里山の 青空・田んぼ・ミンミンゼミ 風切る坂道 今、夏全開!
真夏、温泉に入った。
太陽にジリジリ焼かれながら、露天風呂。
ふらりと蝉の子が柱に止まる。
みーんみんみんみん!みーんみんみん!!
スピーカーでも持ってるんだろうかと思うくらい
小さい身体からめちゃくちゃ大きな声で鳴くから、注目の的。
素っ裸の大人たちの視線を一身に受ける、ミンミンゼミ。
めいっぱい鳴いて、かと思えば急に気まぐれに去っていく。
自由だわー、と、去っていく蝉の子を目で追う。
蝉の子はあっという間にどこかへ飛んで行って、
目線の先には、遠くの山に溢れ出す緑の木々と、青空。
太陽から伸びる光の線が力強くて、あ、またどこかの蝉の子が鳴いている。
強くて、力いっぱいの夏。
この夏を、自転車で坂道下りながら風切って走り抜けたくなったので詠んだ歌。
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