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【AIは美人を優遇するのか?】

こんにちは!椎名悠です。

突然ですが、皆さんの職場に美人な女性はいますか?


あ、いませんか?失礼しました。

あ、それも失礼ですか?ごめんなさい。


皆さん、こんなシーンを想像してみてください。


ある日、新卒社員として、女性A子さんがあなたの部署に配属しました。

A子さんは超がつくほどの美人です。

そして、そんな美人のOJT担当はあなたに決まりました!

そんな時、あなたはどんなことをするでしょうか?

ついつい普通の女性以上にOJTを張り切ったり、そんな美人なA子さんの悩みを聞いてあげたりするのではないでしょうか?


このように、人は(特に男性)美人な女性に弱いです。

なんならビジネススキルが普通の人より弱くても美人を優遇してしまうほどに。


じゃあ、AIだったらそんなことはないんじゃないの?と思ったのですが、あながち変わらないのでは?とも思ったので今回ブログにしました。


〈そもそもAIってどんな仕組み?(機械学習)〉

まず、そもそもAIってどんな仕組みなのかからお話ししたいと思います。

よく言われるディープラーニングとかいうやつですね。

あれで囲碁のプロ棋士もボロカスに負かされたとか。

まず、基本的な仕組み(機械学習と言います)としては、大量のデータを与えられることで、そのデータ内で定義された特徴(専門的には特徴量と言います)を基に、どんな結果が出るのかを学ぶことを繰り返すことで、新しいデータに対してもその学びを基に正解を予測する、というものです。


例えば、アイスの売上と気温の関係データを大量に与えられると、AIはその気温の高さによってアイスの売上が上昇していることを学習します。

そして、じゃあ気温30°の時のアイスの売上は?とたずねられた時にその学習結果から売上を予測します。

ざっくり言いますとそんな感じです。


で、ディープラーニングはそのデータの特徴量もAI自身が定義して学習し続けていくので、今言った機械学習の中でも高度な処理といえます。

だからプロ棋士も負けちゃうんですね、残念。


〈AIが採用担当者だったらどうなる?〉

では、そんなハイスペックなAIが会社の採用担当者として利用された場合、どうなるのでしょうか?

通常の人間の採用担当者の場合、少し前までは顔採用なんて話もありましたから、結構美人は優遇されてきたんですよね。

というか、僕の前職の採用担当者(それもトップ)も平気で自分好みの美人を採用する基準を設けてましたからね、世知辛い世の中です。


でも、機械だから美人であることは関係なしにスキルのみで採用を決めるんじゃないの?と思いますよね?

でも、果たして本当にそうでしょうか?


まず、先ほどのようにAIに大量のデータを学ばせる必要があります。

そのデータとしては、今まで採用してきた人達のデータを使うことでしょう。

その人の経歴や卒業大学先、家族構成、ビジネススキル(資格等)といった様々な情報がそこにはあるでしょう。

さらには、その人達が採用後どれだけ出世をしたのか、どれだけ会社に貢献したのかの情報も含まれていることでしょう。

そのデータを基に、AIは学習し、これから採用する予定の人達の情報から採用すべきか、落とすかを判定する、ということになります。


一見すると、機械だから冷静に判断しそうですよね?

やった!これからは平等にスキルで判断してくれる世界になる!と思ったそこのあなた。よ〜く考えてくださいね。


もし、そのデータに「美人」か「美人でない」かの情報も入っていたらどうなりますか?


先ほどより、美人は優遇されやすいというお話をしてきましたが、これは単なる憶測ではなく、美人の方が生涯にわたってもらうお金は多いという結果も出ているので、紛れもなく真実なんですよね。
(こんな記事があるのでご参考まで↓)


となるとですよ?

もしかしたら上司の計らいで会社に貢献しやすいプロジェクトに入れてもらってたり、実際に助けられることでプロジェクトを成功に導いたり…。

美人の方が結果としてうまく出世している可能性も出てきますよね?


ん?じゃあ

結局美人がビジネスで成功する可能性も高くなっている?


もし、この仮説が正しい場合、そのデータを基にAIが学習すると、美人であるという特徴量も採用基準に含むべきと判断する可能性が高くなることでしょう。


例えば、同程度のビジネススキル・経歴を持っている女性が二人いたとして、もしその二人が「美人」か「美人でない」かの区別がされていたとしたら、AIはためらわずに美人な方を採用に決めるのではないでしょうか。


〈結局AIも人と変わらない?〉

今回のお話では仮説を基にしてますが、結局のところAIも人間と同様に美人を優遇する可能性が高いと結論づけます。


とはいえ、AIの学習の前提として大量のデータを人間に提供してもらう必要があります。

つまり、僕達人間がそのデータをきちんと整理しておけば(美人かどうかなんて情報を削除してしまえば笑)、もっと機械的な判断を下すのかもしれません。


しかし、あくまでもそのAIを活用するのは人間であるわけで。

わざわざ美人でない人を採用するきっかけを作るわけがないのも人の性なわけで…。


結局データに美人か美人でないかの情報も入れてしまうのではないでしょうか。

となると、AIは機械だから無機質な考えでスキルのみ重視する、なんて発想はもしかしたら的外れなのかもしれません。

結局そのAIを扱うのは人なので。

本質的な部分は人間のエゴが介入するということ。


うーん、結局ルックスは大事なのか…何だかなあ。

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