Plug and Play Japan、アクセラレーションプログラム Summer/Fall 2020 Batch 採択企業が発表されました
みなさんこんにちは!はじめまして、Plug and Play JapanのHoです!先月入社したばかりのPR担当ですが、国内外の様々なスタートアップ企業の情報にたくさん触れることができて、とても刺激を受けている日々です。
さて、入社して1ヶ月で、社内では大きいプログラムがすでに動いています。それは、Plug and Play Japanで年2回に実施するアクセラレーションプログラムです。
で、それはなんなの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、僕も新人で最初イマイチわからなかったのですが(汗)、ここでわかりやすくまとめてみたいと思います。
1、「アクセラレーションプログラム」とは?
検索したところ、大手企業がスタートアップと協業・出資などを目的とし、オープンイノベーションの一環として期間限定で行われるプログラムとのことです。英語では、acceleration programで略してAPと呼ばれる場合もあるようです。
一般的に、期間を3ヶ月で定めることが多いです(この一区切りの意味で英語ではBatch(バッチ)と呼ばれます)。
つまり、大手企業が事業のイノベーションを活性化させる為に、スタートアップに対し自社のリソースを提供し、企業の新規事業などの協業・投資により創出する目的で参加するプログラムです。企業側が持っているリソース、スタートアップ側が持っている技術/プロダクトをお互いにWin-Winの相乗効果が期待されます。
因みに、インキュベーションプログラムと同一視されがちですが、こちらは、起業前のアイデアからのサービスの作成・起業を促すのに対し、アクセラレーションプログラムは既存企業の成長を促すのが主であるようです。なので、アクセラレーションプログラムは欧米諸国含め主にはプロトタイプが完成しているスタートアップ企業を対象とすることが多いと言われます(なるほど!!)。
2、Plug and Play Japan Summer/Fall 2020 Batch
Plug and Play Japanはコーポレートパートナー企業とともに、業界などの“テーマ(英語ではVertical(バーティカル)とも呼んでいます)”を主軸として、国内外のスタートアップを支援しています。
・国内スタートアップをグローバルレベルのスタートアップへ
・海外スタートアップを日本市場に進出へ
という両方を支援していく約3ヶ月のプログラムを年に2回実施しています。
夏〜秋に渡ってSummer/Fall 2020 Batchが、6月1日から始まったばかりです。
テーマですが、現在では6テーマ(IoT、Fintech、Insurtech、Mobility、Brand & Retail、Hardtech & Health)に分けられ、スタートアップが自分の業界や属するビジネス領域で相応な部門に採択されます。
先日Plug and Play Japanから公式パートナーである大手国内企業38社(2020年6月1日時点)と共に国内外合計104社のスタートアップを採択したことを発表しました。
発表内容はこちら:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000028153.html
採択企業一覧:
104社も一気に採択!選考プロセスを見たところ、実はショートリストと呼んでいる書類審査には300社以上のスタートアップが進み、その後企業パートナーと実施する選考会を通じて104社が選出されたのです(厳選!)。そのうち、国内39%(41社)・海外61%(63社)という結果になったそうです(海外勢が!!)。
3、プログラムに参加するメリット
選考が厳しそうに見えますが、さあ、スタートアップがこのアクセラレーションプログラムに参加するのは、どんなメリットがあるのか気になりますよね。
実はスタートアップ担当の先輩にお聞きしたところ、プログラム期間中に、よりスタートアップを支援するため、企業パートナーとともに様々なイベントが行われるそうです。
具体的に例を挙げますと、
・スタートアップと企業パートナーの個別面談
・様々なネットワーキング機会(最近コロナの影響でオンラインになっているようです)
・ディールフローセッション(ビジネスマッチング)
・様々なワークショップなど
前期Winter/Spring 2020 Batchでは合計で100超のイベントを行ったそうです!
また、スタートアップはこのプログラムを通じて、複数のコーポレートパートナーのリソースを活用でき、幅広く多数の大企業との連携の機会を得られます。さらに、グローバル展開を目指すスタートアップはシリコンバレーなど海外にいるVCによるメンタリングやシリコンバレーでのピッチの機会、グローバルマーケットへのアクセスも可能です。
3ヶ月間のプログラムの最後には、成果を発表するEXPO(一般的にDemo Dayに呼ばれる)も設けられています。スタートアップが3ヶ月間でどんな成果を出すのか、とても楽しみですね!
ちなみに、先週5月26日では、弊社京都拠点のPlug and Play Kyoto 初のEXPO がオンラインで開催されました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、京都では初のEXPOはオンラインでの開催になりましたが、当日合計1,270名の方々に視聴いただいたという結果に。Hardtech&Health分野のスタートアップ15社(海外5社、国内10社)が成果発表をし、EventHubを介してオンライン上で活発な交流ができ大盛況でした。
京都EXPOイベントレポートはこちら:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000028153.html
前期「Winter/Spring 2020 Batch」の成果発表の特設ページはこちら:
http://japan.plugandplaytechcenter.com/ws2020video/
4、Plug and Play について
最後にPlug and Play についても少し紹介したいと思います。
Plug and Play は2006年に創立され、シリコンバレーのサニーベールに本社を構えてます。現在、世界16カ国30拠点以上に拡大し、世界最大級のアクセラレーター・VCとも言われます。
Plug and Playが提供するアクセラレーションプログラムでは、幅広くスタートアップを募集し、多数の応募の中から選んだ潜在力のあるスタートアップに対して、約3カ月の期間限定で支援を実施します。
昨年の実績をみると、60を超えるアクセラレーションプログラムを実施し、400社超の企業へイノベーションを提供していました。また、投資部門であるPlug and Play Venturesは積極的に投資活動を行っており、PayPalをはじめ、Dropbox、LendingClubなどグローバル展開するユニコーン企業も投資先です。
2006年の創立から、Plug and Playは 2,000社を超える企業をアクセラレートし、70億ドルを超える資金調達を達成しています。また、シリコンバレー本社には年間を通して500社以上のスタートアップが入居しています。今後も大手企業とともに、革新的な技術やアイディアを持つスタートアップの創業初期の事業立ち上げを加速する役割を担います。
最後に、Plug and Play Japanについてまとめた動画がありますので、是非ご覧ください!
ということで、新人PR担当の1回目記事は以上になりますがいかがでしたか?もし何か気になることがあれば、下記のメールにて気軽にご連絡くださいませ。
ho@pnptc.com
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