【2023/09/23】恐るべき自分史
父のところに一冊の本が置いてあり、何気なく手に取りました。
自伝のようですが、著者は存じ上げない方。聞くと、知り合いの年配の女性で、自費出版されたそうなのです。
驚いたのはその分量。小さい文字でびっしり、長編小説並みの厚さです。
「本は全然読まないけど、どんどん書けるんだって」
え、そんなことあるの!? スティーブン・キングに教えたい!
で、売るつもりはなく、何冊か作って知人に配っているそうです。
「もらっても、ねえ…」と苦笑いする父。(明らかに読んでなさそうです。)
おそらく手書きで、何百枚も書かれたのでしょうが、そのモチベーションがどこから来たのか、本の内容よりも気になりました。
皆さんは自分史、書けそうですか?
私はとても無理です。
昔のことを思い出して何かを書くなんて、どちらかというと苦しい作業です。
楽しいことももちろんあったはずですが、詳しく思い出せるのはなぜか大変だったことばかり。
とても陰気な自伝になりそうです。
過去を振り返るよりは、今を考えている方が、ずっと楽しいので、一生自伝は書かないだろうと思います。
冒頭の方は、楽しい人生を送ってきたのかな、と羨ましいような気持ちになりました。
いや多分、年代的に大変なこともあったはず。おそらく良かったことにフォーカスしてきたのでしょう。
すばらしいリソースです。
私も50歳からの人生なら書けるようになるかもしれません。
「50年省略! 残り50年を綴る!」 なーんてね。
一体何年生きるつもりだ!?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?