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【ダスカロスの教えに学ぶ27】アトランティス滅亡のカルマ(「真理の言葉」第15章より)

今回から2回に分けて、「真理の言葉」15章を考察する。


“絶対無限の存在”と“エレメンタルの神々”を区別する

ダスカロスという言葉を使うことをあえて避け、絶対無限の存在 と呼ぶ。

という言葉を使うことによって、私たち自身の本質と尺度という観点で絶対存在矮小化してしまいました。これでは無限の存在への敬意とはなりません。このために、私はという言葉を必要以外にはあまり使いません。教会にはそれを使わせましょう。彼らは絶対存在である神の子である表現をロゴス、そして聖霊と呼んでいます。これらは正しいのです。

過去のことを胸に留め、なぜ彼らはより良い言葉を使わないのでしょうか? 私たちが使っているような “生命である絶対存在” のような言葉を使うべきではないでしょうか? また、その主要な特徴を与えるべきではないでしょうか? すでに話してきたように、その主要な特徴とはキネーシス[動き]とモーション[運動]とバイブレーション[波動]です。これらはまた生命主要な特徴です。

今、モーションという言葉を使いましたが、これはであるにある動きです。さて、今はこの表現を使いますが、この動きとはまだ何も動きが発生していない状態におけるモーションであり、法則であり、原因なのです。しかしながら、そこに絶対存在本質としてのモーションがあるのです。そのモーションはどこにあるのでしょうか? 私たちはそれをご意志(Noel註:意志の喜び)として発見するのです!

父である、あるいは絶対存在を何によって信じることができるのでしょうか? 私たちはすべてがその中にあることによって信じることができるのではないでしょうか? それは彼とか彼女を超えた、宇宙のように巨大で、大文字の “それ” で表現されるものなのです。すべては “その” 中に存在しています。なぜなら、絶対存在ご自身全なる智恵と全なる愛と全なる力 として表現しているからです。

他の教義では、キリスト教の教義ですら、父なる神を脇に追いやり、その表現であるロゴスだけを崇敬するものがあります。しかし、ロゴスはその根源である絶対存在表現なのです! そして、その表現根源より賢いとは言えません。キリストは「私の父は私より偉大である」(Noel註:ヨハネ福音書14章 28節)と述べています。キリストはこれらの言葉を自ら言ったのです。ですから、私たちは原初の原因である絶対存在を軽視しその啓示だけを崇拝するような姿勢を正さなくてはなりませんロゴス啓示における絶対存在であり、生命、意思、愛、全なる智恵と呼ばれるものを表現しているのです。

「真理の言葉」233‐234ページ、一部の太字化はNoelが実施

人間の知性と呼ばれているもので、私たち人間は絶対存在の本質にある特質のいくつかを探究し知ることができます。私は人々に「あなたは絶対存在ロゴス聖霊という言葉を使いますがなぜ神という言葉を使わないのですか?」と度々質問されます。

という言葉によって、私たちは何を理解することができるのでしょうか? は通り過ぎたあらゆる時代に存在してきました。これらのすべての人々は、神という言葉から何を理解したのでしょうか? 洞窟に暮らした原始人から現代の人類まで、これらの人々がつくり上げてきたものは、一人の神であり、また数々の神々ではないでしょうか? おそらく、人々より高次の知性が存在すると感じる必要性が、人々を護ってきたのでしょう。

それは恐怖の結果だったのでしょうか? そうかもしれません。しかし、それだけではなかったと思います。時間と場所の 現在のパーソナリティー  である全ての人間は、自身の中に「私が感じるような弱い存在ではない」という思い、すなわち現在のパーソナリティーが感じていたような思いを持っていたのでしょう。おそらく人間一人の神、あるいは神々つくり出した理由は恐怖だけではなく、内なる衝動や必要性もあったからでしょう。

「真理の言葉」230‐231ページ、一部の太字化はNoelが実施

人間が、内なる衝動と必要性によって創った神々は エレメンタル なのだ。

形態化された人間” は “形態なき神” を直に知ることができないゆえ、“エレメンタルの神々” を “ほんとうの神” と誤認してしまう。では、どうやって “ほんとうの神” を認識するのか? それは、(絶対無限の存在)がご自身の中啓示(表現)している ロゴス(“超自己”意識)と 聖霊(非人格的な超意識)を知ることが人間の限界……と謙虚に認めることで、わかるのではなかろうか?

(注)Noelが作図、ダスカロスの著書にある図ではない

真理の探究者” は、啓示したものを丹念に “観察” することで、あらゆるものを統べる 神聖なる計画 と 神聖なる法則 を学ぶ。“科学者” もまた“観察” によって、物質法則を明らかにしてゆく。地球人類はまだのように “生命現象” を完全に理解し、“命” や “物質” を創り出すことはできないが、失ったもの必ず取り戻せることになっている。

真理の探究者は、人間が何を学ぶことができるのかを知り学ぶために、マインド 理性として使わなくてはなりません。人間を学ぶのです! しかし、私たちは人間だけではありません。人間として私たちは存在しますが、同時に私たちはある(※)のです。ここではという言葉を使いましょう。誰でも「エゴ自己意識」としてはなのです。

大海からの一滴の水、それは大海の本質的な構成要素ですが、それ自体を大海と呼べるでしょうか? それはできません。しかしながら、一滴の水は大海の水と同じものです。私たちはであり、全能なる神の子であると、イエスキリストは言っています。私たちすべてはなのです。よって、私たちはであり、そして人間としても存在しています。二つの異なった次元、すなわち永遠の存在の世界存在の世界 があります。永遠の存在の世界は、永遠であり、変わることがありません。絶対存在すべての永遠の存在は、自己多重性自己充足性 の状態にあります。何と、自己多重性自己充足性です!

この惑星のあらゆる時代に存在したすべての人間は、物質形態、サイキカル形態、ノエティカル形態の人間 として、自己多重性や自己充足性を感じることができたのでしょうか? もちろん、それは無理なことです。なぜなら、存在の世界には自己充足性がないからです。なぜでしょうか? 分離の世界 に存在する人間は決して自己充足になり得ません彼らは自らの生き方によって自己充足性を楽しむ権威を失ったのです。たとえ人間形態(Noel註:人間のイデア)を持っていても失ってしまいました。これが人間の肉体に数えきれないほどの病が起きている理由なのです。言い換えれば、神聖なる法則 を冒している結果なのです。

【訳注】私たちはある:私たちは人間として一時的に存在する(existing)と同時に、内なる自己としてはもともとあるもの(Being)で、すなわち永遠の存在としての部分を持っていることを意味している。

「真理の言葉」236‐237ページ、一部の太字化はNoelが実施

シンボルオブライフ をみると、「大天使的自己意識(センター4)」と「人間の自己意識(センター5)」は、どちらも同等の能力と権威を有しているとわかる。

シンボルオブライフ
(注)Noelが作図、ダスカロスの著書にある図ではない

が、地球3次元に降下した人間はとある事件が原因で、永遠の存在としての能力と権威を失ってしまったのだ。

アトランティス滅亡のカルマ

「真理の言葉」14章でダスカロスは、古代アトランティス人について言及している。

これらの過去の神々(Noel註:エレメンタルの神々)の必要条件とは何であったのでしょうか? 過去を学ぶと見えてくることは、すべての人間が神々に彼ら自身の美徳、あるいは悪徳を与えていたということです。当時のユダヤ人が エホバ(Noel註:ヤハウェのこと)をとしたように、彼らは復讐をするための神を必要としました。他人に対して嫉妬心を感じるため、彼らは自分たちの神が妬む神であると考えました。このように私たちは、過去のあらゆる文明のすべての神々が、その時代に生きていた人々の特徴によって条件付けられていたことが分かります。

これらの神々は存在したのでしょうか? また、今も存在しているのでしょうか? それらは存在していましたし、今でも存在しています。アトランティスレムリア古代エジプトギリシャヒンドゥー、そしてアステカインカのすべての神々は、それぞれの時代に存在し、今も存在しているのです。なぜでしょうか? それらは単純にエレメンタルであり、マインド人間の解釈自然からの創造物なのです。

これらの神々はその時代の人々を助けていたのでしょうか? そのは一人の人間の概念だけによるものではありません。そのが一人の人間により取り上げられても、多くの人々がそれに賛同し、それらの人々が、私がグループエレメンタルと呼んでいる神を創造することになります。このように、何千何万という人々が自分たちに仕えさせるために、そのエレメンタルにエネルギーを与えてきました。

これについて、もう少し話しましょう。古代アトランティス人は、私が創造的思考と呼んでいるものを使っていました。これは、彼らの神々物質化さえでき特定の仕事を処理できることを意味しています。しかしながら、それらは単純にエレメンタルであり、非常に力を持った集合的エレメンタルなのです。

私たちが自分の潜在意識を内観し、エレメンタルに顔を突き合わせて、それがどんなプレッシャーの下にあるのかを学ぶ時、私たちはこれらのすべてのエレメンタルが如何にエネルギーを持っているかを理解することでしょう。過去の神々は存在していました。そして、それらは今も 宇宙意識 に存在しています

「真理の言葉」231‐233ページ、一部の太字化はNoelが実施

古代ギリシャの哲学者 プラトン は、アトランティスのことを著書(『ティマイオス』と『クリティアス』)に書いていて、アトランティスが海中に没したのはプラトンの時代の9000年前(いまから約1万1500年前)としている。

古代アトランティス人は、大天使たち のように “創造的思考を使うことができた(“創造的思考” については こちらの記事を参考にどうぞ)。しかし彼らはその能力を誤用し、アトランティス滅亡を引き起こしてしまったのだ、、、

何か他に知っておくことはあるでしょうか? それはすべての階級の 聖なる大天使たち マインドを使っているという事実です。彼らはいわゆる創造的思考というものを利用して、あらゆるものを存在させているのです。あらゆる階級の聖なる大天使たちは、神聖なる存在としてであり、永遠なのでしょうか? そのとおりです。彼らは大天使的自己意識を持っています。

なぜ人間創造的思考を使い、大天使たちが行っていることを出来ないのでしょうか? すなわち、それはエレメンタルである思考形態を物質化することを意味しています。人間もまた大天使たちに相当するなのに、なぜ出来ないのでしょうか

どんな人間も大天使なのです。教会は人間を「堕ちた天使」と呼んでいます。私はこの表現には賛成できません。私たちは堕ちてはいません。なぜなら、私たちが故郷に戻るときには、基本元素の大天使たち の誰よりも優位な立場になるからです(Noel註:放蕩息子のたとえ話)。

大天使たち思考形態物質化し、私たちが住んでいる世界や見える世界を創造していますが、私たちはものを物質化する思考形態としてマインドを利用できないのでしょうか? ごもっともな質問ですが、実はある時代まで私たちもその権限を持っていたのです。しかし、私たちがそれを悪用したため、その時以来その権限を取り上げられてしまったのです。歴史を遡ればそれが見えてきます。彼らは自分たちの間で基本元素を使い思考の砲火をあびせ合い戦った過去がありました。これらは旧約聖書から読み取ることができます。これらは思考という創造的力大変悪い利用手段なのです。

誰によりその権限を取り上げられたのでしょうか? 彼らは悪用したためにその権限を失ったのです。いつかそれを取り戻すことができるのでしょうか? もちろん、人間がそれを再び利用する上で相応しい状態になった時に取り戻すことができるのです。

人間はマインドからものを物質化することができるのでしょうか? イエスキリストはこの世に来て、次のように言いました。「はっきり言っておく。もしからし種一粒ほどの 信仰 があれば、山をも動かすことができる。私にできることはあなた方にもできる。もっと偉大なこともできる」 この一節はキリストの言葉として新約聖書に書かれています(Noel註:マタイ福音書17章 20節)。彼は私たちが本当は誰であるかを伝えるためだけに来たのです。これが真のキリスト信仰クリスチャニティーが意味することなのです。現在の教義としてあるキリスト教信仰を指していません。犯罪や殺人について述べることを避けるためにも、これ以外のどんな特徴にも触れないことにします。

「真理の言葉」244‐245ページ、一部の太字化はNoelが実施

アトランティス人は自ら創った悪魔のグループエレメンタルが引き起こした争いによって文明圏のすべてを滅ぼし、それが原因地球人類は、“創造的思考の喪失”、“過去世の忘却”、“輪廻転生” などの “カルマ” を背負うことになった(原因と結果の法則)……と推測している。

じつは、アトランティス滅亡時記憶らしきものをじぶんは持っている。

幼少時、恐ろしい兵器を収めた巨大な神殿とか、大津波と巨大竜巻が身近に迫って「これで終わり」と覚悟を決めたりするをみた……そして、いつも頭の片隅に「滅亡の悲劇を止めなくては」という切実な思いがあった。

わたしの産まれた1960年代は、核実験 が盛んに行われていた。

Wikipedia「核実験」より

核戦争の一歩手前までいったキューバ危機 の3年後、わたしは広島に産まれた。

父は被ばく者で、父の兄は原爆で負った火傷で亡くなっている(享年13歳)。祖母はが降りそうになると、外で遊んでいる子供たちに「はよう家に入りんさい!」と険しい顔で声をかけた。外遊びをしたいわたしは祖母の言葉を疎ましく感じたが、彼女の心配は正しかった

当時の雨水には、大気圏内核実験で生じた放射性物質が含まれていたのだ。

人類は核兵器開発だけでなく、原子力発電においても スリーマイル島原発事故チェルノブイリ原発事故福島原発事故 など、、、いろいろやらかしてきている。

環境省「2.2 原子力災害」のページ より
図のサイズが小さいので、サイトをみたほうがわかりやすい

「東京都における月間降下物中のCs137の経年変化」をみると、1960年代以降徐々に下がってきていた 放射性降下物(フォールアウト)の濃度が、1986年のチェルノブイリ原発事故、2011年の福島原発事故の際に一気に上昇している。

↑ とまあ、そんな感じで諸々タイヘンでしたけれど、、、“核戦争” や “放射性物質汚染” で人類は滅ぶことなく世界人口は80億人を超えて繫栄し続けている。貧困、戦争、環境破壊、気候変動、パンデミックなどの問題も、正しく考えられる人たち(「天使を創れる人たちの努力と献身によって乗り越えられる……と、わたしは信じている。

アトランティス滅亡は地球の振動数が “下降” に転じた時期に起きたが、キリスト誕生が転換点となり、いまは地球の振動数が “上昇” してゆく時期 だからきっと大丈夫。何とかなる。

88星座めぐり では、アトランティス時代カルマに関するをいくつかみた。

わたしがカルマの返済を終えて6次元に還るのは、地球軸 が「ケフェウス座の恒星りゅうこつ座の恒星」となる頃?(A.D.6000年~A.D.8000年)……と踏んでいる。その頃の地球3次元は、現状からは想像できないほどの美しい天国となっていることだろう o(≧▽≦)o♪