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目的意識と今を生きるの両立が難しいと思う今日この頃

今回は今後の細野ファームの目指す形を自分の考えの整理のために書き留めます。

まずは細野ファームの会社の在り方として
「世の中もっとこうなった方がいいんじゃないか」ということを科学的、論理的に実現していく会社であろうと思います。
その中で現在は食の一次生産に取り組んでおり、トマトの生産販売を主にしています。前述した会社の在り方は元々はトマト生産を行う中で掲げられたものであり、会社の在り方からトマト生産に取り組んでいるわけではありません。

私が農業生産を行う中で現状の仕組みでは成長が難しいことが分かりました。その話をする前にそもそも農業は成長産業であるのかという話をすると、国内マーケットは縮小で海外マーケットは成長です。これは単純に人口が増えれば食料が必要になるといったことと経済が発展すると食に豊かさを求めるからです。

農業生産が成長産業だと分かったところで、それを日本で行うことに価値があるのかという話になりますが販売の面では価値があると考えます。
人口が増加して経済が発展しているASEAN諸国及びインドに生産拠点が近いことと今後それらの国では気候的に自国で生産を行うことが難しい作物が多いことが挙げられます。
生産拠点が近いことは輸送費の部分と商品の品質面で圧倒的な優位性を生みます。

しかし、生産の面で日本が優位に立てるのかというと現状難しいでしょう。生産コストの中で大きく占める肥料の生産と石油などのエネルギーを海外に頼っているので肥料、エネルギーの原産国である国々にはローテク商品である農業生産物では生産で優位に立てないでしょう。
私はエネルギー利用の部分は今後優位性を作っていけるのではないかと考えています。例えば工場の排ガス・排熱利用であったり、地熱利用であったりエネルギー利用できそうなものは日本各地に存在しています。地域資源を有効活用することで生産面で優位にたてる可能性がでてきます。
あとは根本的に小規模すぎるので大規模化していくことが必要でしょう。

つまり私たち細野ファームが行わなければならないことは2つあります。
1つ目は海外での販売網を作っていく挑戦です。
2つ目は生産面で地域資源を有効活用しエネルギー効率を考えた仕組みづくりですが、直近では大規模なハウスを建設することです。

そういった大きなことを掲げながらリソースが足りないので今は自分の考えをnoteに綴り、賛同してくれたり知見を得れる人が現れるといいなと思いながら〆ようと思います。


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