見出し画像

#23【お悩みに答えます】私の痛みは私だけにしか分からない。そうでしょ?

 こんにちは、人馬交流分析士のりょーじ(@Horse Value)です。人馬交流分析って何?りょーじって誰?それをやって何になるの?という疑問への答えは#1をお読みください!

 僕が馬と人との交流を題材として、人間の生活を豊かにしたいと考えているお話を#2~#7でしてきました。
 

 ただあんまりまだピンと来てない皆さんのために、馬との交流体験が実際にどんな風に生活に活かされるか、具体例をあげてお話ししていきたいです。

 そこで、皆さんがもつお悩みを一つづつ見ていき、そのあと馬との交流体験から得た学びで解決策を提案する、という形式でこの何回かは進めていきます。

 

 では早速本日のお悩みを見ていきましょう。

 「私の痛みは私にしか分からない。そうでしょ?

 私の気持ちをあなたが分かるはずなんてない!だってこの体験をしたのは私だけなんだから。

 確かにそうなんですが…ことはそんなに簡単ではないんです。

 ということで今日のラインナップはこちら!
・私の痛みは私だけのものではありえない
・仲間っていうのは良いものだ
・コンサートの体験 ~感動は増幅する~

 どうやらりょーじはとんでもない主張をするみたいです。最後まで読んだら納得してもらえるはずなので最後まで読んでください!

私の痛みは私だけのものではありえない


 率直に、どういうこと?って思いますよね。

 今回も早速馬との交流を例にお話していきます。

 自分が機嫌が悪い時、どんなにそれを隠そうとしても馬に伝わってしまいます。

 以上でお話は終了です。ほら、自分の痛みはもはや自分だけの痛みじゃないんですよ。

 馬も僕の痛みを感じます。馬によって、僕との関係性によって反応は違います。心配そうに寄り添ってくる馬、怖がって離れてしまう馬、ちらちらこっちを伺う馬など…。

 いつも僕はそれに気づいて申し訳なくなって、この馬たちの痛みをなくすためにも自分のイライラを何とかしよう、と思っていました。

 それに、この自分の痛みを分かってくれているんだ、と思うだけでもすごく楽になりました。

 人と関わらない、というのは到底無理です。#18でもお話ししましたけど、人間は互いを鏡として光を届けあう生き物です。互いに影響しあう。

 だから、あなたの痛みも光となって誰かの鏡に映ってしまうんです。

仲間っていいものだ


 馬がいつも僕を色々な方法で癒してくれることを、僕は本当に幸せに思っていました。

 僕が持っている痛みの一部を持ってくれているんだな、と思いました。だからこそ、僕は彼らが恐怖や不安を感じたときに一番にそばにいてあげたいと思いました。

 例えば雷の夜は彼らが落ち着くまで小屋の前に座っていました。

 そんな痛みの持ち合いが、人と馬という種を超えて起こる。だから僕は、人間同士がそれをできないはずはない、と思っているんです。

 ここで僕の大好きなマンガ「キン肉マン」の一節を紹介します。

ふたりというものはいい…楽しい時は二倍楽しめ苦しい時は半分で済む

漫画『キン肉マン』ブロッケンJr.の名台詞


コンサートの体験 ~感動は増幅する~


 先日、僕はMr.Childrenのコンサートに行きました。

 いや、歌声は素晴らしかった。でもなんだか物足りなかった。

 なぜか。コロナ禍の影響で声だし禁止だったからです。

 声を出してはいけないから、歌えなくて不満なのか?

 いや、そうではないと気づいたんです。

 実は、僕はMr.Childrenの歌声と共に、みんなが歓声をあげ、一曲一曲の始まりで悲鳴があがり、全ての曲を大合唱するあの空間に感動していたんだな、と思ったのです。

 さっきのキン肉マンの台詞が思い当たります。ふたりとは良いものだ、楽しい時は二倍楽しめる。

 本当にその通りだな、と思います。たくさんの人と感動を分かち合ってこそたくさんの感動があるんだな、と実感したのです。

 そしてその時、ここからここまでが僕の感動で、ここからそこまではあなたの感動だ、なんて言えますか?

 ちなみに、そんな感動の共有が自然と起きるから、アーティストのDVDでは必ず熱狂するお客さんや涙するお客さんが映るんです。あ、これは僕の考えで誰か製作者に聞いたわけではないんですけど、きっとそうです。

 だから。あなたの痛みはあなただけのものではありません。

 自然と分け合っていることに気づきましょう。それを感じて何かしてくれている人に気づきましょう。

【お悩みへの回答】あなたの痛みは自然と誰かにも痛みを与えています。だからそれに気づいて素直に一緒に持ってもらいましょう。そして分け合いましょう。

 明日も一日頑張りましょう! 
 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?