの意識の変化

再現性のない生産業である農業に少しでも再現性をもたせる手段か、あるいは変数に対して柔軟に論理的に対応していく手段を確立していくことが重要かと思われます。
例えば再現性を持たせる手段のひとつとして環境制御装置があります。
細野ファームは監修した環境制御装置「ポケットファーム」
できるだけ簡単に使いやすく、スマホひとつで制御管理できるシステムです。
変数に対して柔軟に論理的に対応していく手段として、勉学があります。
農家さんを多く見ますがあまりにも経験則による経営が多いです。
先人から学ぶことはもちろん大切ですが、少しでも植物の仕組みを知りましょう。

エネルギー交換事業と意識することで資源持たざる国の農業がいかに肥料や重油などの熱資源に対して考えていかなければならないかわかります。
エネルギー交換の効率を高めていくことが重要です。
また、二酸化炭素を減らす取り組みとして町全体、国全体で考えていくことも重要でしょう。





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