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#1 トラブル続きの初日

僕は2019年の9月から11月下旬ごろまで一人でヨーロッパの国々を旅しました。当時20歳でした。今回は沖縄からの出発、そしてイギリス初日の夜について話していきたいと思います。

2019年9月出発当日、沖縄からイギリス、ロンドンへ出発する為に那覇空港に到着。出発前に大学の休学手続きを済まし、長期旅の予定のためケータイも解約するなど、準備万端と思っていた僕。出国手続きを済ませようと受付へ行くと、さっそくトラブル発生。「帰国の分のチケットは?」と受付のお姉さん。「持ってないです…」と僕。「帰りの分を持ってないと手続きできません」とお姉さん。…はい、完全にピンチです。プチパニックになりました。出発目前でさっそく旅中止の危機に陥りました。

しかしながら帰りの分は持ってませんでしたが、イギリスからポルトガルへのチケットがありました。僕はめげずにそれをお姉さんに見せて、ポルトガルから陸路で何ヶ国か回る予定であり、帰りの日にちを決めてないことを説明しました。そうすると、慣れないことで戸惑っていたみたいですが、お姉さんも理解してくれて出国手続きを何とかパスすることができました。これでやっと旅がスタートできます。

手続き後、空港まで送ってくれた友達に見送られ、いざ、フライトへ。ここからもまた長い。イギリスまでのフライト費用を少しでも安く抑えるため、LCCを2回乗り継ぐ最安チケットを買いました。フライト、乗り換え時間合わせて31時間の長時間コースです。まず沖縄から台湾へ。到着が夜だったため、台湾で早速の空港泊。台湾の空港で12時間以上は余裕で待ったのではないでしょうか。その後、台湾からタイへ。そこから、ようやくロンドンのヒースロー空港へ。その間、機内で食べた機内食が中々豪華で興奮しました。最安と言っても片道5万ですから、その価値はありました。

沖縄を出発してから31時間ようやくヒースロー空港に到着しました。入国審査を抜けた先は憧れのイギリスです。ウキウキが止まらなかったと思います。しかし入国早々、失敗に、気づきます。到着したのは21時とかそれぐらいの時間だっとと思います。9月でもイギリスの夜って結構寒いんです。沖縄と比べたら特に。僕が持って行った服はほとんど夏服。冬服と言っても沖縄仕様のもの1,2着。困りました。旅中要らない荷物が一気に増えました。(今思うとその時点で使わないものは捨てればよかったのになと思います)

気を取り直してあらかじめエアビーで予約しておいたゲストハウスへ向かいます。空港から地下鉄でゲストハウス付近まで行きました。地下鉄を降りて、ゲストハウスを探すのですが見つかりません。出国の際にWIFIを借りなかったのでルート検索は使えません。WIFIを借りなかったのはこれまで何度か海外に行った中で電波がなくても目的地にたどり着くことが出来ていたので問題ないと思っていました。が、しかし探しても宿は見つかりません。しかも、時刻は24時ぐらいだったと思います。初めての場所で回りには飲み屋があちこちにありました。その騒がしい雰囲気とでかいバッグを背負ったアジア人は目立つので正直、少しビビっていました。

誰かに絡まれる前に宿を見つけないといけないと思い、若い女の子二人組に声をかけて場所を聞きました。不安でしたが、女の子二人組は嫌な顔一つせず、気さくに対応してくれて、ゲストハウスも無事見つかりました。安心しました。その日の宿の一階はクラブ&バーみたいになっていて、入り口にはガードマンが立っていて、音楽もガンガンななんだか騒がしい夜の店という感じ。その二階がゲストハウスで音漏れガンガンでした。ロンドンにはそういう業態の店は結構あるっぽいです。

こんな感じで沖縄出発からイギリス初日も色々ありましたが、無事宿にもたどり着くことができ、旅一か国目のイギリスでのスタートが切れた、そんな夜でした。

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