【放射性廃棄物で“数千年もつ電池”を発明 -しかもダイヤです-】
こんにちは!椎名悠です!
今回も新しいビジネスアイデアを紹介します。
まずはこちらの記事の紹介です!
ダイヤモンドが放射性廃棄物からできるのも驚きですが、それが数千年も持つ電池になるなんて誰が予想できたでしょうか?
〈数千年もつ電池「人工ダイヤ」について〉
それでは早速この魅力的なダイヤについて説明します。
これは先ほどお話ししたように、放射性廃棄物から作られる人工のダイヤモンドです。
この電池のことを「原子力電池」といいます。
実は原子力電池自体は、昔から開発されてきた部類の電池なんですが、この人工ダイヤモンドは、適切な放射性物質で作れば1000年以上もデバイスを動かし続けられるんです!
え?でも放射能がヤバいんじゃないの?
そう思いますよね?
しかし、実はこの電池、放射性物質を材料にしてるとはいえ、この電池から出る放射能は数ミリの薄い板等で簡単に遮ることが可能です。
つまり、電池の外装だけで充分防げます。
しかも、電池内部も放射線は微量で非常に安全。
また、自然崩壊が終わって放射線が生じなくなれば、電池の寿命は尽きるとのこと。
まあ、それが1000年以上先なので、その様子を見ることが僕たちには不可能なんですがね。
〈そんな魅力満載のダイヤですが・・・〉
しかし、何事も良いことづくめでないのが世の常です。
実はこの電池、確かに1000年以上持つのですが発する電力は少ないので、スマートフォンやPCといったデバイスを稼働させるだけの力はありません。
え、じゃあそんなの役に立たないじゃん!
と思うかもしれませんが、この電池にはとても重要な役割があるのです。
この電池のメリットは、「電池交換が不要となる」という一点につきます。
つまり、電池交換がしづらい環境下のデバイスに対して、とても需要のある電池なのです。
例えば、宇宙にいう人工衛星や、怖くてできるなら誰も近寄りたくない放射能廃棄物施設とか。
そこに設置してしまえば、あとは半永久的に稼働できるため、非常に安心ですよね!
〈この開発の大事な視点〉
さて、こんな画期的な技術があるなんてびっくりですが、個人的にはこの開発において、「毒を薬に変えた」ことが重要なことだと思います。
よく、薬も与え過ぎれば毒となり、毒もうまく使えば薬となる、なんて話を聞きますが、ここでは放射能廃棄物という毒を、薬に変えたものです。
一つの視点で見ると、放射能廃棄物は「恐ろしい」「危険なもの」といった見方になりますが、一方でこのような画期的な光り輝く美しい電池になるのです。
それは、先ほどの視点だけで見てると気付きません。
物事は一つの視点で見るだけではその長所を見出せないことにこの話は気付かせてくれました。
視点、やっぱり大事ですね。
というわけで今回は以上です!
それではまた次回お楽しみに〜!
このように、毎回ビジネスアイデアを紹介する記事はマガジンで連載しているため、過去の記事についてはこちらをご覧ください。↓
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