竹内結子さんが亡くなったという受け入れがたい真実
「竹内結子さんが亡くなった」。朝そんなニュースが流れてきた。
「え…?」本当に訳が分からなかった。唖然とした。呆然とした。だって本当にあの『竹内結子』さんだったから。
あぁまたか…。またなのか…。また私の好きな人がいなくなってしまったのか。私は死神なのではないかとまで思った。
だって竹内結子さんは女優さんの中で一番好きな方だったから。
竹内さんの泣く演技が私は本当に大好きだった。勿論演技もとても上手く、女性としてもカッコよくて妖艶で憧れの女性だった。
その中でも泣くときの演技は目が釘付けになるほど、意識が遠のくほど魅了された。震えるように、切ないまでに、そして子供の用に泣くあの演技は竹内さんにしかできない。
『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』が地上波で放送されたのは3カ月程前だった。楽しみすぎて時間前からそわそわしていたのを忘れない。本当にカッコよくて、かっこよすぎて女ながらに恋してた気さえする。
『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』も竹内結子さんだからこそのあの敵か味方か分からない雰囲気が醸し出せていたのだと思う。水川あさ美さんとの掛け合いも最高で、絶対続編があるとまで私は思っていたんだ。
私が竹内さんと出会ったのは『黄泉がえり』だった。SMAPが好きで親から草なぎ剛さんが出てるからと軽い気持ちですすめられたDVD。このころから映画好きだった私でも衝撃が走るほどの神作品だったのを忘れない。今から17年も前の作品だなんて思えない程今でも鮮明に内容を覚えている。今でもたまに思い出すほどに。
今の人たちは知らないかもしれないけれど『黄泉がえり』は本当に社会現象を巻き起こしていたと思う。作品にはそうそうたるメンバーが出演し、負けず劣らずの脚本の良さ。そしてRUIの主題歌。RUI名義で出した柴咲コウの楽曲はオリコンチャートを大いに賑わせた。
透き通る唄声は「誰が歌っているんだ?」「本当に柴咲コウなのか?」と。寧ろまだまだ無名だった柴咲コウの名を世にとどろかせたと言っても大袈裟ではないと思う。
その中でも竹内結子さんと草なぎ剛さんの存在感はとてつもない物だった。この年の日本アカデミー賞で竹内さんは優秀主演女優賞も取っている。
ほんの1カ月前、精神的に落ち込んでいた私を気遣って友達が電話をしてくれた。その時にたまたま芝居の話になって私は「竹内結子さんが大好き」と熱く語っていたのだ。
もう二度とあの人の素敵で憧れで身震いするほどの演技が見られないなんて思いたくない。
「子育てに…」という言葉を見た時、私も「産後うつ」という言葉を真っ先に思ってしまった。
だって竹内さんのお芝居はどう見たって憑依型だもの。悪魔が乗り移ったのかって思う程黒々とした目力。そんな方だからきっと子育てでも引っ張られてしまったのかもしれないと思った。
狂ったような演技をする時もあったから生きながら精神を削っている、そんな様に思えた。
ツイッターではやはり三浦春馬さんとの接点を想いだす人、そして『コンフィデンスマン』を想いだす人が沢山いた。私もその一人だった。
端からは「幸せそう」に見えていてもそれが真実とは限らない。腹の奥底、頭の中、いろんなとこでもやもやしたもの黒い塊がうごめきだっていたりする。
本当に悲しい。
だからこそ、竹内さん、どうか天国で幸せに本当に幸せに暮らしてください。
こころからそう願っています。
HSP気質な私に少しだけ救いの手を…。サーポートにより私に生きてる意味を頂けましたら幸いです。