はじめに
わたしがスピリチュアルなことを考える場合、経験的、感覚的にもっとも馴染むのは ダスカロス の「教え」である。
ダスカロスを知ったのは、2008年頃だったと思う(もう少し前だったかもしれない)。「メッセンジャー」という本を読み、彼の「教え」の高度な内容、ヒーラーとしての目覚ましい能力に触れて驚いた。
ただ、わたしは、彼の「教え」に完全に沿った暮らしを、ずっとしていたわけではない。ダスカロスが「真理の探究者」に求める7つの約束のハードルは極めて高い。
7つの約束
「白いローブ」をまとうのに相応しくなるには、相当の鍛錬と覚悟が必要だ。誰にでも門戸は開かれているが、教えの核心に届く人間はごく少数だろう。
その「敷居の高さ」ゆえ、わたしはつかず離れずというスタンスだった。普段はほとんど忘れた状態でありつつ、意識の深い部分においては離れたことはなかったように思える。スピリチュアルな探究について書きはじめると、やはりじぶんの中では「ダスカロスの教え」がベストであり、他に類のない誠実さと愛情を感じる。
念のため書いておくが、わたしはダスカロスを先生として尊敬していても、彼個人への依存や崇拝はなく、教えの内容を絶対視もしていない。非物質世界や霊性の探究は自由だから。各自がそれぞれの精神的なバックグラウンドや、志向に合ったものを選べばよい。そういう認識の上で、「わたしの基礎はコレです」と述べている。
↑ ここまでは2021年5月に書いたもの
追記(書籍の紹介)
ーーー(2022/8/1追記)ーーー
ダスカロスの娘さんであるパナヨッタさんが出された本を購入し、そこにある瞑想法を実践しはじめた。
3つの身体のバランスを保つ瞑想、両肩にあるエネルギー・センターを意識して三角形をイメージする瞑想、大天使の五芒星によるプロテクションなど。実践的で、効力の高い手法を学べる。
未読だったこちらも購入。
ダスカロスの語るイエスやマリアには、他のひとのものにはないリアリティを感じる。
ーーー(2022/12/19追記)ーーー
下記は、ダスカロスのエジプト時代の転生記憶が反映されていて、個人的にちょっと苦しい感じもあるが……内容はひじょうに優れている。
ーーー(2023/1/23追記)ーーー
さっと読んだだけではわかりづらい、ダスカロス特有の用語の理解に役立つ講義録。
2000年前、地球3次元に在ったイエス・キリストに触れることができる下記もすばらしい。
他に、「キリストのたとえ話」を解説した本もある。
読みやすく書いてあるが、ある程度「新約聖書」や「ダスカロスの教え」に馴染んでからでないと、理解は難しいかもしれない。読むたびに新たな発見があるのは、ダスカロスの著書すべてにいえる。
ーーー(2023/3/17追記)ーーー
ダスカロスのお弟子さんであるハリー・ランバート(ハラランボス)氏の本も読み始めた。
難しい内容を、平易でわかりやすい言葉で説明してあるので、はじめて「ダスカロスの教え」に触れる方は、この本から読まれるといいかもしれない。
ーーー(2023/9/4追記)ーーー
パナヨッタさんの新刊。
「シンボル・オブ・ライフ」の学びに欠かせない1冊となっている。
ーーー(2023/10/23追記)ーーー
ギリシャ語(ダスカロスの母語)や英語(ダスカロスが話せた言語)が分かる方は、原著 ↓ を読んだほうがわかりやすいかもしれません。
Noel は母国語である日本語の習得ですら苦労したひとなので、、、原著の読解は完全に諦めモード、、、というか、読む気力が湧きません (;^_^A
「ダスカロスの教え」に学ぶ
「ダスカロスの教え」に関する記事を、マガジンにしています。
Noel は、キプロスのパナヨッタさんのサークル、日本のダスカロスのサークルとの繋がりは持っておりません。すべて「Noel 個人」が自主的に取り組んでいるものです。なので、「ダスカロスの教え」にはない部分もありますし、何より Noel の現在のパーソナリティーの未熟さゆえ、誤解や曲解、お見苦しいところが多々あると思います、、、よって、Noel の書くものは個人的意見として参考にする程度に留め、ダスカロスおよびパナヨッタさんの著書の精読と、そこで紹介されているエクササイズの自主的実践をおススメいたします。
用語解説
用語解説は必要に応じて追加している。万象を形づくるおおもとの 概念 を正確に把握することは重要なのだ……ひじょうに哲学的で論理的な「ダスカロスの教え」を理解するには、彼が使う用語の理解が必須である。
真理探究のためのシステム
主の祈り
マタイによる福音書6章 6-13、ルカによる福音書11章 2-4
エーテル(感覚エーテル、運動エーテル、刷り込みエーテル、創造エーテル)
エーテル・ダブル/エーテル対応体
以下は、キリストのタラントンのたとえ話(マタイによる福音書25章 14‐30節)の解説で、ノエティカル体のエーテル・ダブルが他の体のものとは違っていることを示している。
人間の場合だとサイキカル対応体はサイキカル体、ノエティカル対応体はノエティカル体になる。
エーテル(マインド)・バイタリティー
マインド
このマインドという言葉もダスカロス特有の用語であるが、一般的に使われているマインド……すなわち人間の心、意識、精神などの意味が含まれていると思う(注:著書の中にはそういう説明はない)。
次元とマインドの関係性は以下になる。
エーテル・センター
人体のエネルギーセンターに関しては、ヨーガの教えにあるチャクラが有名。
基本7つあるとされるが、ダスカロスの教えでは、ハラ、太陽神経叢、ハート、喉、頭の中央などのエネルギーセンターに適した色やイメージを使ったソフトで安全なワークを行う。人体のエネルギーセンターを不用意に活性化させるワークは危険であるとし、激しい呼吸法や身体ワークは推奨していない。
各人のレベルに合わせ、無理なく、安全に霊性を目覚めさせてゆくことへの細やかな配慮が、ダスカロスの教えの特徴だ。また、ダスカロスは「無批判に信仰する者より、理性的な無神論者のほうが神に近い」という。わたしも、「真理の探究者」は知性的、理性的であるべきだと思っている。無批判な崇拝や依存は、真の理解、精神的な自立を遠ざける。ダスカロスは自らの教えを教義としたり、教祖のようにふるまうことはなく、ヒーリングや教えはすべて無償で行った。
次元の分類(物質界、サイキカル界、ノエティカル界、ノエティック・ステート、コーザル・ステート)、各次元における体について
夢の中で訪れているのは、主に4次元(サイキカル界)、5次元(ノエティカル界)の世界。現段階で、わたしが記憶を持ち帰れるのは5次元まで。それより高次元になると、視覚的、言語的な記憶を目覚めた後に再現できない(が、どこかにストックされているとは思う)。
サイコ-ノエティカル
サイコ・ノエティカル体についての考察。
サイコ-ノエティカル・イメージ
サイキカル・ライト/ノエティカル・ライト
スーパーライト/メンタル・ライト
分離の世界/二元性の世界
各次元の振動数
永遠の今/永遠の現在
体外離脱
肉体のエーテル・ダブルのうち、創造エーテルは肉体から離れることはない。創造エーテルが離れると肉体は死に至る。あとの運動、感覚、刷り込みエーテルの一部は、自己認識とともにサイキカル体に移動する。
ーーー(2023/2/15追記)ーーー
88星座めぐり の やまねこ座の探索2 で、サイキカル体 → ノエティカル体への体外離脱を実体験。そこから、下図を作成。
ーーー(2023/11/7追記)ーーー
体外離脱に関する記事を書いた。
ーーー(追記おわり)ーーー
エレメンタル
ダスカロス特有の用語のひとつに、エレメンタルというのがある。これは、ひじょうに理にかない、体験的にも納得できる優れた教えである。
人間の「一時的パーソナリティー」(人格)は、エレメンタルを総和したもので構成されている。エレメンタルの素材はマインドであり、既存のエレメンタルの再活性化にもマインドを使っている。宇宙に存在するものはすべてマインドからつくられ、存在し、命を保っている。が、人間と永遠なる存在は創造されたものではなく、絶対存在によって放射されたものである。
人間は日々絶えまなくエレメンタルをつくり出し、また他者のつくったエレメンタルを活性化させている。その行為と結果に「無自覚」であり続けるのはひじょうに危うい。「内省」によって有害なエレメンタルを自覚し、それを非活性化させることで、バランスのとれた落ち着いた人格を保てるようになる。
人-天使(思考-欲望型エレメンタル)/人-悪魔(欲望-思考型エレメンタル)
意識
自己意識/超自己意識
この用語については、ダスカロスの用語解説では用法を把握しづらいところがあったので、ハラランボス・ランバート氏の著書の解説を採用し、自己意識(self-Consciousness)と“自己”意識(Self-Consciousness)として表記に区別をつけた。
個別化された自己性(霊-エゴ-存在、自己認識-魂、永遠のパーソナリティー、現在のパーソナリティー)
霊-エゴ-存在/霊-魂-エゴとしての存在
自己認識/自己認識性
意識認識性
ヤコブの階段(梯子)/意識進化の7段階
Noelは「意識の7段階」を以下の用語と分類で使用している。
第1段階:感受性(鉱物)
第2段階:感覚(植物)
第3段階:本能(動物)
第4段階:潜在意識(人間)
第5段階:自己意識、意識認識性(目覚めつつある人間)
第6段階:“自己”意識(目覚めた人間、魂 のレベル)
第7段階:“超自己”意識(大天使的人間、テオーシス)
一体化/アットワンメント
テオーシス
自己実現
「永遠の存在」と「一時的な存在」
永遠のパーソナリティー
現在のパーソナリティー/一時的パーソナリティー
永遠の原子
シルバー・コード(Silver Cord)
共通の自己性
大天使的人間
天なる人間(人間のイデア)
自己認識-魂/魂
聖なるモナド/聖なるモナドとしての自己
内なる自己
潜在意識
宇宙意識/宇宙メモリー
絶対存在、絶対無限の存在、神、全能の神、父なる神
絶対存在(実在)性、絶対無限の存在(実在)性、無限なる実在
全なる愛、全なる智恵、全なる力
自己充足/自己充足性
自己無量性
意志の喜び
超知性
多重性
神聖なる瞑想
神聖なる慈悲/神聖なる恩寵
天地創造
存在の世界
7つの天国
神の放つ “生命の光”(意志の喜び)が、存在の世界 である7つの天国を創造している。
キリスト・ロゴス、聖霊
キリスト・ロゴスという表現に抵抗感を持つ方もあるだろう……が、ダスカロスとキリストとの繋がりは深く、聖ヨハネ(ヨハナン)のガイダンスを享けていることなどもあり、ダスカロスの教えはキリストの教えが主軸となっている。
どの「道」を通っても同じ神のもとに還ることに変わりはないが、「神-人」であるキリストの手を取り、キリストに支えながら歩く道はもっとも明るく、最善なものと確信するゆえ、わたしはクリスチャンとして生きることを選んだ。
エゴとエゴイズム
辞書的な意味でのエゴ(ギリシャ語で“εγώ”、ラテン語で“ego”)は、「認識、意欲、行動などの主体として、他と区別される自分。自己。自我」など。
大天使/天使
基本元素(エレメント)の大天使
4元素性(テトラクティース)
原因/イデア/原理
実現性の循環
蓋然性の循環
蓋然性とは、元の用語の “probability” を訳したものである。あまり日常的に使われる言葉ではないため、概念を把握しづらい。
形態と原型
神聖なる原理/神聖なる法則
神聖なる計画
原因と結果の法則
神聖なる慈悲/神聖なる恩寵
アチューンメント
観察/観察力
エクスタシー
信仰
内省
瞑想
ヨハナン
パターンド・ブリージング(基本の呼吸法)
ダスカロスの推奨している呼吸法に、ヨーガの呼吸法を加えてアレンジした。もとの呼吸法を知りたい方は、「エソテリック・プラクティス」を参照のこと。
《呼吸法を行うに当たって留意すること》
1、呼吸法は多々あり、優れたものも有害なものもある。呼吸法は人間の生理機能、精神面に与える影響力が強いので、実施には細心の注意を払う。
2、エーテルのエネルギー・センターに性急な刺激を与えると、神経系統に機能障害をもたらすことがあるので注意する。
3、パターンド・ブリージングは、エクササイズや瞑想の前に行うと効果的。
4、呼吸法に慣れてくると、エクササイズや瞑想のときに限らず、自然とこの呼吸法ができるようになる。規則正しい呼吸ができるようになると、エーテル・バイタリティーがより多く蓄えられるので、じぶんの健康のためにも、それを必要とする他の人々のためにも活用できるようになる。
《呼吸法のやり方》
1、思考と感情を穏やかにし、すべての活動から精神と肉体を解放してリラックスする。舌先を 口蓋 前部に軽くつけ、顔の筋肉は緩める。
2、最初に大きく1回で息を吸い込み、1回で大きく息を吐き出す。
3、心臓の鼓動に合わせ、3つ数えながら鼻から息を吸い込む。最初の「1」で横隔膜を下げ(緊張させ)て腹部と腰部に息を入れる。「2」で肋骨を広げて胸に入れ、「3」で胸の上部(鎖骨まで)いっぱいに吸い込む。
4、続けて3つ数えつつ、鼻から息を吐く。吐くときは横隔膜を緩め、腹部と腰部→胸部→胸上部の順番で、息を完全に吐いてゆく。
5、この「3つ吸って、3つ吐く呼吸法」が自然にできるようになるまで、毎日数分続ける。
3-3カウントの呼吸法に慣れたら、次は4-4カウントの呼吸法を試す。胴体を4つのパートに分け、吸うときも吐くときも、常に腹部から始め、鎖骨部を最後にする。これに慣れてきたら、6-6カウント、もっと慣れてきたら7-7や8-8も試してみる。やがて、誰もがそれぞれ「じぶんに合ったカウント」があることに気づく。ただし、5-5カウントの呼吸法は精神的にマイナスの影響を与えるので避けること。
5-5カウントの呼吸法が良くない理由として、5という数字が持つ形態(物質性)への閉塞性や防衛力 が考えられる。5は「物質性」を不必要に強め、霊性を高める目的にはそぐわない影響を持つのであろう。
ダスカロスの呼吸法は鼻で吸って、口から吐く方式だが、吸って吐いてをすべて鼻で行なっても構わない。どちらでも、じぶんが自然にできるほうを選べばよいと思う。口から吐くことのメリットは、力づよくしっかり吐き切ることでき、濁ったエネルギーの排出を促してエネルギッシュになれることだと思う。
瞑想や集中力を高めるときは、呼気も吸気も鼻で行うのが適切に思われる。鼻の奥を通る空気を感じ、そこから脳の中心部を意識すると瞑想に入りやすい。この状態から、ブルース・モーエン式の「ハートの知性に質問するワーク」(詳細はモーエン氏の「死後探索マニュアル」で)を行うと、スムーズに回答がみつかったりする。
呼吸筋(横隔膜・肋間筋・内外肋間筋・胸鎖乳突筋・斜角筋・腹直筋・腹斜筋など)や、体幹を安定させる 腸腰筋 などを鍛えるエクササイズをするとよい。「深い呼吸」は体幹筋を強化する。
呼吸法を行う際は、会陰と下腹のインナーマッスル(腸腰筋など)を軽く締めた状態をキープしつつ、横隔膜の上下(吸うと縮み、吐くと緩む呼吸筋)を意識して胸式呼吸を行うと体軸がブレにくい。吸気のときは肋間を広げ、腰までしっかり空気を入れるイメージで行い、呼気のときは腹筋(みぞおち下)を締め、肺の中の残った空気を追い出す。とはいえ無理はせず、自然にできる範囲で構わない。
☆彡☆彡☆彡
ダスカロスの教えに関しては著書が出ている。興味を持たれた方はそちらを参照ください。
(3)につづく