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#忘れられない恋物語
クスクス笑う貴方を私ならもっと上手に愛せるのに
私の好きな人は友人の彼氏だった。
その人の背は電車の吊り革程度で
襟付きの服を着ない首元はやけに色気があった。
友人から彼の話を聞く。
あんなところが嫌だ、もっとこうして欲しい。
…私だったらもっと上手に愛せるのに。
愚痴という名の惚気を永遠と聞かされた
駅前のファミレスのドリンクバーは何種類もあったが
いつも決まって飲むのは好きでもないアイスコーヒー。
貴方が好きだと友人が教えてくれたから
君の形をしているもの
吸ってるタバコなんだっけ?
キャメル
2日も一緒に寝たから寂しいかもって思った
ため息が出るほどにあざといその子
俺はアメリカに行くと決めてから
はや一年が経とうとしている。
またおいで
すぐいきたい
あと半年もすればアメリカに行く俺は
2年の時間を共にした彼女に別れを告げ、
3年勤めた会社を退社し、
珈琲屋とレンタルビデオショップで働いている
このすぐ行きたいなどと軽々し